2026年度の東大文系合格者数ランキングを見ると、
1位 開成 54名
2位 聖光学院 45名
3位 麻布 33名
となっています。
この3校だけで132名。
東大文系合格者1,228名のうち約10.7%を占めています。
つまり、
「東大文系合格者の10人に1人以上が開成・聖光・麻布出身」
ということになります。
これは非常に大きな数字です。
特に開成は198名前後の東大合格者を毎年出していますが、その中でも文系だけで54名を送り込んでいます。
東大文系志望者にとっては、まさに日本最高峰の環境と言えるでしょう。
なぜ男子校が強いのか
上位10校を見ると、
- 開成
- 聖光学院
- 麻布
- 筑波大学附属駒場
- 灘
- 海城
- 駒場東邦
など、男子校が圧倒的多数です。
男子校の強みは、
①東大受験向けの教育ノウハウ
長年の合格実績があるため、
- どの時期に何を学ぶべきか
- 東大対策をどう行うか
が体系化されています。
②同じ目標を持つ仲間が多い
周囲の友人が
- 東大
- 京大
- 医学部
を目指す環境です。
自然と勉強することが当たり前になります。
③中高一貫教育
高校受験がないため、
中学3年~高校1年で高校課程を終了し、
高校2年から大学受験対策に入る学校も珍しくありません。
公立高校と比べると1年以上のアドバンテージがあります。
神奈川勢の躍進
近年特に目立つのが、
聖光学院
です。
かつて神奈川男子御三家といえば
- 栄光学園
- 聖光学院
- 浅野
でしたが、
現在は東大合格者数では聖光学院が神奈川県トップクラスです。
首都圏最難関校としての地位を確立しています。
海城高校の躍進
今回の記事で最も伸びた学校の一つが
海城高等学校
です。
昨年19名から24名へ増加。
海城はここ20年で急激に進学実績を伸ばした学校として有名です。
特徴は、
- 探究学習
- 国際教育
- 理系教育
を強化しながらも東大合格者を増やしている点です。
埼玉県立浦和高校が公立トップ
埼玉県民として特に注目したいのが
埼玉県立浦和高等学校
です。
文系合格者13名で全国10位。
しかも上位10校の中で数少ない公立高校です。
これは非常に価値があります。
浦和高校の特徴
浦和高校は県内トップの男子校です。
毎年、
- 東京大学
- 京都大学
- 一橋大学
- 東京科学大学
- 国公立医学部
へ多数の合格者を輩出しています。
高校受験組だけでこの実績を出していることが最大の特徴です。
なぜ浦和高校は強いのか
理由は大きく3つあります。
①優秀な生徒が集まる
埼玉県トップ層の男子が集結します。
中学受験をしなかった優秀層の受け皿になっています。
②自主自立の校風
浦和高校は
「自由」
で有名です。
しかし自由の裏には自己管理能力が求められます。
大学受験でも主体的に勉強する文化があります。
③伝統的な進学校
100年以上の歴史を持つ進学校です。
OBネットワークも強く、
東大・一橋・医学部への進学文化が根付いています。
中学受験組と高校受験組の比較
今回のランキングを見ると、
上位のほとんどが中高一貫校です。
これは中学受験のメリットを示しています。
中高一貫校
- 高校受験がない
- 先取り学習ができる
- 東大対策が早い
公立トップ校
- 高校受験がある
- 中学時代は部活も頑張れる
- 学費負担が少ない
というメリットがあります。
どちらが良いという話ではなく、
お子様のタイプによって向き不向きがあります。
埼玉県の中学生・保護者へのメッセージ
今回のランキングを見て感じるのは、
「東大を目指すルートは一つではない」
ということです。
確かに、
- 開成
- 聖光学院
- 麻布
などの中高一貫校は圧倒的な実績を持っています。
しかし、
埼玉県立浦和高校のように、
高校受験からでも東大を十分目指せることが証明されています。
中学受験をするかどうかで悩むご家庭も多いと思います。
大切なのは、
「どの学校に行くか」
よりも、
「その学校で6年間、または3年間をどう過ごすか」
です。
東大合格者数は学校選びの一つの指標にはなりますが、それだけで学校を選ぶべきではありません。
校風、通学距離、部活動、教育方針、そして何よりお子様との相性を重視することが、長い目で見た成功につながるでしょう。
特に埼玉県では、
- 中学受験なら
- 栄東中学校・高等学校
- 立教新座中学校・高等学校
- 大宮開成中学・高等学校
- 高校受験なら
- 埼玉県立浦和高等学校
- 埼玉県立大宮高等学校
など、多様な進路選択肢があります。
受験は学校選びがゴールではありません。将来どんな人間になりたいか、そのためにどんな環境で学ぶかを考えることが最も重要なのです。

