「うちの子は通知表がオール3でした。」
保護者面談でよく聞く言葉です。
多くの方は、
「3だから真ん中くらいかな」
と思われます。
しかし、現在の公立中学校では必ずしもそうとは言えません。
実は、通知表オール3は平均よりやや低い位置にあることが多いのです。
昔の通知表は「相対評価」だった
以前の通知表は「相対評価」でつけられていました。
例えば100人の生徒がいる場合、
- 5・・・7人
- 4・・・24人
- 3・・・38人
- 2・・・24人
- 1・・・7人
というように、人数の割合が決められていました。
この時代の「3」はまさに平均であり、偏差値50前後に相当していました。
現在は「絶対評価」
現在の通知表は絶対評価です。
先生が定められた基準に沿って評価を行います。
そのため、
- テストで高得点
- 提出物をしっかり出す
- 授業態度が良い
- 発表や発言ができる
生徒は4や5を獲得しやすくなっています。
クラスによっては半数近くが4や5になることも珍しくありません。
オール3は偏差値40〜45程度のイメージ
もちろん学校によって違いはありますが、
通知表オール3は学力的には偏差値40〜45程度に相当すると考えられます。
つまり、
「勉強が全くできない」
わけではありません。
しかし、
「高校受験で有利な位置」
とも言えません。
特に埼玉県の公立高校入試では内申点が重要なため、オール3では選択肢が限られてくる場合があります。
オール3の子によくある特徴
実際に指導していると、オール3の生徒には共通点があります。
テスト勉強を始めるのが遅い
テスト前だけ勉強するタイプです。
日頃の積み重ねが不足しています。
提出物がギリギリ
内容よりも「出せばいい」という意識になっています。
授業中の発言が少ない
理解していても積極性が評価につながっていません。
勉強方法が分からない
努力不足ではなく、やり方を知らないケースも多くあります。
オール3からオール4は十分可能
保護者の方に知っていただきたいのは、
オール3は決して手遅れではない
ということです。
中学1年生や2年生なら、
- 学習習慣を整える
- ワークを3周する
- 提出物の質を上げる
- 授業に積極的に参加する
だけでも大きく変わります。
実際に通知表が
オール3 → オール4
になった生徒はたくさんいます。
高校受験で大切なのは「今」
通知表は過去の結果です。
大切なのは、
「次のテストまでに何を変えるか」
です。
オール3だからダメなのではありません。
オール3の状態を放置することが問題なのです。
中学生は正しい学習習慣を身につければ、大きく成長できます。
まとめ
現在の公立中学校では、通知表オール3は昔のような「平均」ではありません。
絶対評価の導入により、オール3はおおよそ偏差値40〜45程度の位置にあることが多いと言われています。
しかし、オール3は伸びしろの大きい状態でもあります。
高校受験で重要なのは、現在の成績ではなく、これからどれだけ成長できるかです。
まずは次の定期テストに向けて、学習習慣を見直すことから始めてみましょう。
