偏差値・入試・国家試験・就職・学費
「大分県立看護科学大学はどんな大学?」
「偏差値や入試難易度はどのくらい?」
「看護師国家試験の合格率は高い?」
「保健師や助産師も目指せるの?」
「養護教諭になることはできる?」
「卒業後はどんな病院に就職するの?」
このような疑問を持っている高校生・保護者の方も多いのではないでしょうか。
大分県立看護科学大学は、大分県大分市にある看護・保健医療分野に特化した公立大学です。
総合大学のように多くの学部を持つ大学ではなく、学部教育は看護学部看護学科に集中しています。一方、大学院まで含めると、看護研究だけでなく、保健師・助産師・診療看護師(NP)など、高度な看護専門職につながる教育も展開している点が大きな特徴です。
2026年4月時点では、学部生328人、大学院生84人の合計412人が在籍しており、比較的小規模な環境で専門性の高い教育を受けられる大学となっています。
この記事では、**「大分県立看護科学大学」「大分県立看護科学大学 偏差値」「大分県立看護科学大学 入試」「大分県立看護科学大学 共通テスト」「大分県立看護科学大学 看護師国家試験」「大分県立看護科学大学 就職」「大分県立看護科学大学 学費」**などで検索している受験生・保護者向けに、2026年時点の情報をもとに詳しく解説します。
大分県立看護科学大学とは?
大分県立看護科学大学は、
〒870-1201
大分県大分市大字廻栖野2944-9
にキャンパスを置く公立大学です。
大学名に「看護科学」とある通り、看護を単なる技術として学ぶだけではなく、
人間・健康・生活・地域・医療・科学
を総合的に考える教育を行っていることが特徴です。
看護師は患者のそばで医療を支える専門職ですが、実際の仕事では医学知識だけがあればよいわけではありません。
患者本人の身体状態だけでなく、
- 心理状態
- 家庭環境
- 生活習慣
- 社会背景
- 地域環境
- 家族との関係
なども含めて考える必要があります。
大分県立看護科学大学は、こうした幅広い視点から看護を学びたい高校生に適した大学です。
大分県立看護科学大学の学部
学部教育は非常にシンプルです。
看護学部
看護学科
基本的にはこの1学部1学科で構成されています。
つまり、
「大学に入ってからいろいろな分野から進路を選びたい」
という人よりも、
「将来、看護・医療・健康分野で働きたい」
という方向性が比較的はっきりしている高校生に向いている大学です。
大分県立看護科学大学の看護教育
大分県立看護科学大学では、1年次から人間・健康・看護について考える科目が配置されています。
例えば1年次には、
- コミュニケーション論
- 健康情報処理演習
- 予防的家庭訪問実習
などが用意されています。
ここで注目したいのが、「予防」という視点です。
看護というと、
「病氣になった人を病院で看護する仕事」
というイメージを持つ高校生も多いでしょう。
しかし現在の保健医療では、
病氣になる前に健康を守る
という考え方も非常に重要です。
そのため看護学では、病院内での看護だけでなく、
地域看護・健康教育・予防・在宅支援
などにも学びが広がっています。
看護師を目指せる大学
大分県立看護科学大学の看護学部を卒業すると、所定の要件を満たすことで看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
看護師になるためには、
大学卒業
↓
看護師国家試験
↓
合格
↓
看護師免許取得
という流れになります。
つまり、大学合格が最終ゴールではありません。
4年間の大学教育を終え、その後に国家試験へ合格する必要があります。
そのため看護大学選びでは、
「大学に合格できるか」
だけではなく、
「国家試験に向けた教育・支援体制が整っているか」
まで確認することが重要です。
看護師国家試験の合格率は?
大分県立看護科学大学を志望するなら、必ず確認しておきたいのが国家試験実績です。
2026年2月実施の看護師国家試験では、
受験者86人
合格者84人
合格率97.7%
でした。全国の合格率は88.3%、新卒者全国合格率は94.1%でした。
さらに過去を見ると、
2025年2月:98.8%
2024年2月:100%
という結果です。
毎年100%になるとは限りませんが、近年高い合格率を維持していることは、大分県立看護科学大学を検討するうえで重要なポイントです。
大分県立看護科学大学で保健師は目指せる?
