福岡県立大学を徹底解説!

偏差値・学部・入試・就職・資格・学費

「福岡県立大学はどんな大学?」

「福岡県立大学の偏差値や入試難易度は?」

「看護師や社会福祉士、保育士を目指すことはできる?」

「卒業後の就職先や取得できる資格を知りたい」

「福岡市内から通学できるの?」

このような疑問を持っている高校生・保護者の方も多いのではないでしょうか。

福岡県立大学は、福岡県田川市にある公立大学です。

大学の規模そのものは比較的コンパクトですが、人間社会学部と看護学部を設置し、地域社会・福祉・心理・教育・保育・看護・保健など、「人を支える仕事」に直結する教育に強みがあります。大学には人間社会学部の公共社会学科・社会福祉学科・人間形成学科と、看護学部看護学科が設置されています。

社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、幼稚園教諭、看護師、保健師などの資格を目指せることも大きな特徴です。

この記事では、**「福岡県立大学」「福岡県立大学 偏差値」「福岡県立大学 入試」「福岡県立大学 共通テスト」「福岡県立大学 就職」「福岡県立大学 看護」「福岡県立大学 資格」「福岡県立大学 学費」**などを調べている受験生・保護者に向けて、2026年時点の最新情報を中心に詳しく解説します。


福岡県立大学とは?

福岡県立大学は、

〒825-8585
福岡県田川市伊田4395

にキャンパスを置く公立大学です。

設置されている学部は、

  • 人間社会学部
  • 看護学部

の2学部です。

人間社会学部には、

  • 公共社会学科
  • 社会福祉学科
  • 人間形成学科

があり、さらに看護学部には看護学科があります。

一見すると学部数の少ない大学ですが、教育内容を詳しく見ると、

社会学・地域社会・国際社会・福祉・心理・教育・保育・看護・公衆衛生

など、人間と社会を幅広く研究できる大学であることが分かります。

特に、

「地域社会で人を支える仕事をしたい」

という高校生には注目してほしい大学です。


福岡県立大学の特徴

福岡県立大学の大きな特徴は、単に知識を学ぶだけではなく、資格取得や専門職への進路につながる学びが充実していることです。

例えば、人間社会学部では社会福祉士や精神保健福祉士、保育士、幼稚園教諭、教員、公認心理師などにつながる教育があります。

看護学部では看護師を中心に、所定の履修によって保健師や養護教諭を目指すことができます。

つまり、

「大学で何を学ぶか」だけでなく、「卒業後に何になるか」まで考えやすい大学

なのです。

進路が比較的明確な高校生にとっては、大学選びをしやすいでしょう。


福岡県立大学 人間社会学部

人間社会学部は、地域社会や人間についてさまざまな視点から研究する学部です。

大学は、人間社会学部について、社会とそれを構成する人間について科学的・総合的な認識を深め、地域社会の幅広い分野で活躍できる人材の育成を目指すとしています。

学科は3つです。


① 公共社会学科

公共社会学科では、地域社会や国際社会の構造、人間と社会の関係などについて学びます。

大学の教育では、

地域社会ネットワーク

や、

アジア・国際共生

などの視点が取り入れられています。

「地方創生について学びたい」

「地域社会を活性化したい」

「国際社会について学びたい」

「公務員になりたい」

「社会調査やデータ分析に興味がある」

という高校生には相性の良い学科でしょう。

取得を目指せる資格・免許としては、

  • 社会調査士
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 高等学校教諭一種免許状(情報)
  • 上級情報処理士
  • 社会福祉主事任用資格

などがあります。

社会科学系の学科でありながら、教員免許や情報系資格にも対応している点は特徴的です。


② 社会福祉学科

社会福祉学科では、

社会の中で人が自立し、より良い人生を送るためにどのような支援が必要なのか

を考えます。

高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、地域福祉、精神保健福祉など、「人を支える仕組み」を専門的に学んでいきます。

