偏差値・看護学部・看護師・保健師・実習・国家試験・入試・学費・就職まで徹底解説
亀田医療大学は、千葉県鴨川市にある看護・医療系の私立大学です。
学部は非常に明確で、
看護学部 看護学科
の1学部1学科。
「大学で看護学を学び、看護師を目指したい」という高校生に特化した大学です。
亀田医療大学を語るうえで最大の特徴となるのが、亀田メディカルセンターとの密接な連携です。大学の主要な実習先であり、急性期から在宅まで幅広い医療現場を持つ亀田メディカルセンターと連携しながら、実践的な看護教育を行っています。
さらに卒業生の70%以上が亀田メディカルセンターへ就職しており、「大学で学ぶ→医療現場で実習する→看護師として働く」という流れをイメージしやすいことも特徴です。2026年3月卒業生の就職率は**96%**でした。
2027年度入試の河合塾Kei-Netによる一般選抜ボーダー偏差値は35.0、高1・高2向けの学部学科ランクでは37.5です。
そして2027年度入学者からは、入学金0円となっています。年間の授業料・実験実習費・施設設備費を合わせた納入額は140万円です。
「亀田医療大学の偏差値は?」
「看護師国家試験の合格率は?」
「保健師も目指せる?」
「亀田メディカルセンターで実習できる?」
「卒業後はどこへ就職する?」
「学費はいくら?」
と氣になっている高校生・保護者も多いでしょう。
この記事では、亀田医療大学の看護学部、偏差値、看護師・保健師、実習、国家試験、2027年度入試、学費、奨学金、就職、大学院、受験対策まで詳しく解説します。
亀田医療大学とは?
亀田医療大学は、
千葉県鴨川市横渚462
にキャンパスを置く私立大学です。
現在設置されている学部・学科は、
看護学部 看護学科
です。
大学院には看護学研究科 看護学専攻があり、博士前期課程の入学定員は10名、博士後期課程は3名となっています。
つまり亀田医療大学は、さまざまな分野を扱う総合大学ではありません。
その代わり、
看護
医療
患者支援
地域医療
高度実践看護
などへ教育資源を集中させた、専門性の高い大学と考えることができます。
亀田医療大学最大の特徴は「病院と大学の距離の近さ」
亀田医療大学を他の看護系大学と比較するとき、最初に注目したいのが亀田メディカルセンターとの関係です。
大学公式サイトでは、主要な実習先である亀田メディカルセンターについて、多様な医療現場を持ち、最新の医療・看護を展開する医療機関と説明しています。
さらに大学と医療機関が同じ亀田グループとして協働し、学生を支援しています。
看護学は、教科書だけでは完成しません。
講義で人体や疾病について学ぶ。
↓
演習で看護技術を練習する。
↓
病院などで患者と接する。
↓
実際の看護を経験する。
↓
大学へ戻り振り返る。
この繰り返しによって、看護師として必要な判断力を身につけていきます。
そのため看護系大学を選ぶときには、偏差値だけではなく**「どのような医療機関で実習できるのか」**を見ることが非常に重要です。
亀田メディカルセンターとは?
亀田メディカルセンターは、千葉県鴨川市を中心として高度な医療を提供している医療組織です。
亀田医療大学では、この医療現場を主要な実習環境として活用します。
大学と医療現場が連携していることで、
患者とのコミュニケーション。
看護技術。
医療安全。
多職種連携。
急性期看護。
慢性期看護。
地域・在宅看護。
などを、実際の医療現場と結びつけながら理解できます。
「大学で習ったことが病院ではどう使われているのか」
を確認しながら学べることが、亀田医療大学の大きな魅力です。
1学年約80人の少人数教育
亀田医療大学は、大規模な総合大学とは異なります。
大学では1学年約80名の学生に対し、教員がチームを組んで1〜3年次まで継続的に支援しています。
さらに1学年を12〜14人程度の学生グループに分け、一人の教員が**「チューター」**として担当します。
看護学部では、
授業。
実習。
レポート。
国家試験。
就職。
と、4年間で取り組むことが非常に多くあります。
そのため、
「分からないことを相談できる」
「学習状況を見てもらえる」
という環境は重要です。
看護学部では何を学ぶ?