ここは受験生が間違えやすいポイントです。
現在、大分県立看護科学大学では学部卒業だけで保健師国家試験受験資格を取得する仕組みではなく、大学院で保健師を目指す教育ルートがあります。
大学が公表している2026年2月の国家試験結果でも、保健師については大学院として記載されています。
2026年2月は、
受験者7人
合格者6人
合格率85.7%
でした。
2025年2月は8人全員が合格し、合格率100%となっています。
したがって、
看護師+保健師
の両方を目指したい高校生は、大学院進学まで視野に入れて進路を考える必要があります。
助産師を目指すこともできる
助産師を目指したい人も、大分県立看護科学大学では大学院教育に注目してください。
大学公式の国家試験結果を見ると、2026年2月の助産師国家試験では、
受験者10人
合格者10人
合格率100%
でした。
2025年2月も、
7人受験・7人合格で100%
となっています。
つまり、大分県立看護科学大学では、
学部で看護師
↓
大学院でさらに専門職へ
という進路設計を考えやすい大学です。
養護教諭を目指すこともできる
「看護学部に進学したいけれど、病院ではなく学校で働きたい」
という高校生もいるでしょう。
大分県立看護科学大学には、養護教諭一種免許状に対応する養護教諭養成課程があります。
養護教諭とは、学校の保健室などで児童・生徒の健康を支える教員です。
令和7年度、つまり2025年度卒業者では養護教諭養成課程履修者19人のうち、
養護教諭として就職:6人
となっています。
そのほか医療機関への就職者や大学院進学者もいます。
看護学部から、
看護師だけではなく「学校保健」という道を選べる
ことは大分県立看護科学大学の特徴の一つです。
診療看護師(NP)を目指す大学院もある
大分県立看護科学大学の大きな特色として知っておきたいのが、大学院のNPコースです。
NPはNurse Practitionerの略で、日本では診療看護師などと呼ばれることがあります。
大学院NPコースは、厚生労働大臣から特定行為研修の指定研修機関として認められており、修了者は所定の条件を満たすことで日本NP教育大学院協議会のNP資格認定試験を受験できます。
高校生の段階ではまだ先の話に感じるかもしれません。
しかし、
看護師として働く
↓
臨床経験を積む
↓
大学院へ進む
↓
より高度な看護実践能力を身につける
という将来像を考えるなら、大学院教育まで充実している大学を選ぶ意味があります。
大分県立看護科学大学の偏差値・難易度
「大分県立看護科学大学 偏差値」はよく検索されるキーワードですが、偏差値は予備校・模試会社・年度によって変わります。
そのため、
偏差値だけで合否を判断しない
ことが重要です。
大分県立看護科学大学は公立大学なので、一般選抜では大学入学共通テストへの対応が必要になります。
さらに前期日程・後期日程で募集人数や倍率も異なります。
したがって、
偏差値
+共通テスト得点
+個別試験
+倍率
+募集人数
を総合的に見て受験戦略を立てる必要があります。
2026年度入試の倍率
2026年度、令和8年度入試では、一般選抜前期日程の募集人員は40人でした。
それに対して、
志願者103人
受験者97人
合格者47人
で、実質倍率は2.1倍でした。
後期日程は募集人員10人に対して、
志願者96人
受験者38人
合格者11人
で、実質倍率は3.5倍です。
学校推薦型選抜では、
募集30人
志願76人
合格30人
実質倍率2.5倍
となっています。
後期日程は募集人数が少ないため、数字上の倍率が高くなりやすくなります。
基本的には、
前期日程で合格できる学力を作る
ことを第一目標にした方がよいでしょう。
2027年度入試の日程
2027年度、令和9年度入試についても大学から日程が公表されています。
一般選抜前期日程は、
出願:2027年1月25日〜2月3日
試験:2027年2月25日
合格発表:2027年3月5日
です。
後期日程は、
試験:2027年3月12日
合格発表:2027年3月20日
となっています。
受験生は、今後公表される正式な募集要項で必ず科目・配点まで確認してください。
大分県立看護科学大学の入試対策
高1・高2|英語・数学・国語を固める
公立大学の看護学部を目指すのであれば、高校3年生から受験勉強を始めるのではなく、高1・高2から基礎を固めておくことが重要です。