福岡県立大学の社会福祉学科では、所定のカリキュラムを履修することで、

社会福祉士国家試験受験資格

や、

精神保健福祉士国家試験受験資格

を目指すことができます。

これは社会福祉学科を志望するうえで非常に重要なポイントです。

福祉分野では、単に「人の役に立ちたい」という気持ちだけではなく、制度・法律・心理・医学・福祉サービスなど、多くの専門知識が必要になります。

資格取得と専門教育を組み合わせて学べる点が、福岡県立大学の魅力の一つでしょう。


③ 人間形成学科

人間形成学科は、福岡県立大学の中でも特に幅広い進路が考えられる学科です。

大学では、人間の心身の形成過程や教育について、教育学・心理学などの観点から総合的に学ぶとしています。

大きく考えると、

心理

と、

こども・教育

という方向性があります。

取得を目指せる資格には、

  • 保育士
  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 認定心理士
  • 公認心理師国家試験受験資格につながる所定のカリキュラム

などがあります。

「心理学を学びたい」

「子どもの発達について学びたい」

「保育士になりたい」

「幼稚園教諭になりたい」

「心理職を目指したい」

という高校生にとって有力な選択肢です。

ただし、公認心理師については、大学卒業だけですぐ資格を取得できるわけではありません。

指定された大学で必要科目を履修したうえで、大学院進学など所定のルートを進む必要があるため、心理職を目指す場合は大学院まで含めた進路設計が重要になります。


福岡県立大学 看護学部

福岡県立大学のもう一つの柱が看護学部看護学科です。

看護学部は2003年に開設され、学術的な知識と看護実践能力を身につけた看護専門職者の育成を行っています。

看護学部では、人間の身体だけを見るのではなく、

身体・心理・家庭・地域・社会環境

などを含めて健康を考えることが重要になります。

病院の中だけではなく、地域、高齢者施設、学校、行政など、看護職が活躍する場所は広がっています。

そのため、福岡県立大学でも地域で暮らす人々への支援を重視した教育が行われています。


福岡県立大学看護学部で取得できる資格

看護学部を検討する高校生・保護者にとって最も重要なのが資格です。

福岡県立大学では、卒業要件を満たすことで、

看護師国家試験受験資格

を取得できます。

さらに、必要な科目を履修することで、

保健師国家試験受験資格

を目指すこともできます。

また、

養護教諭一種免許状

についても、所定の科目・単位を履修することで免許申請資格を取得できます。

看護学科には、

看護師コース・保健師サブコース・養護教諭サブコース

が設けられています。

したがって、

「病院で看護師になりたい」

だけではなく、

「地域保健に関わる保健師になりたい」

「学校で子どもの健康を支える養護教諭になりたい」

という高校生にも選択肢があります。


保健師を目指したい人にも注目

保健師は、市町村や保健所などで地域住民の健康を支援する専門職です。

福岡県立大学では公衆衛生看護学の教育において、学生が実際に地域へ出向き、住民への健康教育や家庭訪問などについて学ぶ機会があります。

看護師が「病氣やケガをした人の看護」をイメージされやすいのに対し、保健師には、

病氣になる前から地域全体の健康を支える

という重要な役割があります。

行政・地域医療・予防という分野に興味がある高校生は、看護師だけでなく保健師という職業についても調べてみるとよいでしょう。


福岡県立大学の偏差値・難易度は?

「福岡県立大学 偏差値」は、大学を調べる際によく検索されるキーワードです。

ただし偏差値は、模試会社・年度・学科・入試方式によって変動します。

そのため、

「福岡県立大学の偏差値は○○」

と大学全体を一つの数字で考えるより、

志望学科ごとの共通テスト得点率・個別試験・倍率

を見ることが重要です。

特に福岡県立大学は公立大学です。

一般選抜では大学入学共通テストを利用するため、私立大学のように2〜3科目だけに絞った勉強ではなく、複数教科をバランスよく対策する必要があります。

また、学科によって人気や倍率も異なります。


福岡県立大学の倍率は?

