四天王寺・須磨学園・清風南海・高槻・西大和学園・神戸大学附属の倍率と2026年度入試対策
2025年度の関西中学受験では、難関校・人気校を中心に高い倍率が続きました。大学入試改革や探究学習への注目が高まる中、中高一貫教育を希望する受験生は年々増えており、関西の伝統校・進学校では依然として厳しい競争が続いています。
今回の記事では、2025年度の入試結果をもとに、
- 四天王寺中学校
- 須磨学園中学校
- 清風南海中学校
- 高槻中学校
- 西大和学園中学校
- 洛南高等学校附属中学校
- 神戸大学附属中等教育学校
などの倍率や特徴を詳しく分析し、2026年度入試に向けた効果的な対策まで解説します。
2025年度関西中学入試の特徴
まず全体を見て分かるのは、
- 難関校人気は依然として高い
- 午後入試・複数日程の活用が定着
- 男女別募集の学校では倍率差がある
- 実質倍率は2〜3倍前後が中心
という点です。
近年は複数回受験制度を導入する学校が増え、受験生も併願パターンを工夫するようになっています。そのため、単純な出願倍率だけでなく、実質倍率や合格者数まで確認することが重要です。
四天王寺中学校
女子最難関校として知られる四天王寺中学校では、コース別に募集が行われています。
医志コース
募集:約40名
出願者:156名
倍率:3.90倍
受験者:152名
合格者:131名
実質倍率:1.16倍
英数コースからの変更合格者46名を含みます。
英数Sコース
募集:約40名
出願者:128名
倍率:3.20倍
受験者:125名
合格者:98名
実質倍率:1.28倍
変更合格者43名を含みます。
英数コース
募集:約170名
出願者:405名
倍率:2.38倍
受験者:395名
合格者:203名
実質倍率:1.95倍
四天王寺ではコース変更制度があるため、実際の合格者数は見かけ以上に多くなっています。
須磨学園中学校
須磨学園は複数回受験制度が特徴です。
1回A
受験185名
合格67名
実質倍率2.01倍
1回B
受験125名
合格25名
実質倍率は非常に高くなっています。
2回A・B
受験341名
合格91名・69名
実質倍率2.13倍
3回A・B
受験343名
合格84名・83名
実質倍率2.05倍
複数回受験できるため、最後まで諦めず挑戦できる学校です。
清風南海中学校
関西トップレベルの進学校として毎年人気があります。
A特進
募集:約130名
受験837名
合格242名
実質倍率1.72倍
Aスーパー特進
募集:約90名
受験837名
合格246名
B特進
募集:約30名
受験476名
合格89名
実質倍率2.45倍
Bスーパー特進
募集:約20名
受験476名
合格105名
午後入試を利用する受験生も多く、高倍率となっています。
高槻中学校
近年人気が急上昇している共学校です。
A日程
男子
募集約100名
出願436名
倍率4.36倍
受験371名
合格118名
実質倍率3.14倍
女子
募集約80名
出願304名
倍率3.80倍
受験292名
合格130名
実質倍率2.25倍
B日程
男子
募集約60名
出願1021名
倍率17.02倍
受験871名
合格330名
実質倍率2.64倍
女子
募集約30名
出願478名
倍率15.93倍
受験390名
合格127名
実質倍率3.07倍
B日程は関西でも屈指の人気を誇ります。
西大和学園中学校
全国から受験生が集まる超人気校です。
本校入試
男子
出願925名
受験838名
合格384名
実質倍率2.18倍
女子
出願263名
受験248名
合格89名
実質倍率2.79倍
地方会場入試
東京・東海会場
受験463名
合格193名
実質倍率2.40倍
岡山・福岡・広島会場
受験261名
合格123名
実質倍率2.12倍
札幌・沖縄会場
受験75名
合格19名
実質倍率3.95倍
西大和学園は全国入試を実施しており、全国から優秀な受験生が集まる学校です。
洛南高等学校附属中学校
男子
募集約280名
出願627名
受験528名
合格182名
実質倍率2.90倍
女子
募集約90名
出願304名
受験290名
合格99名
実質倍率2.93倍
関西最難関校の一つとして非常に人気があります。
神戸大学附属中等教育学校
男女共学
募集120名
男子
出願370名
受験314名
合格105名
実質倍率2.99倍
女子
出願411名
受験371名
合格95名
実質倍率3.91倍
適性検査型入試を採用しているため、一般的な私立中学とは対策が異なります。
2025年度倍率ランキング
実質倍率上位校
第1位
札幌・沖縄会場(西大和学園)
3.95倍
第2位
神戸大学附属(女子)
3.91倍
第3位
高槻A(男子)
3.14倍
第4位
高槻B(女子)
3.07倍
第5位
神戸大学附属(男子)
2.99倍
第6位
洛南高等学校附属
約2.9倍
2026年度入試はどうなる?
2026年度も、
- 西大和学園
- 高槻中学校
- 洛南高等学校附属
- 四天王寺
- 清風南海
- 須磨学園
などは高い人気を維持すると考えられます。
大学合格実績だけでなく、
- 探究活動
- 英語教育
- 国際教育
- ICT教育
を充実させる学校ほど人気が高まる傾向があります。
合格するための勉強法
① 基礎学力を徹底する
難関校ほど応用問題が目立ちますが、その土台は正確な計算力、漢字・語彙力、理科・社会の基本知識です。毎日の積み重ねが大切です。
② 過去問は最低5年分
学校ごとに出題形式や時間配分は大きく異なります。少なくとも5年分、できれば10年分の過去問を解き、出題傾向を把握しましょう。
③ 思考力・記述力を鍛える
近年の入試では、答えだけでなく「考え方」を説明する問題が増えています。算数では途中式、国語では記述、理科・社会では理由説明を書く練習を重ねることが重要です。
④ 時間配分を意識した演習
本番では時間との勝負になります。普段から制限時間を設けて演習を行い、見直しの時間まで含めた試験運びを身につけましょう。
⑤ 模試で弱点を分析する
模試は現在の実力を知るだけでなく、本番の緊張感を経験する貴重な機会です。結果を分析し、苦手分野を重点的に復習することで得点力を高められます。
保護者ができるサポート
受験勉強では、保護者の支えも重要です。生活リズムを整え、体調管理を行うことはもちろん、結果だけでなく努力の過程を認める姿勢がお子さまの自信につながります。
また、学校説明会や文化祭に参加し、お子さま自身が「この学校で学びたい」と思える志望校を見つけることも、受験への大きなモチベーションになります。
まとめ
2025年度の関西中学入試では、四天王寺中学校、須磨学園中学校、清風南海中学校、高槻中学校、西大和学園中学校、洛南高等学校附属中学校、神戸大学附属中等教育学校など、多くの人気校で高倍率が続きました。
ただし、倍率だけで難易度を判断することはできません。受験者層の学力や出題傾向、学校が求める人物像は学校ごとに大きく異なります。第一志望校の過去問研究を徹底し、基礎学力を固めたうえで、思考力・記述力・応用力を磨いていくことが合格への最短ルートです。
2026年度入試でも競争は続くことが予想されますが、早い時期から計画的に準備を進めることで、志望校合格の可能性は大きく高まります。焦らず着実に学力を積み重ね、自分に合った学校で充実した6年間をスタートさせましょう。