看護学部では、最終的に看護師として働くために必要となる知識・技術・態度を段階的に学びます。
大きく分けると、
人体・疾病を理解する学習
看護の基本を学ぶ学習
対象別・領域別看護
看護技術演習
臨地実習
などがあります。
看護師は単に、
注射をする。
血圧を測る。
患者の身の回りを支援する。
という仕事ではありません。
患者の状態を観察し、
「何が起きているのか」
「これから何が起こる可能性があるのか」
「どのような看護が必要なのか」
を考えなければなりません。
そのため看護学では、知識+技術+判断力+コミュニケーション能力を総合的に身につける必要があります。
看護師になるには?
亀田医療大学看護学部を卒業すると、看護師国家試験の受験資格を取得できます。
そして国家試験へ合格すると、看護師免許を取得できます。
流れとしては、
亀田医療大学へ入学
↓
4年間看護学を学ぶ
↓
必要な単位・実習を修得
↓
卒業・看護師国家試験受験資格取得
↓
看護師国家試験
↓
合格
↓
看護師免許取得
となります。
つまり大学合格はゴールではありません。
4年後の看護師国家試験までが一つの受験期間
と考えて大学を選ぶ必要があります。
保健師も目指せる
亀田医療大学では保健師課程も設けられています。
2027年度入学者の学費案内でも、保健師課程を選択した場合、3・4年次に年間5万円の実習費が必要になることが示されています。
保健師は、病院で患者を看護する看護師とは少し役割が異なります。
例えば、
地域住民の健康相談。
乳幼児健診。
生活習慣病予防。
高齢者支援。
感染症対策。
母子保健。
健康教育。
などに関わります。
将来的に、
自治体。
保健所。
市町村。
企業。
などで地域・集団の健康を支えたい人は、保健師という進路も確認しておきましょう。
助産師を目指すなら大学院という選択肢もある
亀田医療大学には大学院看護学研究科があります。
博士前期課程には、
看護管理学。
実践看護学。
高度実践看護師コース。
ウィメンズヘルス・助産学領域。
などが設定されています。
2026年3月卒業生でも、助産師資格取得などを目的として亀田医療大学大学院へ進学した学生がいます。
つまり、
看護師
だけでなく、
保健師
助産師
高度実践看護
看護研究
など、大学卒業後にさらに専門性を高める道もあります。
亀田医療大学の看護師国家試験合格率
看護系大学を比較するときに必ず確認したいのが看護師国家試験合格率です。
亀田医療大学が公表している2025年度の看護師国家試験合格率は、新卒者で、
89.1%(41人/46人)
でした。
過去には、
第108回:100%
第109回:97.1%
第110回:97.0%
第111回:91.8%
第112回:94.5%
第113回:95.8%
第114回:86.3%
という実績があります。
年度によって合格率には変動があります。
大学選びでは、特定年度だけを見るのではなく、数年間の推移と大学の国家試験対策をセットで確認することが重要です。
国家試験対策は低学年からスタート
亀田医療大学では、開学以来、低学年から国家試験対策を行っています。
具体的には、
国家試験に向けた学修ガイダンス
4年生全員を対象とした国家試験対策補講
などを実施しています。
看護師国家試験では、単なる暗記だけではなく、
人体。
疾病。
薬理。
看護技術。
社会保障。
状況設定。
など非常に広い範囲から出題されます。
1〜3年次の授業をしっかり理解していることが、最終的な国家試験対策になります。
亀田医療大学の偏差値は?
河合塾Kei-Netによる2027年度入試の一般選抜ボーダー偏差値は、
35.0
です。
一方、高校1・2年生が大学を比較するときに使う学部学科ランクでは、
看護学部 看護学科:37.5
となっています。
ここで注意したいのは、
偏差値=大学の看護教育の質
ではないことです。
河合塾自身も、ボーダーラインは入試難易度を示すものであり、大学の教育内容や社会的位置づけを示すものではないと説明しています。
特に看護系大学では、
実習環境。
国家試験対策。
教員による支援。
取得できる資格。
病院との連携。
就職先。
なども重要な比較項目です。
2027年度一般選抜の科目は?
