偏差値・教育学部・教員免許・保育士・スポーツ・英語教育・入試・学費・就職まで徹底解説
育英大学は、群馬県高崎市にある私立大学です。2018年4月に開学し、現在は教育学部 教育学科を設置しています。学科内には、児童教育専攻・スポーツ教育専攻・英語教育専攻があり、小学校教員、幼稚園教諭、保育士、中学校・高校の保健体育教員、英語教員、公務員、スポーツ関連企業など、多様な進路を目指せることが特徴です。
「育英大学の偏差値は?」
「小学校教員や保育士を目指せる?」
「体育教師になれる?」
「英語教育専攻では何を学ぶ?」
「公務員や警察官・消防士も目指せる?」
「学費や就職率はどのくらい?」
といった疑問を持つ受験生・保護者も多いでしょう。
この記事では、育英大学の学部・専攻、偏差値、2027年度入試、共通テスト、取得できる教員免許・資格、学費、奨学金、就職、受験対策まで詳しく解説します。
育英大学とは?
育英大学は、群馬県高崎市京目町1656-1にキャンパスを置く私立大学です。2018年4月に開学し、教育学部教育学科を中心に、教育・保育・スポーツ・英語教育に関わる人材を育成しています。
現在の教育学部教育学科は、
児童教育専攻
スポーツ教育専攻
英語教育専攻
の3専攻から構成されています。
大学の教育方針では、教育現場で必要となる専門知識だけでなく、主体的な判断力・行動力、教科指導、生徒指導、教育現場の課題を探究する力などを身につけることを重視しています。
つまり育英大学は、単に「教員免許を取るための大学」ではなく、実際の教育・保育・スポーツ現場で働くための実践力を育てる大学と考えると分かりやすいでしょう。
教育学部教育学科の3専攻
育英大学では、将来の仕事に応じて3つの専攻から選びます。
| 専攻 | 主な進路 |
|---|---|
| 児童教育専攻 | 小学校教員、幼稚園教諭、保育士 |
| スポーツ教育専攻 | 中高保健体育教員、警察官・消防士、スポーツ関連職 |
| 英語教育専攻 | 中高英語教員、公務員、一般企業、航空・国際関連 |
それぞれ専門性が大きく異なるため、大学名だけでなく**「どの専攻で何を学ぶか」**を基準に進路を考えることが重要です。
児童教育専攻|小学校・幼稚園・保育を総合的に学ぶ
児童教育専攻は、幼児期から児童期までの成長や教育を幅広く学ぶ専攻です。
大きく、
学校教育コース
幼児教育コース
に分かれています。
育英大学の特徴は、小学校教育と幼児教育・保育を完全に分離するのではなく、幼児期から小学校への学びのつながりを理解しながら教育者を目指せることです。
現在の教育現場では、幼稚園・保育園から小学校への円滑な接続が重視されています。そのため、幼児期の発達を理解した小学校教員や、小学校教育まで見通せる保育者の重要性は高まっています。
学校教育コース|小学校教員を目指す
学校教育コースでは、幼児・児童の特徴を理解しながら授業を行える小学校教員の育成を目指しています。
特に特徴的なのが、所属する専任教員が小学校から高校までのいずれかで教員経験を持っていることです。
さらに、
初等学校体験活動
小学校インターンシップ
など、教育現場に触れる実習を取り入れています。
大学で教育理論を学ぶだけでなく、早い段階から実際の学校現場を見ることで、
子どもへの声かけ
授業の進め方
学級経営
教員同士の連携
などを具体的に理解しやすくなります。
児童教育専攻で取得できる免許・資格
児童教育専攻では、履修条件を満たすことで、
小学校教諭一種免許状
幼稚園教諭一種免許状
保育士資格
准学校心理士
などを目指すことができます。
幼児教育コースでも小学校教諭一種免許状の取得が可能で、保育・幼児教育だけに進路を限定しないことが特徴です。
「小学校の先生か保育士か、まだ完全に決め切れていない」という高校生にとっても、進学後に学びながら方向性を考えやすい環境でしょう。
保育士・幼稚園教諭を目指すなら
幼児教育コースでは、幼児教育・保育の専門知識や技能を身につけ、
幼稚園教諭
保育士
などを目指します。
現在は認定こども園が全国的に広がっているため、
幼稚園教諭免許+保育士資格
の両方を持つことは、就職の選択肢を広げるうえでも重要です。
また育英大学では、発達障害などを含めた多様な子どもへの支援を想定し、カウンセリングや障害児保育についても学びます。
