偏差値・教育・心理・国際教養・入試・学費・就職まで徹底解説
開智国際大学は、千葉県柏市にキャンパスを置く私立大学です。現在は教育学部と国際教養学部を中心に、教員養成、英語・国際教育、心理学、ビジネス、地域社会などを学べる大学として教育を展開しています。
そして、これから開智国際大学を受験する高校生にとって非常に重要なのが、2027年4月から大学名が「開智大学」へ変更される予定であることです。さらに2027年度には学部構成も大きく拡充され、教育人間学部、教育学部、保育児童学部、心理学部、国際教養学部、社会福祉学部などを展開する大学へ発展する予定です。
そのため、2027年度以降の受験生は「開智国際大学」という現在の情報だけでなく、「開智大学」としてどのように変わるのかまで確認して進路を考える必要があります。
2027年度入試向け河合塾Kei-Netでは、新しい開智大学の一般選抜ボーダーは偏差値35.0〜37.5(BFを除く)、共通テスト得点率44〜51%。教育人間学部では初等教育専攻35.0、中等教育専攻37.5が方式別ボーダーとなっています。国際教養学部は一般選抜BF、共通テスト利用44%です。
「開智国際大学の偏差値は?」
「小学校や中学校の先生を目指せる?」
「心理学を学べる?」
「英語・留学に強い?」
「2027年から何が変わる?」
と氣になる高校生・保護者も多いでしょう。
この記事では、開智国際大学(2027年から開智大学)の学部・専攻、偏差値、教員免許、心理学、英語・留学、国際教養、入試、学費、就職・進路、受験対策まで詳しく解説します。
開智国際大学とは?
開智国際大学は、千葉県柏市にある私立大学です。
現在の柏キャンパス所在地は、
千葉県柏市柏1225-6
です。2027年度の大学再編後も、千葉柏キャンパスは開智大学の主要キャンパスの一つとなる予定です。
開智国際大学の前身は日本橋学館大学です。2000年に日本橋学館大学として開学し、2015年に「開智国際大学」へ名称変更。2017年には学校法人開智学園と合併し、同年に教育学部を設置しました。
現在は、
教育学部
国際教養学部
を中心に教育を行っています。
開智学園には小学校・中学校・高校など系列校もあり、大学の教員養成では系列校や教育委員会などとの連携も活用されています。
【重要】2027年4月から「開智大学」へ名称変更
これから受験する高校生が最初に理解しておきたいのが、この大学の大きな転換です。
河合塾Kei-Netでは、2027年4月に「開智国際大学」から「開智大学」へ名称変更予定と明記されています。
さらに大学規模も大幅に拡大し、2027年度には次のような学部構成が予定されています。
| 学部 | 主な学科・専攻 |
|---|---|
| 教育人間学部 | 初等教育専攻・中等教育専攻 |
| 教育学部 | 教育学科 |
| 保育児童学部 | 保育児童学科 |
| 心理学部 | 心理学科 |
| 国際教養学部 | 国際教養学科 |
| 社会福祉学部 | 社会福祉学科 |
河合塾が掲載する2027年度予定定員では、教育人間学部が初等教育70名・中等教育60名、教育学部180名、保育児童学部80名、心理学部260名、国際教養学部90名、社会福祉学部360名です。
従来の「教育+国際教養」の大学から、教育・保育・心理・国際・社会福祉を幅広く扱う人間支援系総合大学へ拡大すると考えると分かりやすいでしょう。
教育人間学部|小学校・中学校・高校教員を目指す
現在の開智国際大学で特に強みとなっているのが教員養成です。
従来の教育学部教育学科には、
初等教育専攻
中等教育専攻
がありました。
2027年度からはこの教員養成領域が教育人間学部として展開される予定です。河合塾の2027年度情報では、初等教育専攻70名、中等教育専攻60名となっています。
初等教育は主に小学校教員、中等教育は中学校・高校教員を目指す高校生に適した領域です。
初等教育専攻|小学校の先生を目指す
初等教育専攻では、中心となるのが小学校教諭一種免許状です。
国語・算数・理科・社会など小学校で必要となる教科指導だけでなく、
