偏差値・地域共創学群・入試・学費・就職・キャンパスまで
北海道札幌市で大学進学を考える高校生にとって、有力な選択肢の一つとなるのが札幌大学です。
札幌大学について調べていると、
「札幌大学の偏差値はどのくらい?」
「どんな学部・専攻がある?」
「就職には強い?」
「北海道内での評価は?」
「入試科目や総合型選抜は?」
「学費はいくらかかる?」
「北海学園大学や北星学園大学との違いは?」
といった疑問を持つ受験生や保護者も多いでしょう。
札幌大学の大きな特徴は、一般的な「学部・学科」の枠組みに学生を最初から固定するのではなく、地域共創学群の中に8つの専攻を設け、学生が興味や将来像に合わせて学びを組み合わせられることです。
経済、経営、法学、英語、歴史文化、日本語・日本文化、スポーツ文化、リベラルアーツという幅広い領域を持ち、「大学で学びながら自分の専門を決めたい」という学生にも適した教育制度を整えています。
この記事では、札幌大学の特徴、地域共創学群、8専攻、偏差値・難易度、2027年度入試、学費、資格、就職、キャンパス、向いている人まで、受験生・保護者向けに詳しく解説します。
札幌大学とは?
札幌大学は、北海道札幌市豊平区にキャンパスを構える私立大学です。
北海道の中心都市・札幌に位置しながら、経済・経営・法学・外国語・文化・スポーツなど、多様な分野を学べる点が特徴です。
現在の札幌大学を理解するうえで重要なのが、**「地域共創学群」**という仕組みです。
2027年度入試では総募集人員800人で、地域共創学群と8専攻を中心とした学生募集が行われています。
大学進学時には、
「経済学にも興味があるけれど経営学も気になる」
「公務員を目指したいが、法学と経済学のどちらが自分に合っているか分からない」
「英語を学びながら北海道の観光についても研究したい」
という高校生も少なくありません。
札幌大学では、このような学生が自分の興味を大学入学後に深めながら専門分野を選べる教育制度を整えています。
札幌大学最大の特徴「地域共創学群」
札幌大学の学びを理解するための最大のキーワードが、
「1学群8専攻」
です。
地域共創学群には、
- 経済学専攻
- 経営学専攻
- 法学専攻
- 英語専攻
- 歴史文化専攻
- 日本語・日本文化専攻
- スポーツ文化専攻
- リベラルアーツ専攻
という8つの専攻があります。
文系を中心としながら、ビジネス、公務員、語学、観光、文化、スポーツ、情報・データサイエンスなど、将来の進路につながる多様な学びを展開しています。
「まだ将来やりたい仕事が完全には決まっていない」という高校生にとっても、大学で学びながら専門性を見つけられることは大きなメリットでしょう。
札幌大学の「レイターマッチング」とは?
札幌大学ならではの制度として注目したいのがレイターマッチングです。
専攻を決めずに入学し、大学で学んだ後に専攻を選択したり、入学後に専攻を変更したりできる仕組みです。
高校3年生の時点で将来の仕事まで完全に決めることは簡単ではありません。
例えば、大学入学前は経営学に興味があっても、授業を受ける中で、
「法律をもっと勉強したい」
「英語を専門的に学びたい」
「地域活性化に興味が出てきた」
と考える可能性があります。
札幌大学では、そうした学生の変化にも対応しやすい教育システムを用意しているのです。
メジャー・マイナー制度で専門分野を組み合わせる
札幌大学では、メジャー・マイナー制度も特徴となっています。
簡単にいえば、一つの専門分野だけに閉じるのではなく、複数分野を横断して学べる仕組みです。
現代社会では、
「経営×IT」
「経済×観光」
「法律×地域政策」
「英語×ビジネス」
「スポーツ×経営」
など、複数の知識を持つ人材が求められています。
一つの学問だけを深く学ぶことも大切ですが、複数の専門性を組み合わせることで、自分だけの強みを作ることもできます。
経済学専攻|金融・地域経済・観光などを学ぶ
経済学専攻では、人・モノ・お金が社会の中でどのように動いているのかを学びます。
金融、流通、環境、貿易、公務員、食、観光などが学び・進路のキーワードとして示されています。