「子どもが好きだから保育士になりたい」という氣持ちからさらに一歩進み、一人ひとりの発達や家庭環境まで理解できる保育者を目指す学びといえるでしょう。
スポーツ教育専攻|体育教師・スポーツ指導者を目指す
スポーツ教育専攻は、体育・スポーツ教育を専門的に学ぶ専攻です。
大学公式サイトでは、
教員養成プログラム
公務員養成プログラム
一般企業養成プログラム
の3つを用意しています。
スポーツ系学部というと、
「大学でも部活動を続ける」
というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし育英大学では、スポーツを競技としてだけでなく、
教育
健康づくり
地域スポーツ
公務員
企業
など、卒業後の仕事へつなげて考えることが特徴です。
保健体育の教員免許を取得できる
スポーツ教育専攻では、
中学校教諭一種免許状(保健体育)
高等学校教諭一種免許状(保健体育)
を取得できます。
体育教員には運動能力だけでなく、
運動生理
健康
体育科教育法
安全管理
生徒指導
学級経営
など幅広い知識が必要です。
スポーツ教育専攻では、体育・スポーツの専門性と教育学を組み合わせて学ぶことで、「スポーツが得意な人」から「スポーツを教えられる人」へ成長することを目指します。
警察官・消防士など公務員も目指せる
スポーツ教育専攻には、警察官・消防士などを想定した公務員養成プログラムもあります。
警察官・消防士の採用試験では、学科試験だけでなく、
体力
面接
人物評価
なども重要です。
高校までスポーツを継続してきた経験を生かしながら、公務員試験対策へつなげたい人に向いています。
「スポーツを続けたいが、卒業後は公務員として働きたい」という進路も十分に考えられます。
健康・スポーツ関連企業への進路
スポーツ教育専攻では、中高保健体育教員だけでなく、
健康運動指導
スポーツジム
一般企業
などへの進路も想定しています。
一般企業養成プログラムでは、運動を通して人々の健康を支える人材を育成するとともに、
コミュニケーション能力
協調性
問題解決力
など、一般企業でも必要となる能力を養います。
大学でスポーツを学んだからといって、卒業後の仕事が「体育教師」だけに限定されるわけではありません。
英語教育専攻|2026年度から新たな選択肢
育英大学では、英語教育専攻が設置されています。2026年度の1年生は13名で、教育学部の新しい学びとしてスタートしています。
英語教育専攻には、
教員養成プログラム
公務員・一般企業養成プログラム
があります。
英語そのものを学ぶだけでなく、
英語教育
異文化理解
コミュニケーション
などを専門的に学ぶことが特徴です。
中学校・高校の英語教員を目指せる
英語教育専攻では、
中学校教諭一種免許状(英語)
高等学校教諭一種免許状(英語)
を取得できます。
将来、
中学校英語教員
高校英語教員
英会話スクール
学習塾
などで英語教育に携わりたい高校生に適しています。
英語教師には、自分自身が英語を使えることに加えて、
「どうすれば生徒が理解できるか」
「どのように4技能を伸ばすか」
という教育学的視点も求められます。
公務員・企業・航空関連にも
英語教育専攻の公務員・一般企業養成プログラムでは、
公務員
外資系企業
航空関連企業
なども進路として示されています。
したがって、
「英語は好きだけれど、教師になるかはまだ決めていない」
という高校生にも選択肢があります。
英語力を企業・公務員・国際的な仕事へ生かすことも可能です。
英検2級以上なら最大4年間学費全額免除
英語教育専攻では、非常に特徴的な英語資格特待制度があります。
英検・TOEIC・GTECなどの資格・スコアに応じて、入学金と学費が減免されます。
例えば英検2級相当以上では、条件を満たし継続審査を通過すると、
入学金+授業料・施設設備費を最大4年間全額免除
となります。
対象の一例は、
英検:1980以上
TOEIC L&R:500以上
TOEFL iBT:42以上
IELTS:4.0以上
GTEC:960以上
です。
英語教育専攻を考えている高校生なら、高校時代から英検取得に取り組むメリットは非常に大きいでしょう。
育英大学の偏差値は?