子どもの発達。
学級経営。
教育心理。
ICT教育。
教育実習。
など、実際の学校現場で必要になる力を身につけます。
さらに現在の教育学部では、小学校教諭一種免許状に加え、希望者は中学校教諭二種免許状の国語・英語・社会を取得できる制度があります。神戸親和大学との連携により、幼稚園教諭二種、保健体育・数学の中学校教諭二種、特別支援学校教諭二種などへ免許の幅を広げる制度も整備されています。
つまり、
「小学校の先生になりたいが、中学校や特別支援にも関心がある」
という学生にとって、複数免許を視野に入れやすいことが特徴です。
中等教育専攻|英語・国語・社会の教師へ
現在の中等教育専攻では、
英語
国語
社会
を中心に教員養成を行っています。
従来の教育課程では、英語・国語について中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状を取得できる体制が整えられてきました。現在は社会科も加わり、教員養成領域を拡充しています。
さらに中等教育専攻でも、希望者は小学校教諭二種免許状を取得できる制度があります。
「中学校の英語教師を目指しているが、小学校英語にも興味がある」
といった学生にとって、校種を越えた教育力を身につけられることはメリットです。
教員採用試験を4年間かけて支援
教員養成大学を比較するときは、
「教員免許を取得できるか」
だけでは十分ではありません。
本当に教師として働くためには、多くの場合、自治体などが実施する教員採用試験へ合格する必要があります。
開智国際大学では、1・2年次に基礎学力を高め、3年次以降に教員採用試験を本格的に意識するなど、4年間を見通した支援を行っています。
また、
柏市教育委員会。
中央区教育委員会。
開智学園系列校。
などとの連携を生かし、学校インターンシップや学校ボランティアにも取り組んでいます。
教師を目指すのであれば、大学の授業だけでなく実際の児童・生徒と関わる経験を積めることは重要です。
教育学部|2027年度に新設予定
2027年度からは従来の教員免許取得を中心とする教育人間学部とは別に、教育学部教育学科も新設予定です。
河合塾の2027年度予定定員は180名です。
「教師になる」という職業養成だけではなく、教育そのものを幅広く研究する学部としての展開が期待されます。
教育行政。
教育産業。
EdTech。
生涯学習。
学校運営。
教育支援。
など、教育を学校教員以外の立場から支える仕事も増えています。
2027年度入学を考える高校生は、教育人間学部と教育学部の違いを大学説明会・募集要項で必ず確認してください。
保育児童学部|保育・幼児教育・子ども支援へ
2027年度には保育児童学部保育児童学科も新設予定です。入学定員は80名とされています。
保育・幼児教育分野では、
幼稚園。
保育所。
認定こども園。
児童福祉施設。
発達支援。
など幅広い場所で子どもと関わります。
少子化によって子どもの人数そのものは減少していますが、現在の保育・教育には、
発達支援。
保護者支援。
外国につながる子どもへの支援。
地域との連携。
など、より高度な専門性が求められています。
教育系の開智大学として、小学校教育だけでなく就学前教育まで連続して学べる体制になる点は注目です。
心理学部|心理学を専門的に学ぶ
2027年度には心理学部心理学科も新設予定で、定員は260名とされています。
心理学に興味のある高校生にとっては大きな変化です。
これまで開智国際大学でも国際教養学部などで心理学を学べる教育が行われ、心理学エキスパート・プログラムも展開されてきました。大学案内では、心理学を集中的に学び、公認心理師や臨床心理士など心理支援の専門家を視野に入れた教育を行うと紹介されています。
心理学部では、
臨床心理。
発達心理。
教育心理。
社会心理。
認知心理。
など、より専門的な学びが期待されます。
公認心理師を目指すなら大学院まで考える
心理学を学びたい高校生が注意したいのが公認心理師です。
公認心理師は国家資格であり、一般的には大学で必要な心理学科目を修めた後、大学院など所定のルートを進む必要があります。
