東京農工大学【国立】富士見市鶴瀬塾

農学と工学を融合する日本屈指の理系国立大学

大学選びを考える際、「理系に強い国立大学へ進学したい」「研究が盛んな大学で学びたい」と考える高校生は多いでしょう。そのような生徒にぜひ知ってほしい大学の一つが東京農工大学です。

東京農工大学は東京都府中市と小金井市にキャンパスを持つ国立大学で、「農学」と「工学」という二つの大きな分野を柱とする全国でも非常に特徴的な大学です。

知名度では東京大学や東京工業大学(現・東京科学大学)に隠れがちですが、研究力・就職力・大学院進学率の高さにおいて全国トップクラスを誇る実力派大学として、多くの企業や研究機関から高く評価されています。

今回は東京農工大学の魅力について詳しくご紹介します。

東京農工大学の基本情報

東京農工大学は東京都府中市にある「府中キャンパス」と、小金井市にある「小金井キャンパス」の二つのキャンパスで構成されています。

府中キャンパスには農学部、小金井キャンパスには工学部が設置されています。

大学名の通り、

・農学部
・工学部

の2学部を中心とする理系大学です。

大学院には

・農学府
・工学府
・生物システム応用科学府

が設置されており、研究活動も非常に盛んです。

理系大学の中でも大学院進学率が高く、学部卒業生の7割以上が大学院へ進学しています。

「電農名繊」と呼ばれる実力校

理系の受験業界では、

「電農名繊」

という言葉があります。

これは

・電気通信大学
・東京農工大学
・名古屋工業大学
・京都工芸繊維大学

の4大学をまとめた呼び方です。

いずれも理系分野に特化した国立大学であり、研究力・教育力・就職力の高さから企業から非常に高く評価されています。

特にメーカーや研究職を目指す学生の間では非常に人気があります。

派手な知名度はありませんが、「就職に強い理系大学」として企業からの信頼は絶大です。

東京農工大学の歴史

東京農工大学のルーツは1874年(明治7年)にまで遡ります。

実は東京大学とほぼ同じ時代から続く伝統校です。

農学部の起源は「駒場農学校」。

これは現在の東京大学農学部のルーツでもあります。

一方、工学部の起源は「蚕業試験掛」という養蚕や繊維技術を研究する教育機関でした。

当時の日本において養蚕業は重要な産業であり、日本経済を支える大きな柱でした。

その後、

東京高等農林学校

東京高等蚕糸学校

東京農林専門学校

東京繊維専門学校

へと発展し、1949年に新制大学として東京農工大学が誕生しました。

つまり農学と工学、それぞれが長い歴史と伝統を持っている大学なのです。

農学部の魅力

東京農工大学農学部は全国でもトップクラスの評価を受けています。

研究分野は非常に幅広く、

・植物科学
・動物科学
・生命科学
・環境科学
・森林科学
・農業経済
・獣医学

などを学ぶことができます。

特に近年注目されている

SDGs

環境問題

食糧問題

生物資源

再生可能エネルギー

などの研究に強みを持っています。

世界的に人口増加や食糧不足が問題となる中、農学分野の重要性はますます高まっています。

東京農工大学はそうした社会課題の解決に貢献する研究を数多く行っています。

工学部の魅力

工学部は小金井キャンパスに設置されています。

主な研究分野は

・機械工学
・電気電子工学
・情報工学
・化学工学
・生命工学
・材料工学

などです。

AIやロボット技術、半導体、バイオテクノロジーなど最先端分野の研究も活発です。

特に企業との共同研究が非常に多く、学生のうちから実社会に近い研究に取り組めることが大きな特徴です。

研究設備も充実しており、国内外から研究者が集まる研究拠点として高く評価されています。

大学院進学率の高さ

東京農工大学の大きな特徴が大学院進学率です。

一般的な大学では学部卒業後に就職する学生が多いですが、東京農工大学では7割以上の学生が大学院へ進学します。

これは、

より高度な専門知識を身につけたい

研究を続けたい

研究職や技術職を目指したい

という学生が多いからです。

企業側も高度な専門知識を持つ大学院修了者を積極的に採用しているため、大学院進学は将来のキャリア形成に大きなメリットがあります。

就職に強い理由

東京農工大学は就職にも非常に強い大学です。

主な就職先には、

トヨタ自動車

日立製作所

ソニー

パナソニック

三菱電機

富士通

NTTグループ

キヤノン

味の素

キッコーマン

農林水産省

地方自治体

などがあります。

特にメーカーや研究開発職への就職に強く、

「研究ができる人材」

として高く評価されています。

学生数が比較的少ないため、一人ひとりへの就職支援も手厚いことが特徴です。

キャンパスの魅力

府中キャンパスは緑豊かな環境に囲まれています。

農場や実験施設が整備されており、都市部にありながら自然を身近に感じられます。

一方、小金井キャンパスは研究設備が非常に充実しており、最先端の研究環境が整っています。

どちらも都心へのアクセスが良く、

新宿

東京

渋谷

などへも短時間で移動できます。

「自然」と「都市」の両方を感じられる環境は東京農工大学ならではの魅力と言えるでしょう。

東京農工大学に向いている人

東京農工大学は次のような生徒におすすめです。

・理科が好き
・研究に興味がある
・生物や環境問題に関心がある
・ものづくりが好き
・将来研究職を目指したい
・大学院進学を考えている
・就職に強い大学へ進学したい

逆に、「とりあえず理系だから」という理由だけでは厳しいかもしれません。

研究への興味や探究心がある生徒ほど、この大学の魅力を最大限に活かすことができます。

まとめ

東京農工大学は、農学と工学という二つの分野を柱とした日本有数の理系国立大学です。

創立から150年以上の歴史を持ち、高い研究力と教育力を誇ります。

また、「電農名繊」の一角として企業からの評価も非常に高く、就職実績や大学院進学率も全国トップクラスです。

派手な知名度こそありませんが、実力で評価される大学として、多くの理系学生から支持されています。

将来、研究者や技術者として社会に貢献したい人にとって、東京農工大学は非常に魅力的な進学先と言えるでしょう。