【高校入試情報】公立高校入試が変わります

令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜(令和7年度の中学校2年生が受検する入試)
令和9年2月に実施する埼玉県公立高校入試から、全ての受検生に「面接」を行います。

「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力を、総合的に測ります。

面接」で大切にすること
「面接」は、中学校での学習活動や特別活動、部活動を含む学校生活、そのほか地域での活動などを振り返り、これまでに力を注いだこと、努力をしたこと、高校入学後や将来取り組んでみたいことなどを、自分の言葉で表現する場です。


大切なのは、どんな成果を出したか、ではなく、なぜそのことに取り組んだのか、どんな気持ちで続けてきたのか、そこから何を学び、高校ではどうしていきたいのか、ということです。

これらは、今のあなたをつくった大切な経験です。

そんな時代を生きる皆さんには、自ら課題を見つけ、学び、考え、判断して行動することが必要になります。面接において、自らの言葉で自分を語ることは、その一歩となります。樹木が全身で色を生み出して美しい花を咲かせるように、皆さんが語る1つ1つの言葉には、 これまでの努力や思い、
そしてこれからの未来への気持ちなど、皆さん自身があらわれます。


「面接」で自分の経験を振り返り、自分の言葉で語ることは、 高校生活をより充実させ、学校で学んだことを社会に出てからも生かして、未知の状況でも対応できるような力を育むための確かな土台にもなります。

それらの経験を、自分自身の視点で振り返り、また、これからについて自分なりに考え、伝えてください。
社会はこれから、ますます変化が大きく、先の読めない時代になります。
高校生活は、これからの人生をつくっていく大切な時期です。


自らの言葉で表現する準備として、こんな問いを立ててみてください。
・これまで、どんなことに取り組んできたか? 何に力を注いできたか? どんなことを積み重ねてきたか?
・その中で、心が動いた瞬間は何か? なぜそれが、自分にとって大切だったのだろうか?
・その経験を通して、自身又は仲間と、何に気づき、何を学び、何を考えたのか? それがどんな成長に繋がったか?
・これから、どんな高校生活を送りたいか? 自身又は仲間と、どんなことをしたいか?
・将来、どんな自分でありたいか? どんな人生や未来をつくっていきたいか?

面接の流れ
・「面接」の最初に、受検生の皆さんから話す時間を設けます。
・中学校生活や学校外での活動を振り返りながら、自分の言葉で表現してください。自らの経験や将来への思いを伝える姿勢が大切です。
難しく考える必要はありません。大切なのは、自分を見つめ、自分の言葉で表現することです。話す内容は十人十色です。
言葉に詰まっても、表現がぎこちなくてもかまいません。
県教育委員会では、全ての受検生に「面接」を実施することについて、これまで、次のようにお伝えしてきました。
また、その後の「質問・応答」を通じて、皆さんの中にある「自ら、そして仲間とともに学び続けようとする意欲(主体的・協働的な学びの力)」「未来を前向きに切り拓いていこうとする意志(自らの人生や社会の未来を切り拓く力)」などを評価していきます。


このねらいをもとに、新しい「面接」では、初めに受検生の皆さんに、これまでの経験を振り返り、力を注いだことや
将来取り組んでみたいことなどを自らの言葉で表現し、伝えてもらう時間を設定します。そして、これを「My Voice(マイボイス)」と呼ぶことにしました。
・(面接で)力を注いだこと、努力をしたこと、今後取り組んでいこうとしていることは一人一人違います。そのことを自分の言葉で表現することは、自分の中学校生活を振り返り、自分を見つめ直すきっかけにもなり、また他の人に伝えることは、自分の考えを整理することにつながります。


・面接では、これまでの体験を振り返り、力を注いだことや将来取り組んでみたいことなどを、自らの言葉で表現してもらいます。なぜその活動に取り組んだのか、そこから何を学び、成長できたのかを深く考え、自分の言葉で具体的に表現できる力を身に付けることで、それが入試、その先の高校生活にも繋がります。


面接当日について
「面接」は、話の上手さや正確さを評価するものではありません。
これまでの活動や取組の実績そのものではなく、実績に至るまでの過程(プロセス)や意欲、
身に付いた力、学びに向かう力などを多面的に評価します。
各高校では、事前に定めた評価の観点・評価規準に基づき、次のような視点で評価を行います。
自己評価資料について
・「面接」を行う際の補助的な資料とし、委員会活動や部活動、資格取得など、
学校内外での活動やその意欲などを、自らの言葉で表現して記入してもらうも
のです。得点の算出には用いません。
・受検生である皆さんが、自ら作成してください。自筆又はコンピュータにより
作成します。
・キャリアパスポートや自分自身で積み重ねた資料などを参考に、これまで頑張
ってきたこと、自分の興味があること、苦労したことなどを通して学んだこと
将来の夢など、自分の「これまで」と「これから」を振り返り、整理しながら
記入することが考えられます。
・文章の上手い下手や多い少ない、文字の上手い下手は、評価の対象となりませ
ん。

