「式の計算・連立方程式」完全解説
中学2年生の1学期は、
- 高校数学につながる「式の処理能力」
- 方程式を使った思考力
を作る非常に重要な単元です。
特に、
- 文字式
- 連立方程式
は、高校入試で頻出です。
ここを理解すると、
数学がかなり得意になります。
① 式の計算
単項式と多項式
単項式
「1つのまとまり」の式。
例
3x−5ab
多項式
単項式が足し算・引き算でつながっている式。
例
3x+2x2−4x+7
まず覚えること
「同類項」をまとめる
同類項とは?
文字が同じもの。
例
3x+5x
これはまとめられる。=8x
例
4a−2a=2a
注意
例
3x+2y
文字が違うので足せない。
加減計算
カッコを外す
例
(3x+2)+(5x−4)
カッコを外す。3x+2+5x−4
同類項をまとめる。=8x−2
マイナスのカッコ
ここが重要。
例
(4x+3)−(2x−5)
マイナスを配る。4x+3−2x+5=2x+8
ミスしやすい
−(2x−5)
↓−2x+5
符号が変わる。
乗法(かけ算)
単項式×単項式
例
3x×2x
数字同士。3×2=6
文字同士。x×x=x2
答え。6×2
指数のルール
x×x=x2x2×x=x3
単項式×多項式
分配法則を使う
例
2x(3x+4)
両方にかける。=6×2+8x
例
−3a(2a−5)=−6a2+15a
除法(割り算)
例
12×2÷3x
数字。12÷3=4
文字。x2÷x=x
答え。4x
文字式の利用
「言葉を式にする」
ここが超重要。
例
「x円のノートを3冊買った」3x
例
「a円の品物を2個買い、100円払った残り」100−2a
文章問題のコツ
「何を文字にするか」を決める
例えば、
「兄をx歳」
と置けば、
「弟はx−3歳」
など作れる。
② 連立方程式
連立方程式とは?
2つの式を使って、
2つの文字を求める。
例
x+y=10x−y=2
解き方は2種類
① 加減法
② 代入法
加減法
消したい文字の係数をそろえる
例
x+y=8x−y=2
足す。2x=10x=5
代入。5+y=8y=3
代入法
片方を文字1つにする
例
x+y=72x−y=5
1つ目から。y=7−x
2つ目へ代入。2x−(7−x)=52x−7+x=53x=12x=4
代入。y=3
文章題の解き方
超重要
「何をx、yにするか」
これが勝負。
① 代金問題
例
鉛筆100円、消しゴム200円。
合わせて7個、合計1000円。
文字を置く
鉛筆をx個
消しゴムをy個
個数
x+y=7
金額
100x+200y=1000
解く
2つ目を100で割る。x+2y=10
x+y=7
引く。y=3x=4
② 速さの問題
基本公式
道のり=速さ×時間
例
時速4kmと6kmで進み、
合計30km進んだ。
文字を置く
4kmをx時間
6kmをy時間
道のり
4x+6y=30
合計時間など条件を追加
例えば3時間なら。x+y=3
③ 割合の問題
割合公式
割合=もとにする量比べる量
例
男子40人、女子x人。
女子は全体の60%。
全体
40+x
割合式
x=0.6(40+x)
④ 濃度の問題
濃度公式
食塩水の重さ×濃度=食塩の重さ
例
5%食塩水xg
10%食塩水yg
合わせて200g、濃度8%
全体
x+y=200
食塩量
0.05x+0.10y=16
(200g×8%=16g)
連立方程式のコツ
① 文字を丁寧に置く
最初に、
「何をx、yにしたか」
を書く。
② 単位を確認
- 円
- km
- %
- g
を確認。
③ 式を2本作る
連立方程式は、
「条件が2つある」
から解ける。
よくあるミス
① 符号ミス
−(2x−3)
↓−2x+3
② 分配法則ミス
3(x+2)
↓3x+6
③ 代入ミス
2x−(3−x)
↓2x−3+x
定期テストで点数を取る方法
① 計算途中を書く
省略すると、
ミスが増える。
② 文章題は図を書く
特に、
- 速さ
- 濃度
- 割合
は整理すると楽。
③ ワーク3周
1周目
理解
2周目
自力
3周目
時間を測る
最後に
中2数学は、
「計算力」
だけではなく、
- 条件整理
- 論理的思考
- 式を作る力
が重要になります。
ここを理解できると、
高校数学にもつながります。
特に、
- 符号
- 分配法則
- 文字の整理
を丁寧に行うことが、
高得点への近道です。