特に、
英語
数学
国語
は積み上げが必要です。
看護系だから理科だけできればいい、という考え方は危険です。
共通テストでは複数教科の総合点が重要になります。
理科も早い段階から強化する
看護学は大学に入ってから、
人体の構造
生理学
疾病
薬理
栄養
感染
公衆衛生
など、多くの科学的知識を学びます。
そのため高校段階でも、生物・化学などの理科を単なる受験科目としてではなく、
大学で医療を学ぶための基礎
として理解しておくことが重要です。
高3夏までに共通テスト基礎を完成
高校3年生の夏までには、共通テストで必要となる科目を一通り完成させたいところです。
大切なのは、
得意科目をさらに伸ばすだけでなく、大きな苦手科目を作らないこと
です。
模試を受けたら偏差値だけを見るのではなく、
知識不足
時間不足
計算ミス
読解ミス
問題形式への不慣れ
というように失点原因を分析しましょう。
過去問対策は必須
大分県立看護科学大学では、過去問題と採点基準を入手することができます。
一般選抜前期・後期、学校推薦型選抜の過去問題が用意されています。
ここは非常に重要です。
過去問は、
「何点取れたか」
だけを見るものではありません。
大学がどのような力を評価しようとしているのか
を読み取る材料です。
採点基準まで確認できるので、
どのような答案に点数が与えられるのか
まで分析すると、より効果的な受験対策ができます。
学校推薦型選抜を考えるなら早期準備が重要
2026年度入試では学校推薦型選抜の募集人員が30人ありました。
定員全体から考えると、決して小さな割合ではありません。
推薦を考えている高校生は、高3になってから急に準備するのではなく、
学校成績
志望理由
看護職への理解
面接・文章表現
高校での活動
を早い段階から意識しましょう。
特に看護系では、
「人の役に立ちたいから」
だけでは志望理由として弱くなりがちです。
なぜ看護師なのか。
なぜ医師や理学療法士ではないのか。
なぜ大分県立看護科学大学なのか。
大学で何を学びたいのか。
将来どのような看護職になりたいのか。
ここまで自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
大分県立看護科学大学の就職・進路
看護学部卒業後は、病院を中心とした医療機関へ就職する学生が多くなります。
ただし、卒業後の進路は病院だけではありません。
大学院進学や養護教諭など、複数の選択肢があります。大学公式サイトでも、卒業後の進路や就職・進学状況を公開しています。
つまり、
看護学部=卒業後は全員病院勤務
というわけではありません。
大学4年間で自分の適性や関心を見つけ、
臨床看護
学校保健
地域看護
大学院進学
高度実践看護
などへ進むことができます。
小規模大学だからこその魅力
2026年4月現在、大分県立看護科学大学の学部生は328人です。
学年単位で考えると、非常に大規模な大学ではありません。
これは受験生によって評価が分かれる部分ですが、
同じ看護職を目指す学生が集まり、専門分野に集中して学びやすい
というメリットがあります。
大規模総合大学のような多様な学部交流を求める人とは好みが分かれますが、
「看護を集中して学びたい」
「同じ目標を持つ仲間と4年間過ごしたい」
という高校生には相性が良いでしょう。
大分県立看護科学大学の学費
公立大学を志望する家庭にとって重要なのが学費です。
2026年度の授業料は、
年額535,800円
です。
前期267,900円、後期267,900円に分けて納付します。
入学料は、
大分県内者:232,000円
その他:332,000円
です。
授業料を現在の金額で4年間単純計算すると、
535,800円×4年間=2,143,200円
となります。
授業料以外の費用
2026年度実績では、入学時に、
後援会費:4年間50,000円
自治会費:4年間20,000円
学生教育研究災害傷害保険料:4年間3,370円
などが必要です。
このほか保険、テキスト代、新入生オリエンテーション関連費などもかかります。
看護学部では実習に伴う費用なども考えておく必要があります。
したがって、
「公立大学だから授業料だけ準備すればよい」
わけではありません。
4年間の教育費と生活費を合わせて資金計画を立てておきましょう。
一人暮らしの生活費は?