河合塾Kei-Netの2027年度入試向けデータでは、育英大学一般選抜のボーダー偏差値は、
35.0
です。
共通テスト利用方式では、
45%~53%
がボーダー得点率の目安となっています。
学科・専攻別では、進学情報サイトの2027年度河合塾データで、
| 専攻 | 偏差値目安 | 共通テスト得点率目安 |
|---|---|---|
| 児童教育専攻 | 35.0 | 51~53% |
| スポーツ教育専攻 | 35.0 | 45~47% |
| 英語教育専攻 | 35.0 | 45~47% |
とされています。
ただし、偏差値は入試難易度を示す一つの指標です。
教員・保育士などを目指す場合は、
大学へ合格することより、入学後4年間で免許・資格を取得し、採用試験へ進めるか
の方が重要です。
2027年度入試
育英大学では2027年度、
総合型選抜
学校推薦型選抜
一般選抜
大学入学共通テスト利用選抜
などが実施されます。
総合型選抜Ⅰ期は2026年9月1日から出願が始まり、試験日は9月13日です。
学校推薦型選抜Ⅰ期は11月14日。
一般選抜Ⅰ期は2027年1月29日からの日程が設定されています。
複数の入試方式があるため、高3になったら早めに自分に合った方法を選びましょう。
学校推薦型選抜では評定も重要
2027年度学校推薦型選抜の公募制では、
評定平均値3.2以上
が出願要件です。
さらに特別選抜では、
学業成績が特に優秀な場合:評定平均4.2以上
競技成績が特に優秀な場合:全国大会原則16位以内+評定平均3.0以上
などの基準があります。
そのため、高1・高2から育英大学を考えている場合は、
定期テストを軽視しないこと
が重要です。
推薦型選抜を使える状態を残しておくと、受験の選択肢が大きく広がります。
総合型選抜では将来像を具体的に
育英大学のアドミッション・ポリシーでは、教育・保育・スポーツ・英語教育に対する高い職業意識や、社会課題への関心、継続的に学ぶ姿勢などを求めています。
そのため総合型選抜を受けるなら、
「子どもが好きだから」
「スポーツが好きだから」
「英語が好きだから」
で終わらせないことが重要です。
例えば、
小学校教員として子どもの学習につまずきを支援したい
体育教員として運動が苦手な生徒にもスポーツの樂しさを伝えたい
英語教員として英語を使って交流する樂しさを教えたい
というように、将来像まで具体化すると志望理由に説得力が出ます。
育英大学の学費
育英大学の現在公表されている学納金は、
入学金:25万円
授業料:年間75万円
教育振興費:年間37万円
です。
授業料と教育振興費を合わせると年間112万円。したがって初年度は、
137万円
が基本的な学納金の目安になります。
さらに、
保護者会
同窓会
学生会
後援会
などの費用として、約6万円が別途必要です。
単純計算すると、入学金を含む4年間の基本学納金は、
約473万円
が目安です。
教育実習などは別途費用が必要
教員・保育士を目指す場合には、教育実習などの費用も必要です。
大学公式では、
保育実習・幼稚園教育実習:78,000円
小学校教育実習:52,000円
中学校・高等学校教育実習:44,000円
などが案内されています。
資格を多く取得するほど実習が増える場合もあります。
大学を比較するときには、授業料だけでなく資格取得まで含めた4年間の総費用を見るようにしましょう。
就職率99.1%
育英大学の2025年度卒業生は、
卒業生109名
就職108名
で、就職率は**99.1%**でした。
過去の就職率も、
2024年度:96.2%
2023年度:96.5%
2022年度:91.9%
となっており、直近では高い水準にあります。
教育学部だからといって、卒業生全員が学校教員になるわけではありません。
教員
幼稚園・保育
公務員
スポーツ関連
一般企業
など、専攻と本人の希望に応じて幅広い進路があります。
育英大学に向いている人
育英大学は特に、次のような高校生に向いています。
- 小学校教員を目指したい人
- 幼稚園教諭になりたい人
- 保育士を目指したい人
- 中学校・高校の保健体育教員になりたい人
- 体育・スポーツを専門的に学びたい人
- 警察官・消防士を目指したい人
- 中学校・高校の英語教員を目指したい人
- 英語を使う企業・航空関連へ進みたい人
- 群馬県や北関東で教育職を目指したい人
- 少人数環境で教育を学びたい人
特に、
「教員免許がほしい」
だけでなく、
「どの年代の子どもに、何を教えたいのか」
まで考えている人ほど、専攻選びがしやすい大学です。
小学校・保育・体育・英語、どれを選ぶ?
