運動機能を最大限に高めるために本当に必要なこと
高校生になると、部活動やクラブチームのレベルは一気に上がります。
中学までは活躍していた選手でも、
- 球が速くならない
- 足が速くならない
- 当たり負けする
- ケガが増える
- レギュラーになれない
という壁にぶつかります。
野球の大谷翔平選手を見ていると、
「才能が違う」
「体格が違う」
と思う人も多いでしょう。
もちろん大谷選手は特別な才能を持っています。
しかし、世界で活躍するトップアスリートには共通点があります。
それは、
身体を効率よく使えている
ということです。
そして、その土台となるのが「姿勢」です。
私は長年学習塾の塾長として多くの子どもたちを見てきました。また20年以上身体について研究し、施術者としてスポーツをしている学生たちの身体も数多く見てきました。
その経験から言えることは、
運動能力を上げる最初の一歩は筋トレではなく姿勢を整えること
です。
なぜ大谷翔平選手は飛び抜けているのか
大谷選手のプレーを見ると、
- 投げる
- 打つ
- 走る
すべてが高水準です。
しかし本当にすごいのは、
身体の軸が全くぶれないこと
です。
打席に立った姿。
マウンドでの立ち姿。
走っているフォーム。
どれも非常に安定しています。
軸が安定しているから、
力が逃げない
疲れにくい
ケガをしにくい
という状態になります。
高校生に最も多い問題
最近の高校生を見ていると、
- スマホ
- タブレット
- パソコン
- 長時間の学習
によって首が前に出ています。
いわゆるストレートネックです。
この状態になると、
- 呼吸が浅い
- 肩甲骨が動かない
- 股関節が固い
- 骨盤が後傾する
という問題が起こります。
どれだけ筋トレをしても、
どれだけ練習をしても、
身体の使い方が悪ければパフォーマンスは伸びません。
まず整えるべきは頸椎
首には脳から全身へ向かう神経が集中しています。
首の状態が悪いと、
- 反応速度
- バランス能力
- 集中力
- 判断力
が低下します。
スポーツは脳の情報処理能力が重要です。
野球なら0.4秒で飛んでくるボールを判断します。
サッカーなら一瞬で周囲を確認します。
バスケットなら瞬時にパスコースを見つけます。
首が固くなっているだけで、この能力が大きく低下することがあります。
股関節を使える選手が伸びる
高校生のスポーツで結果を出す選手には共通点があります。
それは股関節が使えることです。
野球の投球。
サッカーのシュート。
バレーボールのジャンプ。
陸上競技のスタート。
すべて股関節から力が生まれています。
しかし現代の高校生は座る時間が長く、
股関節が固くなっています。
すると、
- 膝を痛める
- 腰を痛める
- スピードが出ない
という問題が起こります。
肩甲骨の動きが競技力を決める
大谷選手のスイングや投球フォームを見ると、肩甲骨が非常に大きく動いています。
肩甲骨は「第二の股関節」と呼ばれるほど重要です。
肩甲骨が動かないと、
- 球速が出ない
- 飛距離が出ない
- 肩を痛める
という状態になります。
特に野球やテニス、バレーボールでは大きな差になります。
呼吸が変わると運動能力が変わる
トップアスリートほど呼吸が深いです。
猫背になると肺が十分に広がりません。
酸素不足になると、
- 疲れやすい
- 集中できない
- 回復が遅い
という状態になります。
高校生アスリートは、
胸を張るのではなく、
自然に胸郭が広がる姿勢
を意識することが大切です。
筋トレだけでは伸びない理由
高校生になると筋トレを始める人が増えます。
もちろん筋力は重要です。
しかし、
姿勢が悪い状態
関節が固い状態
で筋トレを続けると、
間違った身体の使い方が強化されます。
その結果、
- 腰痛
- 肩痛
- 肘痛
が発生します。
トップアスリートは筋肉だけではなく、
身体全体の連動性
を高めています。
高校生が毎日やるべきこと
①姿勢チェック
壁に背中をつけて立ちます。
- 後頭部
- 肩
- お尻
- かかと
が自然につくか確認します。
②歩行を見直す
歩き方は運動能力の基本です。
足だけで歩くのではなく、
股関節から前に進む感覚
を身につけましょう。
③スマホ時間を減らす
首への負担を減らすことが重要です。
特に寝る前のスマホは避けましょう。
④睡眠を確保する
成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。
高校生アスリートなら、
最低7〜8時間
できれば8時間以上の睡眠を確保したいところです。
⑤柔軟性より動作改善
無理に身体を柔らかくするより、
正しく動かせる身体
を目指しましょう。
競技別のポイント
野球
- 肩甲骨
- 股関節
- 胸郭
この3つの連動が重要です。
サッカー
- 股関節
- 足首
- 体幹
切り返しの速さが大きく変わります。
バスケットボール
- 重心移動
- 股関節
- 呼吸
が重要です。
バレーボール
- ジャンプ動作
- 肩甲骨
- 胸郭
を整えることでパフォーマンスが向上します。
陸上競技
最も姿勢の影響を受ける競技です。
頭の位置が変わるだけでタイムが変わります。
学力と運動能力は共通している
私は塾長として多くの生徒を見てきました。
勉強ができる子とスポーツができる子には共通点があります。
それは、
- 姿勢が良い
- 呼吸が深い
- 集中力が高い
ということです。
身体が整うと脳も働きます。
逆に姿勢が悪いと、
勉強もスポーツも効率が落ちます。
まとめ
大谷翔平選手のように世界で活躍する選手になるためには、
技術
筋力
練習量
だけでは足りません。
まず整えるべきは身体の土台です。
- 首を整える
- 股関節を使えるようにする
- 肩甲骨を動かす
- 呼吸を深くする
- 軸を安定させる
この5つができるようになると、
スピード
パワー
持久力
集中力
判断力
回復力
すべてが向上します。
トップアスリートほど基本を大切にしています。
毎日の練習に加えて、まずは自分の姿勢を見直してみてください。
将来、大谷翔平選手のように大きな舞台で活躍するための第一歩は、特別なトレーニングではなく、
「正しい姿勢と正しい身体の使い方を身につけること」
なのです。

