文星芸術大学とは?【2026年最新版】

偏差値・美術学部・デザイン・マンガ・入試・学費・就職まで徹底解説

文星芸術大学は、栃木県宇都宮市にある美術・デザイン・マンガ・造形表現に特化した私立芸術大学です。

現在は美術学部 美術学科を設置し、その中で「デザイン専攻」「マンガ専攻」「総合造形専攻」に分かれて専門的な学びを展開しています。さらに2027年4月には、デザイン専攻・マンガ専攻で新分野がスタートする予定で、イラストレーションやキャラクターイラストなど、現在のクリエイティブ業界に対応した教育が拡充されます。

「文星芸術大学の偏差値は?」

「デザインやマンガを大学で学べる?」

「絵が上手くないと受験できない?」

「実技試験は必要?」

「イラストレーターやゲーム会社への就職を目指せる?」

「学費は4年間でどのくらい?」

といった疑問を持つ受験生・保護者も多いでしょう。

この記事では、文星芸術大学の特徴、専攻・分野、偏差値、2027年度入試、共通テスト、実技対策、取得できる資格、学費、就職、アクセス、オープンキャンパスまで詳しく解説します。


文星芸術大学とは?

文星芸術大学の所在地は、

栃木県宇都宮市上戸祭4-8-15

です。大学へのアクセスはJR宇都宮駅・東武宇都宮駅が中心で、JR宇都宮駅から無料送迎バスを利用した場合、所要時間は約25分と案内されています。

文星芸術大学の大きな特徴は、総合大学の中に美術学部があるのではなく、大学全体が芸術・クリエイティブ分野を中心としていることです。

現在の美術学部美術学科には、

専攻主な分野
デザイン専攻デザイン、写真・映像、工芸など
マンガ専攻マンガ、イラスト
総合造形専攻日本画、洋画、立体、地域文化創生

があります。

2027年度からはさらに教育内容が再編され、デザイン専攻には地域表現デザイン、グラフィック アンド アート、イラストレーションの3分野が新設予定。マンガ専攻にはキャラクターイラスト分野が新しく加わります。