2027年度一般選抜Ⅰ・Ⅱ期の募集人員は20名です。
河合塾Kei-Netでは、個別試験200点満点で、英語・数学Ⅰ・現代文・化学基礎・生物基礎などから選択する方式が掲載されています。
2027年度学生募集要項もすでに大学から公開されています。
看護学部だからといって、
「生物だけ勉強すればよい」
というわけではありません。
英語。
国語。
数学。
理科。
の基礎学力を高校1・2年生のうちから固めることが重要です。
総合型選抜・学校推薦型選抜も確認しよう
亀田医療大学では一般選抜だけでなく、
学校推薦型選抜(指定校)
学校推薦型選抜(公募型)
など複数の入試制度を用意しています。大学公式入試ページでは、2027年度学生募集要項や過去問題、出題意図も公開されています。
看護系大学の推薦型・総合型入試では、学力だけではなく、
なぜ看護師になりたいのか。
なぜ亀田医療大学なのか。
どのような看護師になりたいのか。
高校時代に何を経験したのか。
医療・看護についてどのような問題意識を持っているのか。
を自分の言葉で説明できることが重要です。
志望理由は「人を助けたい」から一段深く考える
看護学部志望者に非常に多い志望理由が、
「人の役に立ちたい」
「困っている患者さんを助けたい」
です。
もちろん大切な動機ですが、それだけでは他の受験生との差がつきにくくなります。
例えば、
家族の入院を経験した。
看護師の対応が印象に残った。
地域医療に興味を持った。
高齢者看護に関心がある。
救急・急性期医療に携わりたい。
患者と家族を支えられる看護師になりたい。
など、
自分の経験→看護への関心→亀田医療大学で学びたい理由→将来像
までつなげると、志望理由が具体的になります。
2027年度から入学金0円
亀田医療大学の2027年度学費で非常に注目したいのが、
入学金0円
です。
2027年度入学者の納入額は次の通りです。
| 項目 | 年額 |
|---|---|
| 入学金 | 0円 |
| 授業料 | 700,000円 |
| 実験実習費 | 300,000円 |
| 施設設備費 | 400,000円 |
| 年間合計 | 1,400,000円 |
前期70万円、後期70万円の納入となります。
2年次以降も基本的な年間納入額は140万円です。
単純計算すると、4年間では560万円となります。
ただし、保健師課程を選択した場合には3・4年次にそれぞれ5万円の実習費が別途必要です。
教材・生活費なども含め、実際の進学費用を考えておきましょう。
奨学金・修学支援制度も充実
看護系大学では、学費と同時に奨学金制度を確認することが重要です。
亀田医療大学では複数の修学支援制度が用意されており、大学公式では大学定員の約6割が修学支援制度を利用していると案内しています。
さらに亀田メディカルセンターには職員住宅制度もあります。
看護師として卒業後の就職先まで含めて、
大学4年間の学費。
奨学金。
就職。
住居。
返済計画。
まで考えられることは、医療系大学を選ぶうえで大きなポイントです。
亀田医療大学の就職率は?
2026年3月卒業生の就職率は、
96%
です。
さらに大きな特徴が、
卒業生の70%以上が亀田メディカルセンターへ就職している
ことです。
大学で学び、
亀田メディカルセンターで実習し、
卒業後も同じ医療グループで看護師として働く。
という流れを選択する学生が多いことが分かります。
2026年3月卒業生の主な就職先
大学が公表している2026年3月卒業生の主な就職先には、
亀田メディカルセンター
行徳総合病院
医療生協さいたま
君津中央病院
湘南鎌倉総合病院
国際医療福祉大学成田病院
SBCメディカルグループ
千葉メディカルセンター
などがあります。
亀田メディカルセンターだけに就職先が限定されるわけではありません。
大学公式では、10〜20%程度の学生が出身地の病院へ就職する傾向も紹介しています。
地元へ戻って看護師になる選択もできる
亀田医療大学がある鴨川市は千葉県南部です。
そのため、
「鴨川で4年間学んだら、そのまま千葉県で働かなければならないのか?」
と考える高校生もいるでしょう。
もちろん、その必要はありません。
看護師免許は国家資格です。
東京都。
埼玉県。
神奈川県。
千葉県。
あるいは地元の都道府県。
など、全国の医療機関への就職を目指すことができます。
大学公式でも、出身地の病院へ就職する卒業生が一定数いることを示しています。
PROGテストで社会人基礎力も確認
亀田医療大学ではPROGテスト看護版を導入しています。
これは看護知識だけではなく、社会人として必要になる汎用的能力、いわゆるジェネリックスキルを客観的に測定するものです。
看護師には専門知識だけでなく、
患者の話を聞く力。
医師へ状況を伝える力。
他職種と協働する力。