経済学というと難しい数式を使うイメージを持つ高校生もいますが、実際には、
「なぜ物価が上がるのか」
「地域経済を活性化するにはどうすればいいのか」
「観光客の増加は地域にどのような影響を与えるのか」
など、私たちの生活と密接に関係する学問です。
銀行・信用金庫など金融業界、一般企業、公務員などを考えている人に向いています。
経営学専攻|マーケティング・起業・ICTを学ぶ
経営学専攻では、企業経営、マーケティング、起業、情報、ICT、簿記、データサイエンスなどを学びます。
札幌大学ではAI時代に対応する情報経営能力の育成も重視しています。
「将来会社を経営したい」
「商品が売れる仕組みを研究したい」
「マーケティングに興味がある」
「企業の経営企画に携わりたい」
という人には特に相性のよい専攻です。
ITやデータを活用した経営が当たり前になっている現在、経営学と情報分野を組み合わせて学べることも重要でしょう。
法学専攻|公務員を目指す人にも注目
法学専攻では、法律を単純に暗記するのではなく、社会の問題をルールに基づいて考え、公正に解決するための法的思考力を身につけることを目指します。
法律の知識は、
国家公務員、地方公務員、警察官、消防官、民間企業
など幅広い進路で活用できます。
特に北海道内で公務員を目指している高校生は、進学先候補として検討しておきたい専攻の一つです。
英語専攻|語学力を将来の武器にする
グローバル化が進む中、英語力はさまざまな仕事で活用できます。
英語専攻では英語そのものを学ぶだけでなく、異文化理解や国際的なコミュニケーション能力を高めることが重要になります。
北海道は世界的にも知名度の高い観光地です。
札幌、ニセコ、富良野などには多くの外国人観光客が訪れるため、
「英語×観光」
「英語×地域」
「英語×ビジネス」
といった組み合わせも考えられます。
将来、航空・ホテル・観光・国際ビジネス・教育などの分野に興味がある高校生にも適しています。
歴史文化専攻|歴史から現代社会を考える
歴史が好きな高校生に注目してほしいのが歴史文化専攻です。
歴史は単純に年号や人物名を覚えるだけの学問ではありません。
過去の政治、社会、文化、人々の生活を研究することで、現在の社会がどのように形成されたのかを考えます。
大学では高校までの「日本史」「世界史」よりさらに専門的に資料を読み、調査し、自分の考えをまとめる力が必要になります。
歴史・文化を専門的に研究したい人はもちろん、教育、観光、文化関連分野に興味がある人にも選択肢となるでしょう。
日本語・日本文化専攻
日本語・日本文化専攻では、日本語、日本文学、日本文化などを専門的に学ぶことができます。
私たちは普段当たり前のように日本語を使っていますが、
「日本語はどのような仕組みを持っているのか」
「日本文化はどのように形成されたのか」
「日本文学から何を読み取れるのか」
など、大学ではより専門的な視点から研究します。
日本文化を海外へ発信したい人にとっても、日本そのものを深く理解することは大きな強みになります。
スポーツ文化専攻|スポーツを多角的に学ぶ
札幌大学はスポーツに力を入れている大学としても知られています。
スポーツ文化専攻では、単に競技力を高めるだけではなく、スポーツを文化・教育・地域・社会など幅広い視点から考えることができます。
スポーツに関係する仕事は、選手だけではありません。
指導者、教員、スポーツビジネス、スポーツ施設、地域スポーツ、一般企業など、多様な進路があります。
高校までスポーツを続けてきた人が、その経験を大学での専門的な学びにつなげられる点も魅力です。
リベラルアーツ専攻|分野を越えて学びたい人へ
「一つの専門だけに絞りたくない」
という高校生に注目してほしいのがリベラルアーツ専攻です。
リベラルアーツでは、特定分野だけに限定せず、人文・社会科学を中心とした幅広い知識を身につけながら、物事を多角的に考える力を養います。
AI時代には単純な知識量だけではなく、
「異なる情報を結びつけて考える能力」
が重要になります。
幅広いことに興味を持ち、自分で問いを設定して学べる人には向いているでしょう。
札幌大学の偏差値・入試難易度は?