1年次は美術の基礎を幅広く学ぶ

芸術大学というと、

「入学した瞬間からマンガだけを描く」

「デザインだけを専門的に学ぶ」

というイメージを持つかもしれません。

文星芸術大学では、1年次前期に全専攻共通で、

デッサン

色彩構成

造形感覚

素材研究

などを学び、美術表現の土台を身につけます。

そのうえで2年次以降、専攻・分野ごとの専門教育を深めていく仕組みです。

これは非常に重要です。

イラストを描く場合でも、

形を見る力
色を組み合わせる力
構図を考える力
素材を理解する力

といった美術の基礎は必要です。

「デジタルで絵を描けるから基礎は必要ない」のではなく、基礎造形力を身につけたうえで自分の表現へ発展させる教育になっています。


デザイン専攻|グラフィック・写真・映像・工芸まで学ぶ

文星芸術大学のデザイン専攻では、デザインを中心に写真・映像・工芸など幅広い表現方法を学びます。

1年次にはAdobeソフトなどのPCスキル、写真、工芸、ブランディングなども学びます。

単に、

「絵をきれいに描く」

だけではありません。

デザインとは、

誰に何を伝えるのか

どのような課題を解決するのか

を考え、それを視覚的な表現へ変える仕事です。

広告
商品パッケージ
Web
ポスター
企業ロゴ
映像
地域プロモーション

など、デザインが活躍する分野は非常に幅広くなっています。


2027年からデザイン専攻が大きく変わる

2027年4月からデザイン専攻には、

地域表現デザイン分野

グラフィック アンド アート分野

イラストレーション分野

が新設予定です。

これに、

写真・映像分野

工芸分野

を加えた構成になります。

特に「文星芸術大学 イラスト」で検索している高校生にとっては、イラストレーション分野の新設は重要なポイントです。

これまでマンガ専攻内にもイラスト分野がありましたが、2027年度からは、

デザインとしてのイラストレーション

キャラクター表現としてのイラスト

という方向性を比較しやすくなると考えられます。


写真・映像分野

写真・映像分野では、写真や動画を通して視覚表現を学びます。現在のデザイン専攻にも写真スタジオなどを利用した授業が組み込まれています。

SNS、YouTube、Web広告、企業PRなど、現在は静止画だけでなく映像表現の重要性も高まっています。

将来、

フォトグラファー
映像クリエイター
広告制作
動画制作
Webコンテンツ制作

などを目指したい人にも注目したい分野です。


工芸分野|素材から作品をつくる

工芸分野では、素材そのものの特性を理解しながら、造形作品を制作します。

大学では特に「やきもの」などを通して、素材・炎・歴史・造形について学ぶ内容が紹介されています。

パソコン上だけで作品を作るのではなく、

実際に素材へ触れ、手を動かして作品を作りたい

という高校生に向いています。

工芸作家だけでなく、商品開発、インテリア、雑貨、デザインなどへ学びを生かすことも考えられます。


マンガ専攻|大学で本格的にマンガを学ぶ

文星芸術大学の特徴として特に注目されるのがマンガ専攻です。

現在は、

マンガ分野

イラスト分野

を設置しています。

1~2年次にはアナログ制作から始まり、発想・構成など作品制作に必要な「考え方」を学び、その後デジタル作画へ進むカリキュラムになっています。

3~4年次にはゼミに所属し、自分が目指す表現を深めます。

マンガを学ぶというと、

「絵の描き方を教えてもらう」

だけだと思うかもしれません。

しかし実際には、

キャラクター
ストーリー
構成
コマ割り
演出
背景
デジタル作画

などを組み合わせて、一つの作品として成立させる必要があります。


2027年から「キャラクターイラスト分野」を新設

2027年4月からマンガ専攻には、

キャラクターイラスト分野

が新設されます。

マンガ分野と合わせた2分野構成になる予定です。

ゲーム、SNS、VTuber、広告、Webコンテンツなど、キャラクターイラストが活用される場は広がっています。

そのため、

「マンガ家になりたい」

だけでなく、

ゲームやキャラクター業界でイラストレーターになりたい

という高校生にも注目したい変更です。


総合造形専攻|日本画・洋画・立体・地域文化創生

総合造形専攻には、

日本画分野

洋画分野

立体分野

地域文化創生分野

があります。

1・2年次は日本画・洋画・立体などを幅広く学び、3年次以降に専門分野を決めて深く研究します。

また地域文化創生分野では、実技だけではなく、美術・文化と地域社会との関係を理論的に学ぶカリキュラムも用意されています。


日本画・洋画を本格的に学びたい人

「芸術大学へ進むなら本格的に絵画制作をしたい」

という高校生には、日本画・洋画分野があります。

大学では制作技法だけでなく、

作品を見る力
美術史
表現方法
素材
自分自身のテーマ

などを深めていきます。

高校までの「絵を描く」から、大学では自分がなぜその作品をつくるのかという作家としての思考まで問われるようになります。


地域文化創生|美術を地域社会へ生かす

文星芸術大学では、芸術を個人の創作だけで終わらせず、地域社会との連携にも力を入れています。

総合造形専攻でも、地域と連携するプロジェクト型授業を通して、芸術による社会貢献を経験する教育が行われています。

将来、

地域文化
美術館
文化施設
アートイベント
まちづくり

などに関わりたい人にも特徴的な分野です。


文星芸術大学の偏差値は?

受験生が氣になるのが、

「文星芸術大学 偏差値」

でしょう。

河合塾Kei-Netの2027年度入試向けデータでは、一般選抜について明確なボーダー偏差値は設定されていません。

大学入学共通テスト利用方式では、

共通テスト得点率38%

がボーダーの目安です。

ただし、芸術大学を偏差値だけで評価することには注意が必要です。

美術大学・芸術大学では、

実技

作品

構想力

面接

志望理由

などが重要になる入試方式があります。

したがって、

「偏差値が低そうだから簡単」

という考え方ではなく、

自分の作品・表現力をどこまで高められるか

という視点で受験対策を進める必要があります。


2027年度入試|入試方式が多彩

2027年度の文星芸術大学では、

総合型選抜[探究活動型]

総合型選抜[体験授業型]

総合型選抜[オンライン]

学校推薦型選抜[指定校]

学校推薦型選抜[公募型]

