甲陽学院中学校の入試を徹底解説!

出題傾向・難易度・教科別対策から合格するための学習法まで詳しく紹介

兵庫県西宮市にある甲陽学院中学校は、灘中学校と並び関西を代表する男子最難関中学校の一つです。

東京大学・京都大学・大阪大学・医学部医学科など、毎年多くの難関大学へ合格者を輩出しており、全国から優秀な受験生が集まります。

しかし、甲陽学院中学校の入試は「難問ばかり」の試験ではありません。

実際には、基礎から標準レベルの問題を確実に得点できる学力を土台とし、その上で高い思考力・論理力・表現力が求められます。

また、算数・国語は2日間にわたって実施されるという独特の試験方式を採用しており、1日だけの出来ではなく、2日間を通して安定した実力を発揮できるかが重要になります。

この記事では、2026年度入試の出題傾向をもとに、甲陽学院中学校の入試を教科別に詳しく分析し、合格するための学習法を3000文字以上で徹底解説します。


甲陽学院中学校とは?

甲陽学院中学校は兵庫県西宮市にある男子校で、中高一貫教育を実施しています。

学校の教育理念は、

「明朗・潑剌・無邪気」

という校風のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばすことです。

学校からのメッセージにもあるように、

中学校では基礎学力と生活習慣を身につけ、

高校では自主性や創造性を育てる教育を行っています。

勉強だけでなく、

  • 部活動
  • 学校行事
  • 人間形成

も重視する学校として知られています。


2026年度 入試概要

試験日

1月17日・18日

合格発表

1月19日

試験時間・配点

1日目

  • 算数 55分(100点)
  • 国語 55分(100点)
  • 理科 55分(100点)

2日目

  • 算数 55分(100点)
  • 国語 55分(100点)

合計500点満点

算数・国語は2日間実施されるため、他校以上にこの2教科の重要性が高いことが分かります。


甲陽学院中学校が求める受験生とは?