「札幌大学 偏差値」は、受験生から検索されやすいキーワードの一つです。
ただし、札幌大学を偏差値だけで判断することはおすすめできません。
なぜなら、札幌大学では一般選抜・大学入学共通テスト利用選抜だけでなく、学校推薦型選抜や多様な総合型選抜が実施されているからです。
偏差値は予備校、年度、入試方式によって変化するため、最新の模試データを確認する必要があります。
一般選抜を受験する場合は偏差値や過去問から合格可能性を分析し、総合型・学校推薦型選抜の場合は評定、活動実績、志望理由、面接なども含めて対策することが重要です。
札幌大学の2027年度入試
2027年度入試では、
学校推薦型選抜
総合型選抜
一般選抜
大学入学共通テスト利用選抜
特別選抜
など、多様な入試制度が用意されています。
総合型選抜にも、資格、学校活動・地域活動、専門学科・総合学科、探究活動、課外活動、ダイアローグ、ウレシパ選抜などがあります。
つまり、学力試験一本だけではなく、
「高校で資格取得を頑張った」
「部活動を続けてきた」
「探究活動に取り組んだ」
「地域活動に参加した」
という高校生にも、自分の経験を活かせる可能性があります。
一般選抜の対策は?
2027年度一般選抜では、国語・外国語(英語)を用いる方式が設定されています。
B日程では国語100点、外国語100点の試験を行い、得点上位科目を200点に換算する仕組みとなっています。さらに主体性等評価を加えて判定されます。
札幌大学を一般選抜で目指すなら、
国語と英語を受験勉強の中心に据えること
が重要です。
過去問を分析し、基礎事項を確実に得点できる状態を作ったうえで、時間内に問題を解き切る練習を行いましょう。
学校推薦型選抜では評定も重要
2027年度の指定校推薦では、全体の学習成績の状況が3.3以上、さらに指定教科のうち一つ以上で4.0以上という出願条件が示されています。
指定教科は国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報です。
推薦入試を考えている高校1・2年生は、高校3年生になってから対策を始めるのでは遅い場合があります。
定期テスト、提出物、授業態度などを含め、早い時期から学校成績を意識しておきましょう。
札幌大学の学費は?
2027年度以降の入学生について、大学が公表している初年度学費は、
入学金:16万円
授業料:82万円
施設設備費:15万円
教育充実費:1万円
で、初年度合計114万円です。
これとは別に、入学手続時に諸費42,500円が必要とされています。2年目以降の学費は年間102万円で、別途諸費が設定されています。
なお、2027年度入学者から入学金は従来の20万円から16万円へ引き下げられています。
大学進学では授業料だけでなく、教科書、交通費、一人暮らしの場合は家賃・食費なども必要です。
保護者と早い段階から4年間の総費用を計算しておきましょう。
特待生・奨学金制度も確認しよう
大学進学費用を考える際には、学費だけを見るのではなく、特待生・奨学金制度まで確認することが重要です。
札幌大学では独自の特待生・奨学金制度など、学生の経済的負担を軽減する仕組みを設けています。
入試方式によって利用できる制度や条件が異なる可能性があるため、
「自分は対象になるのか」
「どの入試方式で受験すると特待生を目指せるのか」
まで最新の募集要項で確認しましょう。
札幌大学の就職は?