育英大学では、将来の職業から専攻を選ぶと分かりやすくなります。
小学生に教えたい
→ 児童教育専攻・学校教育コース
幼児教育・保育に携わりたい
→ 児童教育専攻・幼児教育コース
体育教師になりたい
→ スポーツ教育専攻
警察官・消防士を目指したい
→ スポーツ教育専攻の公務員養成プログラム
英語教師になりたい
→ 英語教育専攻
英語を使って企業で働きたい
→ 英語教育専攻の公務員・一般企業養成プログラム
という考え方です。
高1・高2から育英大学を目指すなら
高校1・2年生は、まず定期テストを大切にしましょう。
推薦型選抜では評定平均3.2以上という基準があるため、学校成績を安定させておけば入試の選択肢を広げられます。
また、自分が目指す仕事について調べてください。
小学校教員なら、現在の小学校教育が抱える課題。
保育士なら、幼児教育や子育て支援。
体育教員なら、部活動地域移行や子どもの体力。
英語教員なら、小学校英語や4技能教育。
こうしたテーマを調べておくことが、後の面接・志望理由にもつながります。
英語教育専攻を考えるなら、高1・高2から英検2級取得を目標にする価値も大きいでしょう。資格条件を満たせば、最大4年間の学費全額免除制度があります。
高3から育英大学を目指すなら
高校3年生になったら、
志望専攻
入試方式
を最初に決めましょう。
一般選抜なら基礎学力を固める。
共通テスト利用なら目標得点率を確認する。
総合型・推薦型なら、
志望理由
面接
高校時代の経験
を整理します。
特に教員・保育士を目指す場合には、
「なぜ教育職なのか」
「なぜその校種なのか」
「どのような教員・保育者になりたいのか」
を自分の言葉で話せるようにしてください。
オープンキャンパスで確認したいこと
育英大学では2026年度もオープンキャンパスを開催し、
大学・専攻紹介
最新入試情報
体験授業
キャンパスツアー
無料学食体験
個別相談
などを実施しています。高崎駅・新前橋駅からスクールバスも運行されています。
オープンキャンパスでは、特に、
児童教育専攻
- 小学校実習
- 保育実習
- 取得できる免許の組み合わせ
スポーツ教育専攻
- 体育施設
- 教員採用支援
- 公務員対策
- スポーツ関連資格
英語教育専攻
- 英語教員養成
- 英語資格特待制度
- 留学・英語学習環境
- 一般企業への進路
を確認するとよいでしょう。
まとめ|育英大学は「教育・保育・スポーツ・英語」の専門職を目指せる大学
育英大学は、群馬県高崎市にある私立大学です。
現在は教育学部教育学科に、
児童教育専攻
スポーツ教育専攻
英語教育専攻
を設置しています。
児童教育専攻では、
小学校教諭一種免許状
幼稚園教諭一種免許状
保育士資格
准学校心理士
などを目指すことができます。
スポーツ教育専攻では、
中学校教諭一種免許状(保健体育)
高等学校教諭一種免許状(保健体育)
を取得しながら、体育教員、警察官・消防士、スポーツ関連企業など幅広い進路を考えられます。
英語教育専攻では、
中学校教諭一種免許状(英語)
高等学校教諭一種免許状(英語)
を取得でき、公務員、外資系企業、航空関連企業なども目指せます。
さらに英検2級相当以上など所定の英語資格を持つ学生には、継続審査を条件として入学金と学費を最大4年間全額免除する制度があります。
2027年度入試向け河合塾ボーダーは、
偏差値35.0
共通テスト得点率45~53%
が一つの目安です。
そして2025年度卒業生の就職率は**99.1%**でした。
しかし育英大学を選ぶうえで本当に重要なのは、偏差値だけではありません。
小学校の先生になりたい。
子どもの成長を保育から支えたい。
体育教師になりたい。
スポーツ経験を公務員や健康分野の仕事へ生かしたい。
英語教師として生徒に英語を學ぶ樂しさを伝えたい。
英語力を国際的な仕事へつなげたい。
こうした**「誰に、何を、どのように教えたいのか」あるいは「大学で身につけた力をどんな仕事に生かしたいのか」**から専攻を選ぶことが重要です。
高校1・2年生なら、学校成績を安定させながら、自分が目指す教育・保育・スポーツ・英語分野について調べること。
高校3年生なら、総合型・推薦型・一般選抜・共通テスト利用から自分に合う方式を決め、志望理由や面接も早めに準備すること。
そしてオープンキャンパスでは、
「育英大学に合格できるか」だけではなく、「この専攻で4年間学び、卒業後にどのような教育者・社会人になりたいのか」
という視点で確認してみましょう。

