成績を上げたいなら、まず姿勢を見直そう
前回、「成績を上げるために最も大切なことは姿勢である」というお話をしました。
今回は、その中でも特に重要な「首の角度」についてお話ししたいと思います。
勉強中、多くの子どもたちは無意識のうちに首を前へ倒し、頸椎(首の骨)を大きく曲げた状態で学習しています。
しかし、この姿勢は学習効率を大きく低下させる原因になる可能性があります。
頸椎を曲げたまま勉強してはいけない理由
人間の頭の重さは約5kgあると言われています。
これはボウリングの球ほどの重さです。
本来、その重さは背骨の上にバランス良く乗ることで支えられています。
しかし、首を前に倒せば倒すほど、首や肩の筋肉は頭を支えるために余計な力を使わなければなりません。
その結果、
・首や肩がこる
・集中力が続かない
・疲れやすくなる
・頭が重く感じる
・眠くなる
といった状態が起こりやすくなります。
長時間勉強しているにもかかわらず成績が伸びない場合、その原因は勉強量ではなく姿勢にあるかもしれません。
なぜ眠くなるのか
猫背になり首を前に突き出した姿勢では、首周辺の筋肉が常に緊張状態になります。
すると身体は疲労しやすくなり、脳もエネルギーを消耗します。
勉強しているつもりでも、
「なんとなくぼんやりする」
「集中力が続かない」
「気が付くと眠くなる」
という状態になりやすいのです。
本人はやる気がないわけではありません。
身体が無理な姿勢によって疲れてしまっている可能性があります。
テキストを見るときは股関節から曲げる
では、どのような姿勢で勉強すればよいのでしょうか。
大切なのは首を曲げるのではなく、股関節(そけい部)から身体を倒すことです。
多くの人はテキストを見ようとして首だけを前に出してしまいます。
しかし正しい姿勢では、
背骨をできるだけまっすぐ保ったまま、
股関節から軽く前傾します。
すると首だけに負担が集中せず、身体全体で自然に机へ向かうことができます。
イメージとしては、
「頭を下げる」
のではなく、
「身体ごと前へ傾ける」
という感覚です。
この姿勢の方が長時間でも疲れにくく、集中力を維持しやすくなります。
視力にも大きな影響がある
勉強中の姿勢は視力とも深く関係しています。
テキストに顔を近づける習慣がある子どもは少なくありません。
しかし、
・顔を極端に近づける
・無理に目を細める
・首を曲げて覗き込む
という状態は目にも大きな負担を与えます。
視力を守るためには、
自分が無理なく見える距離でテキストを見ることが重要です。
首や肩に力が入らず、自然な状態で文字を読むことが理想です。
眼鏡が合っているか確認しよう
眼鏡を使用している場合は特に注意が必要です。
度数が合っていない眼鏡では、
・顔を近づける
・首を前へ出す
・目を細める
という動作が増えてしまいます。
その結果、
姿勢が崩れ、
目が疲れ、
集中力が落ちる
という悪循環が起こります。
勉強中に文字が見えにくそうな様子がある場合は、一度眼科や眼鏡店で確認してみることをおすすめします。
良い姿勢は学力向上の土台
成績を上げるために、
難しい問題集を買うことも大切です。
勉強時間を増やすことも大切です。
しかし、それ以前に確認していただきたいことがあります。
お子さまは正しい姿勢で勉強できているでしょうか。
首を曲げていないか。
肩に力が入っていないか。
無理な姿勢でテキストを見ていないか。
こうした基本的な部分を改善するだけでも、集中力や学習効率は大きく変わります。
学力は頭だけで作られるものではありません。
身体の状態が整ってこそ、本来の力を発揮することができます。
進学個別アースリングでは、学習指導だけでなく、勉強の土台となる姿勢や身体の使い方についても大切に考えています。
成績が伸び悩んでいるお子さまこそ、まずは姿勢から見直してみてください。
学力向上の第一歩は、正しい姿勢から始まります。