問題を発見する力。
自分で考える力。
などが必要です。
国家試験に合格するための教育と、医療現場で働き続けるための能力育成の両方を見ることが重要です。
亀田医療大学に向いている人
亀田医療大学は特に、次のような高校生に向いています。
- 看護師になりたい
- 保健師にも興味がある
- 医療現場に近い環境で学びたい
- 大学病院・大規模医療機関で実習したい
- 急性期医療に興味がある
- 地域医療・在宅看護にも興味がある
- 少人数教育を希望している
- 教員へ相談しやすい大学がよい
- 国家試験対策を重視したい
- 亀田メディカルセンターへの就職を考えている
- 将来的に助産師を目指したい
- 大学院で看護学をさらに研究したい
特に、
「大学と実習病院のつながりを重視したい」
という高校生には、比較してほしい大学です。
逆に大学選びで確認しておきたいポイント
亀田医療大学は看護教育に特化しているため、
「大学に入ってから看護以外へ進路変更する可能性がある」
という人は慎重に考えましょう。
総合大学であれば、
医学。
薬学。
リハビリ。
心理。
福祉。
経営。
など他学部の学生と交流できます。
一方、亀田医療大学は看護学部看護学科に集中した大学です。
だからこそ、
「本当に看護師を目指したいのか」
を高校生の段階で考えておくことが重要です。
高1・高2から亀田医療大学を目指すなら
高校1・2年生では、まず学校の授業を大切にしてください。
特に、
英語
数学
国語
生物・化学
の基礎力を固めます。
看護師になると、
解剖生理学。
病理学。
薬理学。
微生物学。
などを学びます。
そのため高校生のうちに生物・化学の基礎を理解していると、大学入学後の学習にもつながります。
同時に推薦型選抜を考えるなら、評定も重要になります。
定期テストを軽視せず、高1から積み上げましょう。
高3から亀田医療大学を目指すなら
高校3年生では、
一般選抜対策
と
推薦・総合型対策
を分けて考えます。
一般選抜なら、過去問題を早めに確認し、自分がどの科目を得点源にするのかを決めます。大学公式入試ページでは過去問題や出題意図も公開されています。
推薦型・総合型を利用する場合には、
志望理由。
看護師を目指したきっかけ。
高校生活で力を入れたこと。
医療ニュース。
自分が理想とする看護師像。
などを整理します。
面接練習では文章を丸暗記するのではなく、質問に対して自分の言葉で説明できる状態を目指しましょう。
オープンキャンパスで確認したいポイント
看護系大学では、大学名や偏差値だけで決めず、できるだけオープンキャンパスへ参加しましょう。
亀田医療大学を見る場合には、
亀田メディカルセンターとの連携
臨地実習の内容
実習施設
看護技術演習設備
チューター制度
国家試験対策
保健師課程の選抜方法
奨学金制度
卒業後の就職先
鴨川での学生生活
を確認することをおすすめします。
特に亀田医療大学の場合、大学生活と医療現場の距離感が大きな特徴なので、実際の環境を自分の目で見ることに意味があります。
まとめ|亀田医療大学は「看護師になる4年間」を医療現場と近い距離で学べる大学
亀田医療大学は、千葉県鴨川市にある、
看護学部 看護学科
を中心とする医療系大学です。
最大の特徴は、亀田メディカルセンターとの密接な連携です。
大学で看護学を学ぶ。
医療現場で実習する。
国家試験へ挑戦する。
卒業後、看護師として医療現場へ進む。
この流れを一貫して考えやすい大学です。
2027年度一般選抜の河合塾ボーダー偏差値は35.0、学部学科ランクは37.5です。
一方、看護系大学を選ぶときは偏差値だけでは判断できません。
亀田医療大学では、
1学年約80名
12〜14名程度のグループに一人のチューター
という少人数型の学修支援を行っています。
2025年度看護師国家試験の新卒合格率は89.1%、2026年3月卒業生の就職率は96%。卒業生の70%以上が亀田メディカルセンターへ就職しています。
さらに2027年度からは、
入学金0円
となり、年間学費等は140万円です。
高校1・2年生なら、英語・数学・国語・理科の基礎学力をしっかり積み上げること。
高校3年生なら、一般選抜だけでなく推薦型選抜も比較し、早い段階から志望理由・面接・過去問対策を始めること。
そして大学を選ぶときには、
「亀田医療大学に合格できるか」だけではなく、「4年間の看護教育を経て、自分はどのような看護師になりたいのか」
まで考えてみてください。
高度医療に関わりたい。
患者一人ひとりと向き合いたい。
地域医療を支えたい。
保健師になりたい。
将来は助産師や高度実践看護師を目指したい。
そうした目標がある高校生にとって、大学教育と医療現場が密接につながっている亀田医療大学は、千葉県の看護系大学を比較する際に検討しておきたい大学の一つです。