自己評価資料とは
評価について どう評価されるのか
「面接」は「評価」の場であると同時に、受検生が自己理解を深め、自らの歩みを見つめ直す大切な機会です。「評価」
のためだけではなく、自分らしく「生きる力」を育んでほしいと考えています。
家庭や学校等で、日頃から子供たちの言葉に耳を傾け、振り返りの対話を丁寧に支援していただければと思います。
受検生を支えてくださる皆さまへ
学校独自項目について
受検生は、志願する高校が「選抜実施内容」の面接の欄に「学校独
自項目」を設定している場合は、その項目の内容について記載して
ください。
各高校では、「学校独自項目」についても評価の観点及び評価規準
を定めて、得点を算出します。
学力検査・調査書・面接(及び実施する場合は特色検査)によって、受検生の資質・能力を総合的に評価します。
・各高校は、面接実施計画を作成し、質問内容、質問方法、評価の観点・評価規準を定め、あらかじめ十分な打合せを行います。
・面接委員は教諭等を充て、2人以上を1組として評価に当たります。
・各高校は、学科、コース等の特色に応じて、受検生の適性や意欲等を把握するために、質問内容を定めます。
・評価は、観点ごとに「3~5」の3段階を基本とします。
・面接の得点の算出については、県教育委員会及び各高校が定める規準に従います。
実施及び得点の算出方法について

面接についてのQ&A

Q 人前で話すのが苦手です。それでも大丈夫ですか?
A もちろんです。スムーズに話すことよりも、自分なりに考え、伝えることが大切です。緊張するのは当たり前ですし、言葉に詰まって
も大丈夫です。

Q My Voice(マイボイス)の内容は、どんなものがよいですか?
A 「正解」はありません。何を話すかは皆さんの自由です。例えば、「失敗から学んだこと」「友達との関わり」「家族との出来事」などこれまでの取組や活動、日々の生活の中で感じたこと、考えたことを振り返ったり、高校でどんな活動をしたいか考えてみたりしてみてください。

Q 面接のために準備をしてもよいのですか? その場合、どのように準備すればよいですか?
A 事前に自分の経験や考えを整理することはとても有効です。ただし、「完璧な答えを暗記する」ことではなく、準備を通して、自分自
身を見つめ直すことが大切です。例えば、日頃の生活や学習の中での「気づき」や「変化」を、ノートやメモにまとめておくとよいで
しょう。また、キャリアパスポートなどを 活用してもよいかもしれません。

Q 成功した体験、これといった実績があるわけではないのですが、それでも大丈夫ですか?

A もちろん、大丈夫です。面接では、成功した体験や特別な体験、目立った実績があるかどうかは関係ありません。日常の中で自分なり
に考え、工夫したこと、悩みながら続けてきたことなど、ありのままのあなたの歩みや思いを、自分の言葉で表現してください。どん
な経験にも、その人だけの意味があります。

Q かつて大きな病気を経験したことがあり、その体験について話をしたいと考えています。そのような内容でも大丈夫ですか?

A もちろんです。それがあなたのこれまでの歩みの中で大切な経験であれば、大丈夫です。
ただし、無理に話す必要はありません。つらい体験やプライバシーに関わることについては、自分が「話したい」と思える範囲で大丈夫です。

Q 賞状などを持ち込んでもよいですか?

A 持ち込むことはできません。

Q 評価は、どうして「5・4・3」の3段階なのですか?

A 「面接」では、自分の言葉で語ろうとする姿勢を大切にしています。そこで、「3」を基準として、評価します。

Q スラスラと上手に話せないかもしれません。それで評価が低くなることはありますか?

A 話の上手さは、評価には関係ありません。面接で大切なのは「話し方」ではなく、「何を考えてきたか」「どんな思いをもって伝えるか」です。緊張して、言葉につまってもかまいません。

Q My Voice(マイボイス)や質問・応答の時間を超えたらいけないのですか?
これから皆さんが歩んでいく高校生活、そしてその先の未来に向けて「面接」が一つのきっかけとなることを願っています。
皆さんが、自分の言葉でこれまでを見つめ、これからに向かって踏み出してください。
A 面接の時間には限りがありますので、目安の時間を設けています。時間を超えても、評価には関係ありません。

Q 選択性緘黙等で話すことが難しいのですが、どうしたらよいですか?
A 事前に中学校を通じてその旨を高校にご相談ください。事前のコミュニケーション方法の調整など、受検生にとって適切な方法を検討します。不安なことがあれば、ご相談ください。

・「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報」
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/nyushi/r9nyushijyoho.html
新しい入試の情報や各高校の情報は、県ホームページに情報を掲載しています。随時更新予定です。

【埼玉県ホームページからの一部抜粋】