一般選抜

大学入学共通テスト利用選抜

など、多様な入試方式が予定されています。

特に2027年度から、学校推薦型選抜に公募型が新しく導入されます。

高校での部活動・学習活動や、大学で何を学びたいかをまとめた学修計画書などを評価する方式です。

芸術系大学だからといって、受験方法が「実技試験だけ」というわけではありません。


共通テストでも受験できる

文星芸術大学には大学入学共通テスト利用入試もあります。

河合塾では2027年度の共通テストボーダー得点率を38%としています。

2026年度入試では大学独自試験を課さず、国語・英語など指定科目の共通テスト成績を利用する方式が実施されていました。

そのため、

「芸術大学には行きたいけれど、実技試験だけで勝負するのは不安」

「共通テストの学力も生かしたい」

という受験生にも選択肢があります。

2027年度の科目・配点は、必ず最新の募集要項で確認してください。


総合型選抜では「作品+なぜ学びたいか」が重要

文星芸術大学のアドミッション・ポリシーでは、

高校までの基礎学力に加えて、

造形力または構想力

自分の考えを表現する力

芸術・文化への興味

美術を社会へ生かそうとする意欲

などが求められています。

つまり、

「絵を描くのが好きです」

だけではなく、

なぜその表現をしたいのか

大学で何を学びたいのか

将来どのように作品や技術を生かしたいのか

まで考えることが重要です。


高校時代からポートフォリオをつくろう

芸術大学を目指すなら、高1・高2から作品を残しておくことをおすすめします。

デッサン
イラスト
マンガ
写真
動画
デザイン
立体作品

などを記録しておくことで、自分自身の成長も確認できます。

重要なのは「上手な作品だけを集めること」ではありません。

なぜこの作品を作ったのか。

何を工夫したのか。

どこを改善したいのか。

まで説明できるようにしておくと、面接や総合型選抜にもつながります。


取得できる資格

文星芸術大学では、所定の科目を履修することで、

学芸員資格

高等学校教諭一種免許状(美術)

などを取得できます。

さらに、

色彩検定
CGクリエイター検定
美術検定
情報処理関連検定

などに対応する科目も用意されています。

美術を学んだからといって、卒業後の仕事が「画家」や「デザイナー」だけに限られるわけではありません。

美術教員や学芸員など、専門知識を資格へつなげる進路もあります。


文星芸術大学の就職先

文星芸術大学の卒業生は、デザイン・広告・ゲーム・映像・マンガ・印刷・美術館・教育など幅広い分野へ進んでいます。

大学公式の主な実績には、

セガ

カプコン

などゲーム・エンタメ関連企業をはじめ、デザイン会社、広告会社、写真会社、印刷会社などが掲載されています。

マンガ分野では、集英社、講談社、小学館などの雑誌での掲載・受賞や、漫画家アシスタントなどの実績も紹介されています。

また、

宇都宮美術館
栃木県立博物館
足利市立美術館
笠間日動美術館

など、美術館・博物館関連の進路実績もあります。


美大卒=クリエイターだけではない

芸術大学を選ぶときに、

「プロの漫画家になれなかったらどうするの?」

「デザイナーになれなかったら就職できない?」

と不安になる保護者もいるでしょう。

しかし芸術大学で身につけるのは、単純な描画技術だけではありません。

企画する力
発想する力
プレゼンテーション力
PCスキル
制作管理
コミュニケーション
作品を完成させる力

なども学びます。

実際、文星芸術大学の就職先にはデザイン・エンタメ業界だけでなく、小売、サービス、不動産、一般企業なども含まれています。


文星芸術大学の学費

現在公表されている学部の学費は、

項目年額等
入学金300,000円
授業料840,000円
施設設備費250,000円
教育充実費150,000円
実験実習費100,000円

で、初年度学納金は164万円です。

これに初年度のみ、

学生保険
学生証発行料
初年次教育費
学友会費
父母の会会費

など合計77,660円が必要です。

さらに芸術大学では、

画材

制作材料

教科書

などが別途必要になります。大学公式サイトでも、教科書・画材・材料費は別途必要と明記されています。

したがって、芸術大学の費用を考える場合は授業料だけでなく、制作費まで含めて4年間の費用を計算することが重要です。


修学支援新制度について注意

学費面で重要な注意点があります。

文星芸術大学は、2025年度入学生から「高等教育の修学支援新制度」の対象外となっています。2024年度以前から在籍している対象学生については継続されますが、新規入学生については制度の対象外です。