過去の入試結果を見ると、学科や前期・後期によって倍率には大きな差があります。

例えば2025年度一般選抜では、人間形成学科の前期は募集25人に対して93人が志願し、志願倍率は3.7倍でした。

後期は募集10人に138人が志願し、志願倍率は13.8倍となっています。

看護学科では、2025年度前期が募集50人に対して165人志願で3.3倍、後期は募集10人に121人志願で12.1倍でした。

一方で、後期日程では実際に受験しない志願者も多いため、「志願倍率」だけを見るのではなく実質倍率も確認する必要があります。

同年度の実質倍率は、人間形成学科前期が2.6倍、看護学科前期が2.5倍でした。

公立大学では後期日程の募集人数が少ないため、数字上の倍率が高くなりやすい傾向があります。

そのため基本的には、

前期日程で合格を狙える学力をつける

ことを第一に考えた方がよいでしょう。


福岡県立大学の入試対策

福岡県立大学に合格するためには、

共通テスト対策+大学独自の選抜対策

の両方が重要です。

高1・高2|まず英語・国語・数学の土台をつくる

公立大学を目指す場合、高3になってから共通テスト対策を始めるのではなく、高1・高2で主要科目の基礎を固めておくことが重要です。

特に英語は積み上げ型です。

英単語、英文法、英文解釈を高2までに進め、高3では長文読解と共通テスト形式の演習に時間を使えるようにしましょう。

国語についても現代文だけでなく、古文・漢文を含めて早めに準備しておく必要があります。


高3春〜夏|共通テスト基礎完成

高校3年生の夏までには、共通テストで必要となる主要科目を一通り完成させたいところです。

この段階で大切なのは、

「得意科目をもっと伸ばす」より「大きな苦手科目をなくす」

ことです。

公立大学入試では総合得点が重要になるため、一科目だけ大きく失点すると合否に影響します。

模試を受けた後は偏差値だけを見るのではなく、

大問別・単元別・原因別

に分析しましょう。


高3夏〜秋|学科別対策へ

福岡県立大学は、

  • 公共社会学科
  • 社会福祉学科
  • 人間形成学科
  • 看護学科

で学びの内容が異なります。

当然、求められる人物像も違います。

特に推薦型選抜などを考えている場合は、

「なぜ福岡県立大学なのか」
「なぜこの学科なのか」
「卒業後に何をしたいのか」

を明確にしておく必要があります。

「資格が取れるから」

だけではなく、

その資格を取得して社会で何をしたいのか

まで言語化しましょう。


福岡県立大学の就職・進路

福岡県立大学は、資格取得型・専門職型の学科が多いため、卒業後の進路も大学選びで重要なポイントになります。

大学公表の令和6年度卒業者数を見ると、人間社会学部は164人が卒業し、123人が就職、13人が進学しています。

学科別では、

  • 公共社会学科:卒業53人、就職44人
  • 社会福祉学科:卒業50人、就職45人
  • 人間形成学科:卒業61人、就職34人、進学12人

となっています。

看護学部では95人が卒業し、82人が就職、10人が進学しています。

人間形成学科は心理系大学院などへの進学を考える学生がいるため、単純な就職率だけで比較しないことが重要です。


福岡県立大学から目指せる職業

福岡県立大学の大きな魅力は、大学での学びと職業を結びつけやすいことです。

例えば、

公共社会学科
→ 公務員、一般企業、教員、地域関連団体、情報関連など

社会福祉学科
→ 社会福祉士、精神保健福祉士、福祉施設、行政、医療機関など

人間形成学科
→ 保育士、幼稚園教諭、教育関連、福祉関連、心理分野、大学院進学など

看護学科
→ 看護師、保健師、養護教諭、医療機関、行政機関など

といった進路が考えられます。

「大学名から職業を決める」のではなく、

なりたい職業→必要な資格→学科

という順番で進路を考えると、自分に合った学科を選びやすくなります。


福岡県立大学の学費

公立大学を志望する大きなメリットの一つが学費です。

福岡県立大学の授業料は現在、

年額535,800円

で、前期267,900円・後期267,900円の2回に分けて納付する方式です。

