「式の展開・因数分解・平方根」完全解説
中3数学の前半は、
高校入試でも超重要な単元です。
特に、
- 展開
- 因数分解
- 平方根
は、高校数学にも直結します。
ここを理解すると、
計算力が一気に上がります。
① 式の展開
展開とは?
カッコを外して、
式を広げることです。
例
(x+3)(x+5)
を広げる。
基本ルール
「全部にかける」
(x+3)(x+5)
まずxを両方へ。x2+5x
次に3を両方へ。3x+15
まとめる。x2+8x+15
展開の重要公式
これを覚えると速い。
乗法公式①
(a+b)2=a2+2ab+b2
例
(x+4)2
(x+4)2=x2+8x+16
ポイント
真ん中は、2×x×4
です。
乗法公式②
(a−b)2=a2−2ab+b2
例
(x−3)2=x2−6x+9
乗法公式③
(a+b)(a−b)=a2−b2
例
(x+7)(x−7)=x2−49
この公式のメリット
真ん中が消える。
展開でよくあるミス
① 真ん中を書き忘れる
間違い
(x+2)2=x2+4
正しい
x2+4x+4
② マイナスミス
(x−5)2
↓x2−10x+25
② 因数分解
因数分解とは?
展開の逆。
例
x2+8x+15
を、(x+3)(x+5)
へ戻す。
因数分解の基本
共通因数を探す
例
3x+6
3が共通。=3(x+2)
乗法公式を逆に使う
パターン①
a2+2ab+b2=(a+b)2
例
x2+6x+9
真ん中を見る。6x=2×x×3
最後は32
なので、
x2+6x+9=(x+3)2
パターン②
a2−2ab+b2=(a−b)2
例
x2−10x+25=(x−5)2
パターン③
a2−b2=(a+b)(a−b)
例
x2−16=(x+4)(x−4)
因数分解のコツ
「最後の数字」に注目
例
x2+7x+12
12になる数で、
足すと7。
→3と4。(x+3)(x+4)
因数分解でよくあるミス
① 符号ミス
x2−5x+6
↓(x−2)(x−3)
② 共通因数を見落とす
例
2×2+4x
まず2を出す。=2x(x+2)
③ 平方根
平方根とは?
「2乗するとその数になる数」
例
9=3
なぜなら、32=9
マイナスもある
(−3)2=9
なので、
「平方根」は、±3
√の意味
a
は、
「2乗するとaになる正の数」
平方根の例
| 数 | 平方根 |
|---|---|
| 4 | ±2 |
| 9 | ±3 |
| 25 | ±5 |
根号を簡単にする
例
12
12を分ける。=4×3=43=23
よく出る形
| 元 | 簡単形 |
|---|---|
| 8 | 22 |
| 18 | 32 |
| 50 | 52 |
根号の計算
足し算・引き算
同じ√だけ計算できる
例
23+53=73
注意
2+3
は足せない。
かけ算
例
2×3
2×3=6
例
25×32
数字。2×3=6
根号。5×2=10
答え。610
割り算
例
28
28=4=2
有理化
分母の√を消す。
例
23
上下に2
をかける。232
平方根でよくあるミス
① 足せないものを足す
NG
2+3=5
これはダメ。
② √を外し忘れる
16=4
③ 有理化ミス
分母だけにかけない。
上下両方。
定期テストで点数を取るコツ
① 公式を丸暗記しない
例えば、
(a+b)2=a2+2ab+b2
a
b
(a+b)2=a2+2ab+b2
122=64+32+32+16=144aabb(a+b)a²ababb²
は、
「全部にかける」
からできている。
② 因数分解は「逆算」
展開できるか考える。
③ √は「まず簡単にする」
12
↓23
にしてから計算。
最後に
中3数学は、
- パターン理解
- 計算処理
- ミス防止
が非常に重要です。
特に、
- 展開⇔因数分解
- 平方根の整理
は、高校数学の基礎になります。
焦らず、
- 途中式を書く
- 符号を確認する
- 公式を使い分ける
ことを意識してください。