給付型奨学金や授業料減免を前提に進学計画を立てている家庭は、必ず最新の奨学金・学費情報を確認してください。


キャリア支援

文星芸術大学にはキャリア・学生支援センターがあり、学生の就職・進路を支援しています。

また教育課程には、

キャリアデザイン

インターンシップ

なども組み込まれています。

学生一人ひとりが、

「自分の作品をどう仕事へつなげるか」

を考えながら、大学4年間でキャリア形成を進める仕組みがあります。


文星芸術大学に向いている人

文星芸術大学は、特に次のような高校生に向いています。

  • デザインを専門的に学びたい人
  • イラストレーターを目指したい人
  • マンガ家を目指したい人
  • キャラクターデザインに興味がある人
  • ゲーム・エンタメ業界で働きたい人
  • 写真・映像制作を学びたい人
  • 工芸・陶芸など素材表現に興味がある人
  • 日本画・洋画を本格的に学びたい人
  • 立体・造形作品を制作したい人
  • 美術教員を目指したい人
  • 学芸員を目指したい人
  • 栃木県・北関東で芸術を学びたい人

特に重要なのは、

「絵が好き」から「その表現を将来どう生かしたいか」へ一歩進めること

です。


高1・高2から文星芸術大学を目指すなら

高校1・2年生なら、まずたくさん作品を作りましょう。

デッサンだけでなく、

写真
マンガ
イラスト
動画
デジタル作品
立体

など、自分が興味を持ったものに挑戦して構いません。

文星芸術大学では1年次に幅広い基礎表現を学ぶため、高校時代からさまざまな表現へ触れておくことは大きな財産になります。

同時に、国語・英語など学校の基礎学力も大切にしてください。

芸術家・デザイナーも、自分の考えを文章や言葉で説明する力が必要です。


高3から目指すなら入試方式を早めに決める

高校3年生では、

総合型選抜

学校推薦型選抜

一般選抜

共通テスト利用

のどれを利用するか早めに決めましょう。

実技を使うなら作品制作・デッサン練習。

総合型なら志望理由・作品・面接。

共通テスト利用なら国語・英語などの学力対策。

というように必要な準備が変わります。

特に芸術系大学では、

受験直前になって急に作品を大量に作る

のではなく、日常的に制作を続けることが重要です。


オープンキャンパスには必ず参加したい

文星芸術大学では2026年度も複数回オープンキャンパスを開催しています。専攻・分野ごとの体験授業や入試説明などが行われています。

芸術大学では、通常の大学以上にオープンキャンパスが重要です。

なぜなら、

制作設備
アトリエ
PC環境
写真スタジオ
工房
教員作品
学生作品

を実際に見ることで、自分に合う大学か判断しやすいからです。

特に2027年度入学生は、新設される地域表現デザイン・グラフィック アンド アート・イラストレーション・キャラクターイラストについて、カリキュラムや作品例を直接確認するとよいでしょう。


まとめ|文星芸術大学は「好き」を専門性と仕事へ変える芸術大学

文星芸術大学は、栃木県宇都宮市にある私立芸術大学です。

現在は美術学部美術学科の中に、

デザイン専攻

マンガ専攻

総合造形専攻

を設置しています。

さらに2027年4月からデザイン専攻には、

地域表現デザイン
グラフィック アンド アート
イラストレーション

が新設され、マンガ専攻には、

キャラクターイラスト分野

が加わる予定です。

2027年度入試向け河合塾データでは、一般選抜に明確なボーダー偏差値は設定されておらず、大学入学共通テスト利用方式では**得点率38%**が一つの目安です。

しかし文星芸術大学の場合、偏差値だけを見て進学先を決めることにはあまり意味がありません。

デザインを仕事にしたい。

マンガ家になりたい。

イラストレーターとして活躍したい。

ゲームやキャラクター制作に関わりたい。

日本画や洋画を追究したい。

写真・映像を制作したい。

美術教員や学芸員を目指したい。

こうした**「自分は何を表現したいのか」**が大学選びの中心になります。

そしてもう一つ重要なのが、

「好きなことをどう仕事につなげるか」

という視点です。

文星芸術大学の卒業生は、デザイン・広告だけでなく、セガやカプコンなどゲーム・エンタメ分野、マンガ業界、印刷、美術館・博物館、教育、一般企業など幅広い進路へ進んでいます。

高校1・2年生なら、さまざまな作品を作り、自分の「好き」を探すこと。

高校3年生なら、志望専攻・分野を絞り、作品制作と入試対策を並行すること。

そしてオープンキャンパスでは、

「この大学に合格できそうか」ではなく、「この環境で4年間制作を続け、自分の作品を社会へ届けたいと思えるか」

という視点で文星芸術大学を確認してみてください。