そのため、
「心理学部へ入れば4年間で公認心理師になれる」
というわけではありません。
開智大学の心理学部を検討する場合には、
大学院進学支援。
公認心理師対応科目。
心理実習。
実習施設。
まで確認するとよいでしょう。
国際教養学部|英語・国際社会・心理・ビジネスを学ぶ
現在から2027年度以降も継続するのが国際教養学部国際教養学科です。
国際教養学部では、
英語。
国際関係。
ビジネス。
心理。
文化。
地域社会。
などを横断して学びます。
例えば「国際社会論」では、アメリカ大統領選挙、社会変化、柏市、国際空港など、学生が関心を持つテーマを国際的視点から調査し、プレゼンテーション・ディスカッションを行います。受講生の状況に応じ、日本語と英語を使って授業を進めることも特徴です。
英語マスター・プログラム|英検2級以上から高度な英語力へ
英語力を本格的に高めたい学生には、英語マスター・プログラムがあります。
大学案内では、入学時に英検2級以上の英語資格を持つ学生を対象とし、英語による専門科目や海外研修などを組み合わせ、在学中2,500時間以上の英語学習を目指すプログラムとして紹介されています。
目標は単に、
「TOEICの点数を上げる」
ことではありません。
英語を使って、
海外の人と議論する。
ビジネスを学ぶ。
社会問題を分析する。
プレゼンテーションする。
という実際に使える英語へ発展させることです。
フィリピン短期留学で英語+SDGsを学ぶ
国際教養学部では、海外研修も重要な教育の一つです。
2026年度募集要項では、1年次に約1週間の**フィリピン短期留学「Field Study Trip」**を予定し、英語学習に加えてSDGsや社会課題を学ぶ実践型プログラムとしています。
現地住民との交流やフィールドワークを通じて、社会問題とその解決策を考える内容です。教育学部の学生も参加可能とされています。
海外旅行として行くのではなく、英語+社会課題+フィールドワークを組み合わせている点に特徴があります。
社会福祉学部|2027年度新設予定
2027年度には社会福祉学部社会福祉学科も開設予定で、河合塾では入学定員360名とされています。
高齢化が進む日本では、
高齢者福祉。
障害福祉。
児童福祉。
地域福祉。
生活困窮者支援。
など、社会福祉の重要性が高まっています。
社会福祉士など福祉専門職だけでなく、自治体・福祉企業・NPO・医療機関など幅広い進路へつながる分野です。
新設学部のため、2027年度受験生は資格対応や実習先について最新の募集要項で確認してください。
開智国際大学・開智大学の偏差値は?
2027年度は大学再編のタイミングになるため、偏差値を見る際には注意が必要です。
河合塾Kei-Netの2027年度一般選抜方式別ボーダーは、大学全体で、
偏差値35.0〜37.5(BF除く)
共通テスト得点率44〜51%
です。
主な目安は次の通りです。
| 学部・専攻 | 一般偏差値 | 共通テスト |
|---|---|---|
| 教育人間学部 初等教育 | 35.0 | 50% |
| 教育人間学部 中等教育 | 37.5 | 51% |
| 国際教養学部 | BF | 44% |
一方、高1・高2向け学部学科ランクでは、教育人間学部初等教育40.0、中等教育37.5、教育学部35.0、保育児童学部37.5、心理学部35.0、国際教養学部35.0、社会福祉学部35.0とされています。
新設学部が多いため、今後の志願者動向によって難易度が変化する可能性があります。
2027年度入試は「再編後の大学」で考える
2027年度入試を受ける高校生は、
「今の開智国際大学に入る」
という意識より、
「2027年からの開智大学へ入る」
と考えたほうが実態に近くなります。
大学名。
学部。
キャンパス。
資格。
カリキュラム。
が大きく変化するためです。
特に教育・保育・心理・社会福祉を志望する場合には、新設学部の募集要項・キャンパス所在地・資格対応を最新情報で確認しましょう。
学費はどのくらい?
