名古屋市立大学とは? 医学・薬学・データサイエンスを学びたい受験生必見!

偏差値・難易度・学部・就職・入試を徹底解説

名古屋市立大学を目指す受験生へ

「国公立大学で医学・薬学を学びたい」

「看護師や理学療法士、作業療法士を目指したい」

「経済・経営、心理、国際文化にも興味がある」

「データサイエンスや理学を専門的に学びたい」

「デザインや建築、情報表現を学びたい」

このように、幅広い分野を進路として考えている受験生に注目してほしい大学が、名古屋市立大学です。

名古屋市立大学は、愛知県名古屋市に複数のキャンパスを展開する公立の総合大学です。2025年4月には医学部を再編し、看護学・リハビリテーション学を学ぶ保健医療学科を設置。さらにデータサイエンス研究科を新設するなど、医療から文系、理学、データサイエンス、芸術工学まで教育領域を拡大しています。大学は現在、7学部・8研究科・6附属病院を有する総合大学へ発展しています。

2027年度入試では、医学部、薬学部、経済学部、人文社会学部、芸術工学部、理学部、データサイエンス学部で募集が行われます。薬学部は公立大学中期日程、その他多くの学部は前期・後期日程を中心とするなど、学部によって入試方式が大きく異なる点も特徴です。

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名古屋市立大学とは?

名古屋市立大学は、名古屋市が設置する公立大学です。

その源流は1884年開校の名古屋薬学校、1943年開校の名古屋市立女子高等医学専門学校にあり、1950年に医学部・薬学部を持つ大学として開学しました。その後、経済、人文社会、芸術工学、看護、理学、データサイエンスへと教育領域を広げています。

2026年5月時点の学生数を見ると、医学部999人、薬学部617人、経済学部1,133人、人文社会学部905人、芸術工学部432人、旧看護学部241人、総合生命理学部180人、データサイエンス学部321人が在籍しています。

現在は制度移行期にあり、在学生には旧看護学部・総合生命理学部の学生が在籍していますが、新入生については看護が医学部保健医療学科へ統合され、2027年度入試から総合生命理学部は理学部理学科として募集されます。

つまり名古屋市立大学は、現在まさに教育組織を大きく進化させている大学です。


名古屋市立大学が注目される10の理由

① 医学・薬学から文系・データサイエンスまで学べる

名古屋市立大学最大の魅力は、学問分野の幅広さです。

2027年度入試では、

医学部、薬学部、経済学部、人文社会学部、芸術工学部、理学部、データサイエンス学部

という7学部で募集が行われます。

医療系だけでも、医学、看護、理学療法、作業療法、薬学を学べます。

一方、文系では経済・経営、心理、教育、社会、国際文化を学び、理系では理学・データサイエンス、さらにデザイン・建築など芸術工学まで選べます。


② 医学部医学科で高度医療を学べる

医学部医学科は、名古屋市立大学を代表する学部の一つです。

2027年度一般選抜前期では60人を募集し、試験は2027年2月25日・26日に実施予定です。さらに地域枠学校推薦型選抜、中部圏活躍型、名古屋市高大接続型などの推薦方式も用意されています。

名古屋市立大学は6つの附属病院を持ち、2025年時点で附属病院群の病床数は合計2,223床と、国公立大学として最大級の規模です。

医学教育では、大学病院だけでなく地域医療や救急、専門医療など、多様な臨床現場へ触れられることが大きな強みです。


③ 看護・理学療法・作業療法を医学部で学べる

2025年4月に医学部が再編され、保健医療学科が設置されました。看護学専攻とリハビリテーション学専攻を持ち、医師だけでなく医療専門職を医学部の中で育成する体制へ変化しています。