大学選びでは「入れる大学」ではなく、**「卒業後につながる大学」**という視点が大切です。
札幌大学の各専攻では、それぞれの専門分野に応じた進路が想定されています。
例えば経済学専攻では、大学公式情報に北洋銀行、北海道農業共済組合、網走信用金庫、留萌信用金庫などへの進路実績が掲載されています。
経営学専攻では、公立学校教員、北海道旅客鉄道、住友生命保険などの実績が紹介されています。
札幌大学で就職を考える場合には、大学名だけで判断するのではなく、
どの専攻を選び、どの資格を取得し、大学4年間で何を経験するか
が重要です。
北海道で就職したい人にも注目
札幌大学の大きな魅力の一つが、北海道・札幌で学べることです。
北海道で将来働きたい学生にとって、大学4年間を札幌で過ごすことには意味があります。
授業、ゼミ、アルバイト、インターンシップ、地域活動などを通して北海道の企業や地域との接点を持つことができるからです。
特に、
金融、観光、流通、小売、サービス、公務員、教育、スポーツ
などを志望する学生は、大学在学中から将来の就職を意識して行動するとよいでしょう。
札幌大学に向いている人
札幌大学は、特に次のような高校生に向いています。
北海道・札幌で大学生活を送りたい人
札幌という都市で4年間学べること自体が大きな魅力です。
大学入学後に専門分野をじっくり決めたい人
レイターマッチングなど、柔軟な専攻選択制度があります。
複数の分野を組み合わせて勉強したい人
経済だけ、法律だけという学び方ではなく、複数領域を組み合わせたい学生に適しています。
公務員を目指している人
経済・法学など、公務員試験や公務員としての仕事につながりやすい専門領域があります。
スポーツを大学でも続けたい人
競技だけでなく、スポーツを文化・教育・社会という観点から学びたい人にも選択肢となります。
札幌大学を志望する高校生が今からやるべきこと
札幌大学を目指すなら、まず重要なのは入試方式を早めに決めることです。
一般選抜を受験するのか、学校推薦型選抜を狙うのか、総合型選抜を利用するのかによって、高校時代にやるべきことが変わります。
一般選抜なら国語・英語を中心に学力を伸ばす。
推薦型なら評定を確保する。
総合型なら、
資格取得、部活動、探究学習、ボランティア、地域活動
など、自分自身の高校生活を充実させることが重要です。
札幌大学の総合型選抜には、高校でのさまざまな経験を評価する方式が用意されているため、「自分には何もない」と考えるのではなく、これまで取り組んできたことを整理してみましょう。
オープンキャンパスで確認したいポイント
札幌大学を志望校として考えているなら、大学案内やWebサイトだけで判断せず、オープンキャンパスなどで実際の雰囲氣を確認することをおすすめします。
特に確認したいのは、
キャンパスの雰囲氣、学生と教員の距離、8専攻の違い、資格・就職支援、通学方法、学生生活、部活動・サークル
などです。
大学は4年間通う場所です。
偏差値や知名度だけでなく、
「ここで4年間学びたいと思えるか」
という感覚も大切にしてください。
札幌大学についてよくある質問
Q. 札幌大学には何学部がありますか?
現在は「地域共創学群」を中心とした教育体制で、経済学、経営学、法学、英語、歴史文化、日本語・日本文化、スポーツ文化、リベラルアーツの8専攻があります。
Q. 入学するときに専攻を決める必要がありますか?
専攻を選択せずに入学し、入学後に専攻を選ぶことも可能です。また、専攻変更に対応する「レイターマッチング」があります。
Q. 札幌大学の学費はいくらですか?
2027年度入学生は初年度学費が114万円で、別途諸費42,500円が必要です。2年目以降の学費は年間102万円です。
Q. 推薦入試はありますか?
あります。学校推薦型選抜のほか、資格、学校・地域活動、探究活動、課外活動などを評価する多様な総合型選抜も実施されています。
Q. 公務員を目指すことはできますか?
経済学や法学など、公務員を目指す学生と相性のよい専攻があります。大学で専門知識を身につけながら、公務員試験対策を計画的に進めることが重要です。
まとめ|札幌大学は「自分に合った学び」を見つけやすい大学
札幌大学は、北海道札幌市で幅広い文系分野を学べる私立大学です。
最大の特徴は、地域共創学群の1学群8専攻という柔軟な教育システムにあります。
経済学、経営学、法学、英語、歴史文化、日本語・日本文化、スポーツ文化、リベラルアーツという幅広い選択肢があり、レイターマッチングやメジャー・マイナー制度を活用することで、自分の興味や将来像に合わせて学びを設計できます。
高校生の段階では、
「何となく経済に興味がある」
「公務員になりたいけれど専門はまだ決まっていない」
「スポーツも勉強も続けたい」
「北海道で働きたい」
という人も多いでしょう。
そのような人にとって、大学入学後にも自分の専門分野を考えられる札幌大学の仕組みは大きな魅力です。
大学選びでは偏差値だけを見るのではなく、
何を学べるのか。
どのような資格を目指せるのか。
どんな経験ができるのか。
卒業後にどのような進路へつながるのか。
という視点から比較してください。
札幌大学を志望する場合は、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜・総合型選抜・共通テスト利用選抜まで比較し、自分の強みを最も活かせる入試方式を早い段階で決めることが合格への第一歩となります。