現在の開智国際大学の2026年度入学者向け学費では、
入学金:25万円
授業料:年間90万円
施設設備資金:年間8万円
で、学納金部分の初年度合計は123万円です。
後援会費などを含む初年度納入額は126万400円となっています。2年次100万7,000円、3年次101万7,000円、4年次103万円です。
ただし2027年度は大学再編・新学部開設があるため、学部ごとの正式な学費は2027年度募集要項で必ず確認してください。
また国際教養学部で海外研修へ参加する場合には、留学・研修費用も考える必要があります。
奨学金・特待制度も確認しよう
開智大学では奨学金・給費・特待制度も用意されています。河合塾でも2027年度の給費・特待・奨学生入試制度が掲載されています。
私立大学を選ぶときは、
「初年度学費はいくらか」
だけではなく、
特待生になった場合はいくら減免されるのか。
4年間継続条件はあるのか。
JASSOや修学支援新制度を利用できるか。
まで確認すると、実際の進学費用を比較しやすくなります。
開智国際大学に向いている人
開智国際大学、そして2027年度からの開智大学は、特に次のような高校生と相性があります。
- 小学校教員を目指したい
- 中学校・高校の英語・国語・社会教員を目指したい
- 複数の教員免許を取りたい
- 教育学そのものを研究したい
- 幼児教育・保育に興味がある
- 心理学を専門的に学びたい
- 公認心理師・臨床心理士を視野に入れたい
- 英語力を本格的に伸ばしたい
- 海外研修・留学を経験したい
- 国際社会・SDGsを学びたい
- 社会福祉を学びたい
- 千葉県・柏周辺で教育系大学を探している
特に2027年度からは、従来の教員養成と国際教育に加えて、心理・保育・社会福祉まで「人を支える学問」が大幅に拡充される点に注目です。
高1・高2から目指すなら
高校1・2年生では、志望分野に合わせて基礎学力を固めましょう。
教員志望なら、将来担当したい教科を特に強くすることが重要です。
小学校教員志望であっても、国語・数学・英語・理科・社会をバランスよく学んでください。
英語教師・国際教養志望なら英検2級を一つの目標にすると、英語マスター・プログラムなど大学入学後の選択肢も広がります。
心理学部志望なら、国語・英語だけでなく、生物や数学・データにも苦手意識を持たないことが重要です。心理学では統計や実験も扱うからです。
高3から目指すなら
高校3年生の場合、2027年度入試では大学再編後の学部から逆算することが重要です。
「先生になりたい」なら教育人間学部。
「教育を幅広く研究したい」なら教育学部。
「保育士・幼児教育」なら保育児童学部。
「心理専門職」なら心理学部。
「英語・国際社会」なら国際教養学部。
「福祉専門職」なら社会福祉学部。
というように整理すると分かりやすいでしょう。
同じ「子どもに関わる仕事」でも、教師・保育者・心理職・福祉職では学ぶ内容も資格も異なります。
オープンキャンパスで必ず確認したいこと
2027年度は大学の転換期なので、オープンキャンパスの重要性が通常以上に高くなります。
特に、
新学部のキャンパス所在地
取得できる資格・教員免許
教育実習・心理実習・福祉実習
新学部のカリキュラム
大学院進学
教員採用試験対策
海外研修
を確認してください。
「開智国際大学」という過去の情報だけを見て志望校を決めるのではなく、2027年度に実際に入学する「開智大学」の姿を見ることが重要です。
まとめ|開智国際大学は2027年「開智大学」へ。教育・心理・保育・国際・福祉へ大きく発展
開智国際大学は、千葉県柏市を拠点として教育学部・国際教養学部を展開してきた私立大学です。
特に教員養成では、
小学校教員
中学校・高校の英語・国語・社会教員
などを目指せる教育を行い、さらに複数免許取得や学校インターンシップなどを通して、実践的な教師育成に力を入れてきました。
国際教養学部では、
英語。
国際社会。
心理。
ビジネス。
文化。
を横断して学び、英語マスター・プログラムやフィリピン短期留学なども展開しています。
そして最も重要なのが2027年4月です。
大学名は、
「開智国際大学」から「開智大学」へ変更予定。
さらに、
教育人間学部。
教育学部。
保育児童学部。
心理学部。
国際教養学部。
社会福祉学部。
という構成へ大幅に拡充される予定です。
2027年度入試の河合塾ボーダーは、
偏差値35.0〜37.5(BF除く)
共通テスト得点率44〜51%
が方式別の目安です。
しかし、この大学を考えるときに重要なのは偏差値だけではありません。
小学校の先生になりたい。
英語の先生になりたい。
保育を通して子どもを支えたい。
心理学を学び、人の心に寄り添いたい。
英語を武器に国際社会で働きたい。
社会福祉を学び、地域で困っている人を支えたい。
こうした**「人を育てる・人を支える仕事」**へつながる学問が、2027年度から一つの大学に大きく集まります。
高校1・2年生なら、国語・英語・数学などの基礎学力を固めながら、自分が教育・保育・心理・国際・福祉のどこに関心を持っているのかを考えること。
高校3年生なら、現在の「開智国際大学」の学部名ではなく、2027年度の「開智大学」の学部・入試制度を基準に受験計画を立てること。
そしてオープンキャンパスでは、
「開智国際大学に合格できるか」ではなく、「新しい開智大学で4年間何を学び、どのような専門職・社会人になりたいのか」
という視点で大学を確認してみてください。
千葉県で小学校・中学校・高校教員を目指す高校生はもちろん、2027年度以降は保育・心理・国際・社会福祉まで幅広く学びたい高校生にとっても、注目しておきたい大学の一つです。