リハビリテーション学専攻には、

理学療法学コース
作業療法学コース

があります。2027年度一般選抜では、それぞれ前期日程20人を募集する予定です。

大学公式サイトでも、附属病院群と連携し、高い臨床実践能力を持つ理学療法士・作業療法士を育成することを掲げています。


④ 看護学専攻は2027年度に大幅拡充

特に注目したいのが看護学専攻です。

名古屋市立大学は2027年度から、看護学専攻の入学定員を120人から210人へ拡大します。大学によると、この規模は国公立大学の看護系では最大となる予定です。

2027年度一般選抜では、名古屋校80人、蒲郡校25人を前期日程で募集する予定で、学校推薦型選抜A・Bも設けられます。

地域の看護人材不足への対応という社会的な役割も大きい学部といえるでしょう。


⑤ 看護師・保健師・助産師国家試験で高い実績

令和7年度の国家試験では、新卒者について、

看護師77人中77人合格
保健師18人中18人合格
助産師6人中6人合格

となり、すべて合格率100%でした。

看護系大学を比較するときには、国家試験合格率だけではなく、実習環境や就職先、学生支援まで確認する必要がありますが、こうした実績は大きな安心材料です。


⑥ 薬学部は「薬剤師」と「創薬研究者」の両方を目指せる

薬学部には、

薬学科
生命薬科学科

があります。

2027年度一般選抜では薬学科44人、生命薬科学科38人を公立大学中期日程で募集し、試験日は2027年3月8日です。

薬学科では薬剤師を目指し、生命薬科学科では創薬・生命科学など研究志向の学びを深めます。

「薬剤師として患者を支えたい」

という人だけでなく、

「製薬会社で新薬を研究したい」

という人にも魅力のある薬学部です。


⑦ 経済学部で経済と経営を総合的に学べる

2027年度入試では、経済学部は経済経営学科として募集されます。

一般選抜では、

前期140人、後期70人

が予定されています。

名古屋は製造業、金融、物流、サービス業など企業活動が活発な大都市圏です。

大学で経済理論や企業経営を学びながら、実際の企業活動を身近に感じられることは大きなメリットです。

卒業生の就職業種も情報通信、製造、金融、公務など非常に幅広くなっています。令和7年度卒業生では、経済系卒業者の就職希望214人に対し209人が就職し、就職率は97.7%でした。


⑧ 人文社会学部で心理・教育・社会・国際を学べる

人文社会学部には、

心理教育学科
現代社会学科
国際文化学科

があります。

2026年度から心理教育学科には教育学コース・心理学コースが設けられています。

2027年度一般選抜でも両コース別に募集され、

教育学コース:前期22人・後期7人
心理学コース:前期20人・後期5人

となっています。

教育、心理、福祉、社会問題、国際文化など「人と社会」を深く理解したい受験生に向いています。


⑨ 芸術工学部でデザイン・建築を学べる

芸術工学部は、「芸術」と「工学」を融合した特色ある学部です。

2027年度からは芸術工学科として募集され、一般選抜は前期60人、後期30人です。

芸術工学では、

デザイン、情報表現、製品、建築、都市、空間

などについて、感性だけではなく工学的・科学的な考え方も使って学びます。

「絵を描くこと」だけがデザインではありません。

人の生活や社会の課題を発見し、製品・空間・情報によって解決することが現代のデザインです。


⑩ データサイエンス学部が将来性の高い分野

データサイエンス学部は2023年4月に設置された比較的新しい学部です。大学院データサイエンス研究科も2025年4月に開設されました。

2027年度一般選抜では、データサイエンス学科50人を前期日程で募集します。

AI・ビッグデータ・統計・プログラミングなどの技術は、

医療
金融
製造
マーケティング
行政

など、ほぼすべての産業で必要になっています。

名古屋市立大学の大きな強みは、データサイエンス単独ではなく、医学、薬学、経済、人文社会など他学部が同じ大学にあることです。

将来的には、

医療×データ
経済×AI
薬学×情報

といった学際的な学びにもつながります。


理学部|2027年度から名称変更・定員拡大

2026年度までは総合生命理学部総合生命理学科でしたが、2027年度入試では理学部理学科として募集されます。

一般選抜は前期40人・後期40人です。

従来の総合生命理学部では、生物・化学・物理など理学の基礎を分野横断的に学ぶ教育を行ってきました。2025年3月卒業生40人のうち、25人が本学大学院、4人が他大学大学院へ進学しており、大学院進学率が高いことが特徴です。