入学料は、

福岡県内居住者:282,000円

福岡県外居住者:520,000円

となっています。

授業料だけを単純計算すると4年間で、

535,800円×4年間=2,143,200円

です。

このほか入学料、教材費、実習費、後援会費、自治会費、同窓会費、通学費などが必要になります。

看護学部の場合は実習などに関連する費用も想定しておきましょう。


福岡県立大学へのアクセス

福岡県立大学は福岡市ではなく、福岡県田川市にあります。

ここは受験生が間違えやすいポイントです。

最寄りの田川伊田駅から大学までは徒歩約15分です。

博多駅から田川伊田駅までは、大学案内ではおおよそ1時間20分程度とされています。

また福岡・天神方面からは、西鉄天神高速バスターミナルから福岡県立大学まで約1時間25分〜1時間45分で、大学構内のバス停まで運行されています。

そのため福岡市方面から通学することも考えられますが、毎日の通学時間を考えて、大学周辺で一人暮らしを選択する学生もいるでしょう。

大学選びでは偏差値や学費だけでなく、

実際に4年間通えるか

という視点も非常に重要です。


福岡県立大学が向いている人

福岡県立大学は、特に次のような高校生におすすめです。

人を支える仕事がしたい人

看護、福祉、保育、心理、教育など、人と関わる専門分野が充実しています。

資格を生かして就職したい人

看護師、保健師、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、幼稚園教諭など、職業に直結する資格を目指せます。

地域社会に貢献したい人

公共社会学、社会福祉、公衆衛生看護など、地域社会との関わりを重視する教育が多い大学です。

公立大学で学費を抑えたい人

授業料は年額535,800円で、公立大学として教育費を抑えやすいこともメリットです。


福岡県立大学を目指すなら「将来から逆算する」

福岡県立大学は、

「とりあえず大学に行きたい」

という人よりも、

「将来こんな仕事がしたい」

という方向性をある程度持っている人に向いている大学です。

例えば、

看護師になりたい

看護学科

社会福祉士になりたい

社会福祉学科

保育士・幼稚園教諭になりたい

人間形成学科

心理学を専門的に学びたい

人間形成学科+大学院進学も検討

地域政策や地方創生を学びたい

公共社会学科

というように、将来から学科を逆算できます。

これが福岡県立大学の大きな魅力です。


まとめ|福岡県立大学は「人と地域を支える専門職」を目指せる公立大学

福岡県立大学は、福岡県田川市にある公立大学です。

設置されているのは、

人間社会学部

  • 公共社会学科
  • 社会福祉学科
  • 人間形成学科

看護学部

  • 看護学科

です。

最大の特色は、

地域・福祉・心理・教育・保育・看護・保健

など、人と地域社会を支える分野に教育を集中させていることです。

さらに、

  • 看護師
  • 保健師
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 保育士
  • 幼稚園教諭
  • 教員
  • 公認心理師につながる教育

など、資格・専門職を意識した大学選びができます。

受験では「偏差値」だけを見るのではなく、

共通テストの必要科目・配点・前期後期の倍率・個別試験・推薦条件

まで確認することが重要です。

2025年度には人間形成学科前期で志願倍率3.7倍、看護学科前期で3.3倍となっており、学科によっては十分な受験対策が必要です。

高校1・2年生で英語・数学・国語を中心に基礎を固め、高校3年生では共通テスト対策と志望学科別の対策に移行するとよいでしょう。

そして何より、

「福岡県立大学に入ること」

をゴールにするのではなく、

「福岡県立大学で何を学び、卒業後にどのような仕事をしたいのか」

まで考えてみてください。

看護・福祉・心理・教育・保育・地域社会などの分野で、人を支える専門職を目指したい高校生にとって、福岡県立大学は検討価値の高い公立大学といえるでしょう。