甲陽学院中学校の入試問題から読み取れるのは、

「深く考え、自分で解決できる生徒」

を求めているということです。

学校側も、

  • 解法を理解すること
  • 条件を整理すること
  • 自分で考え抜くこと

を重視しています。

そのため、暗記中心の勉強だけでは対応できません。


算数の出題傾向と対策

1日目・2日目ともに6題構成

算数は毎年6題程度で構成されています。

特徴は、

取り組みやすい問題と難問が明確に分かれている

ことです。


難問だけを狙わない

学校からも、

近年の合格平均点は2日間合計で5割程度

と示されています。

つまり、

すべて解く必要はありません。

むしろ、

解ける問題を確実に得点すること

が合格への近道になります。


平面図形・立体図形

甲陽学院では、

図形問題のレベルが非常に高いことで有名です。

平面図形

立体図形

では、

問題文から図を正確に描く力

が必要になります。

図を描く習慣を身につけることが重要です。


途中式を書く

解答欄には、

途中経過を書く形式

が多くあります。

部分点を意識した答案作成も重要になります。


算数対策

おすすめは

  • 過去問10年分
  • 図形問題集
  • 場合の数
  • 規則性
  • 思考力問題
  • 記述練習

です。

答えだけではなく、

「どう考えたか」

を説明できるようにしましょう。


国語の出題傾向と対策

説明文・文学的文章

1日目・2日目ともに、

説明文

小説

の2題構成です。

文章量は55分として適量ですが、

設問数が多いため、

スピードも必要になります。


漢字・知識問題

毎年、

漢字

四字熟語

慣用句

ことわざ

など、

基本知識が出題されます。

難問ではありません。

ここで失点しないことが重要です。


説明文

説明文では、

対比関係

筆者の主張

文章構成

などが頻繁に問われます。

文章全体の流れを把握する練習が必要です。


小説

文学的文章では、

主人公の心情変化

が中心になります。

「なぜその気持ちになったのか」

を考えながら読む習慣をつけましょう。


記述問題

毎日約8問前後の記述問題があります。

短いものから、

80字程度まで出題されます。

本文から必要な情報を選び、

制限字数内でまとめる力が必要です。


国語対策

おすすめは

  • 長文読解
  • 要約練習
  • 記述添削
  • 漢字
  • 四字熟語

です。

毎日文章を書く練習が大きな力になります。


理科の出題傾向と対策

甲陽学院の理科は、

関西最難関レベルの難易度です。


4分野からバランスよく出題

毎年、

  • 物理
  • 化学
  • 生物
  • 地学

すべてから出題されます。


計算問題が難しい

特に、

物理

化学

では、

高度な計算問題

が多く出題されます。

条件整理をしながら計算する力が必要になります。


生物・地学

こちらは、

標準的な知識

考察力

が問われます。

学校からも、

理科資料などを活用するよう勧めています。


理科対策

おすすめは

  • コアプラス
  • 理科資料集
  • 計算問題
  • 実験問題
  • 過去問

です。

知識だけではなく、

理由を説明できるようにしましょう。


甲陽学院中学校の入試で求められる力

甲陽学院中学校の入試では、「難しい問題をたくさん解けること」だけが求められているわけではありません。

むしろ重要なのは、

  • 基礎問題を確実に得点する力
  • 問題文から条件を正確に読み取る力
  • 論理的に考える力
  • 解答までの過程を丁寧に示す力

です。

特に算数では、途中式や図を用いて考え方を整理すること、国語では本文から根拠を見つけて記述することが重視されています。理科でも、単なる知識ではなく、条件を読み取りながら考察する力が求められます。


合格する受験生に共通する特徴

甲陽学院中学校に合格する受験生には、いくつかの共通点があります。

第一に、基本問題で失点しないことです。合格者は難問ばかりに挑戦するのではなく、確実に得点できる問題を丁寧に解き切っています。

第二に、図や文章を使って考えを整理する習慣があります。算数では自分で図を描き、国語では文章構成を整理しながら読むなど、「考えるための道具」を使いこなしています。

第三に、粘り強さがあります。すぐに解法が思いつかない問題でも、条件を整理しながら最後まで考え続ける姿勢が、難関校合格につながっています。


効果的な学習スケジュール

小学5年生まで

  • 計算力・漢字力を毎日鍛える
  • 基礎問題を徹底する
  • 読書習慣を身につける
  • 理科4分野をバランスよく学ぶ

小学6年前半

  • 標準~応用問題へ進む
  • 図形・思考力問題を重点的に演習
  • 記述問題や途中式を書く練習を始める

夏休み以降

  • 過去問を繰り返し解く
  • 2日間入試を意識した実戦演習
  • 時間配分を確認する
  • 苦手分野を集中的に克服する

このサイクルを継続することで、本番でも安定した得点力を発揮しやすくなります。


甲陽学院中学校合格へのポイント

甲陽学院中学校は、関西屈指の男子最難関校ですが、入試問題は奇抜なものばかりではありません。

重要なのは、基礎から標準レベルの問題を確実に得点し、そのうえで思考力を必要とする問題に粘り強く取り組めるかです。

学校側も、「解法を覚える」のではなく、「解法を理解する」ことの重要性を強調しています。日々の学習では、答えを覚えるだけで終わらせず、「なぜその解き方になるのか」を説明できるレベルまで理解を深めることが合格への近道です。

また、算数・国語は2日間にわたって実施されるため、体調管理や集中力の維持も大切です。普段から本番を想定した演習を行い、安定した実力を発揮できる準備を進めましょう。


まとめ

甲陽学院中学校は、関西を代表する男子最難関校として、毎年多くの優秀な受験生が挑戦する学校です。

入試では、算数・国語を2日間にわたって実施する独自の形式を採用し、理科を含めた3教科で総合的な学力を評価します。基礎学力に加え、思考力・論理力・表現力・粘り強さが求められるため、一朝一夕の対策では対応できません。

合格への最短ルートは、毎日の積み重ねです。基本問題を確実に解き、記述や途中式を書く習慣を身につけ、「なぜそうなるのか」を考え続ける学習を続けることが、甲陽学院中学校合格への大きな一歩となるでしょう。