研究職を目指すなら、学部4年間だけではなく大学院まで視野に入れるとよいでしょう。


名古屋市立大学の偏差値・難易度

「名古屋市立大学 偏差値」「名古屋市立大学 難易度」は非常によく検索されます。

ただし名古屋市立大学は、医学・薬学・経済・人文・芸術・理学・データサイエンスと学部ごとの性格が大きく異なるため、大学全体を一つの偏差値で評価することは適切ではありません。

特に医学部医学科は非常に高い学力が必要です。

薬学部は中期日程のため、国立大学前期を受けた高学力層が併願するケースもあり、模試偏差値だけでは実際の難易度を判断しにくい傾向があります。

一方、芸術工学、人文社会、経済、理学、データサイエンスは、

共通テスト得点率
個別試験科目
配点
倍率
前期・後期・中期

を合わせて判断する必要があります。


2027年度入試で特に注意したいポイント

令和9年度入学者選抜に関する要項はすでに公開されていますが、一般選抜学生募集要項そのものは2026年10月中旬頃に公表予定です。

2027年度は特に、

看護学専攻の定員大幅増
理学部への名称変更
芸術工学科への再編
心理教育学科のコース別募集

など、変化が多い年度です。

過年度の入試情報だけで判断せず、必ず2027年度募集要項を確認してください。


名古屋市立大学合格に向けた受験対策

医学部志望

数学・英語・理科を高いレベルで仕上げる必要があります。

医学部では「苦手科目を捨てる」という戦略は危険です。

共通テストと二次試験の両方で安定した得点力を作りましょう。


薬学部志望

薬学では化学が非常に重要です。

さらに数学・生物・英語も大学入学後に使います。

特に中期日程では他大学前期受験者との競争になるため、「合格最低ラインだけを目指す」のではなく、得意科目を明確な武器にすることが必要です。


データサイエンス・理学部志望

数学を重視しましょう。

AIやデータサイエンスでは、

確率・統計
微積分
線形代数

などが基礎になります。

理学部も、公式暗記だけではなく「現象を数学や科学で説明する力」が重要です。


経済・人文社会志望

英語・国語を基礎にしながら、数学や社会も安定させましょう。

経済学ではデータや統計も使うため、

「文系だから数学は不要」

とは考えない方がよいでしょう。


名古屋市立大学の就職実績

令和7年度卒業者全体では、就職希望693人に対して、就職者602人、臨床研修医82人となり、大学全体の就職率は**98.7%**でした。

学部別では、

医学部100%、薬学科100%、生命薬科学科100%、経済学部97.7%、人文社会学部98.5%、芸術工学部98.5%、看護学部100%、総合生命理学部100%

となっています。

就職先も、

医療機関、製薬、メーカー、IT・情報通信、金融、公務員、教育、デザイン・建築関連

など非常に幅広いことが総合大学としての強みです。


名古屋という大都市で学ぶメリット

名古屋市立大学には、桜山、滝子、田辺通、北千種など複数のキャンパスがあります。医学部は桜山、経済・人文社会・理学・データサイエンスは滝子、薬学部は田辺通、芸術工学部は北千種を中心に学びます。