大学公式Q&Aでは、学生調査による1か月の生活費の目安として、
自宅外生:約10万円
自宅通学生:約4〜5万円
と紹介されています。
県外から進学する場合は、
授業料
+家賃
+食費
+水道光熱費
+交通費
+教材費
まで含めて考える必要があります。
大学には授業料減免制度もあり、高等教育の修学支援新制度の対象大学となっています。
大分県立看護科学大学が向いている人
大分県立看護科学大学は、特に次のような高校生に向いています。
看護師になりたい意思が明確な人
学部は看護学部に特化しています。
そのため「何となく医療系」というより、看護への興味がある人に向いています。
国家試験を意識して大学を選びたい人
2026年2月の看護師国家試験合格率は97.7%で、近年も高い水準を維持しています。
養護教諭にも興味がある人
養護教諭一種免許状に対応する課程があります。
大学院まで進学して専門性を高めたい人
保健師・助産師・NPなど、大学院教育まで含めたキャリアを考えられます。
小規模な専門大学で学びたい人
学部生328人という比較的コンパクトな大学です。
大分県立看護科学大学を目指すなら「看護師のその先」まで考える
大分県立看護科学大学を志望するなら、
「看護師になりたい」
だけで終わらせず、その先も考えてみてください。
例えば、
病院で臨床経験を積みたい
↓
看護師
学校で児童・生徒の健康を支えたい
↓
養護教諭
地域住民の健康を守りたい
↓
大学院で保健師を目指す
妊娠・出産・母子を支えたい
↓
大学院で助産師を目指す
高度な臨床判断能力を身につけたい
↓
大学院NPコース
というように、看護を起点としてさまざまなキャリアが考えられます。
大学名や偏差値だけではなく、
「自分はどんな医療人になりたいのか」
を考えながら進路を選びましょう。
まとめ|大分県立看護科学大学は看護を深く学びたい人に注目の公立大学
大分県立看護科学大学は、大分県大分市にある看護教育に特化した公立大学です。
学部は、
看護学部看護学科
を中心としており、看護師を目指す専門教育が行われています。
大学の特徴をまとめると、
看護教育に特化した公立大学
小規模な学習環境
看護師国家試験で高い合格率
養護教諭一種免許状を目指せる
大学院で保健師・助産師を目指せる
NPコースを設置
公立大学として授業料を抑えやすい
という点が挙げられます。
2026年度一般選抜では、前期日程の実質倍率が2.1倍、後期日程が3.5倍でした。学校推薦型選抜も2.5倍となっており、決して「看護単科大学だから簡単」というわけではありません。
受験する場合は、
共通テスト対策
+個別試験対策
+過去問分析
をしっかり進めることが重要です。
高校1・2年生では英語・数学・国語・理科の基礎を固め、高校3年生では共通テスト形式の演習と大学別対策を並行しましょう。
そして大学選びで最も大切なのは、
「大分県立看護科学大学に合格すること」
を最終目標にしないことです。
「どんな看護師になりたいのか」
「病院・学校・地域のどこで人を支えたいのか」
「将来は大学院へ進みたいのか」
まで考えてみてください。
看護師を出発点として、養護教諭、保健師、助産師、NPなど、より専門的な看護・保健医療のキャリアまで視野に入れたい高校生にとって、大分県立看護科学大学は検討価値の高い公立大学といえるでしょう。