名古屋は中部地方最大級の都市で、

製造業
金融
IT
医療
行政
文化

など幅広い産業・機関が集まっています。

大学で学んだ専門知識を、企業・病院・自治体・地域社会との接点につなげやすいことは大きな魅力です。


名古屋市立大学に向いている人

名古屋市立大学は、医学・薬学・医療系だけでなく、経済、心理、国際、デザイン、理学、データサイエンスまで幅広い進路を考える受験生に向いています。

特に、一つの専門を深く学びながら、他分野との連携にも興味がある人には非常に相性のよい大学です。

医療とデータ、薬学と生命科学、経営と情報、心理と教育、デザインと工学など、複数の専門領域を持つ総合大学だからこそ生まれる学びがあります。


よくある質問|名古屋市立大学

Q. 名古屋市立大学は国立大学ですか?

いいえ。

名古屋市が設置する公立大学です。2025年4月の医学部再編などを経て、現在は7学部・8研究科・6附属病院を持つ総合大学です。

Q. 薬学部は前期日程ですか?

いいえ。

2027年度一般選抜では公立大学中期日程です。薬学科44人、生命薬科学科38人を募集予定です。

Q. 看護師を目指せますか?

はい。

医学部保健医療学科看護学専攻で学べます。2027年度から定員が大幅に拡大されます。

Q. 理学療法士・作業療法士を目指せますか?

はい。

医学部保健医療学科リハビリテーション学専攻に、理学療法学コース・作業療法学コースがあります。

Q. データサイエンスを学べますか?

はい。

データサイエンス学部データサイエンス学科があります。2027年度一般選抜では前期50人を募集予定です。


名古屋市立大学最大の魅力は「医療と総合大学の強みを両方持つこと」

名古屋市立大学の最大の特徴は、

医学・薬学という強い医療系基盤を持ちながら、経済、人文、芸術工学、理学、データサイエンスまで展開していること

です。

これからの社会では、一つの専門だけでは解決できない問題が増えていきます。

医療にはデータサイエンスが必要です。

新薬開発には生命科学・AIが関係します。

医療経営には経済・マネジメントが必要です。

高齢社会では医師、看護師、理学療法士、作業療法士など多職種連携が欠かせません。

名古屋市立大学は、こうした異分野を同じ大学の中に持っていることが大きな強みです。


まとめ|名古屋市立大学は医学・薬学・経済・人文・芸術・理学・データサイエンスを学べる公立総合大学

名古屋市立大学は、名古屋市にある公立総合大学です。

2027年度入試では、

医学部
薬学部
経済学部
人文社会学部
芸術工学部
理学部
データサイエンス学部

という7学部で学生を募集します。

特に注目したいのは、

6附属病院を生かした医学教育
看護・リハビリを含む医学部保健医療学科
薬剤師・創薬研究の双方に対応する薬学部
経済・経営を学べる経済学部
心理・教育・社会・国際を学べる人文社会学部
デザインと工学を融合する芸術工学部
2027年度からの理学部
AI時代を支えるデータサイエンス学部

です。

さらに、令和7年度卒業者の大学全体の就職率は98.7%。看護師・保健師・助産師国家試験でも新卒者はすべて100%の合格率を記録しています。

「医師になりたい」

「薬剤師や創薬研究者を目指したい」

「看護師・理学療法士・作業療法士になりたい」

「経済や心理、国際文化を学びたい」

「データサイエンスや理学を研究したい」

「デザイン・建築の仕事をしたい」

という受験生にとって、名古屋市立大学はぜひ詳しく研究してほしい大学です。

大学選びでは、

「偏差値がどのくらいか」

だけを見るのではなく、

「この大学でどの専門性を身につけ、それを社会のどんな課題に生かしたいのか」

まで考えてみてください。

医学・薬学を起点として発展し、現在では文系・理系・医療・デザイン・データサイエンスまでをカバーする。

その総合力こそが、名古屋市立大学ならではの最大の魅力といえるでしょう。

※この記事は2026年8月14日時点で名古屋市立大学が公表している公式情報を中心に構成しています。令和9年度入学者選抜に関する要項は公開済みですが、一般選抜学生募集要項は2026年10月中旬頃の公表予定です。2027年度は看護学専攻の定員拡大や理学部への名称変更など重要な変更があるため、出願前には必ず最新の募集要項を確認してください。