島根県立大学とは?【2027年度入試対応】

偏差値・学部・入試・共通テスト・就職・学費を徹底解説

島根県立大学は、島根県内の浜田・出雲・松江にキャンパスを展開する公立大学です。

現在、大学には、

国際関係学部
地域政策学部
看護栄養学部
人間文化学部

という4学部があり、国際関係、地域政策、経済・経営、デジタル、看護、栄養、保育・教育、文化など、幅広い分野を学ぶことができます。

「島根県立大学の偏差値はどのくらい?」
「共通テストでは何割必要?」
「島根県立大学にはどんな学部がある?」
「浜田・出雲・松江キャンパスの違いは?」
「就職には強い?」
「島根県内出身なら学費が安くなる?」
「2027年度入試はどうなる?」

この記事では、このような疑問を持つ高校生・保護者に向けて、島根県立大学の特徴、4学部、偏差値・難易度、入試、共通テスト、就職、学費、キャンパス、受験対策まで詳しく解説します。


島根県立大学とは?

島根県立大学の大きな特徴は、一つのキャンパスにすべての学部が集まっているのではなく、専門分野に応じて3つのキャンパスに分かれていることです。

浜田キャンパス

国際関係学部
地域政策学部

があります。

出雲キャンパス

看護栄養学部

があります。

松江キャンパス

人間文化学部

があります。

そのため島根県立大学を志望する場合には、

「島根県立大学に行きたい」

というだけでなく、

「どの学部で、どのキャンパスで、何を学びたいのか」

まで考えることが重要です。

浜田・出雲・松江では地域の特徴も生活環境も異なるため、オープンキャンパスなどを利用して実際のキャンパスを確認することをおすすめします。


島根県立大学の国際関係学部

浜田キャンパスにあるのが、

国際関係学部 国際関係学科

です。

国際関係学部には、

国際関係コース
国際コミュニケーションコース

という2つのコースがあります。

島根県立大学では、英語だけでなく、中国・韓国・ロシアなど北東アジアの言語・文化・社会について学べることが大きな特徴です。


国際関係コース

国際関係コースでは、国際社会で起きているさまざまな問題について、

政治
経済
社会
文化
歴史

など複数の視点から考えます。

国際社会では、

戦争・紛争
移民・難民
貧困
国際経済
環境問題
人権
多文化共生

など、一つの学問だけでは解決できない問題が増えています。

そのため外国語を学ぶだけでなく、

「世界で何が起きているのか」

を理解する力を身につけることが重要です。国際関係コースでは、地球規模の課題について自ら問いを立て、多角的に考えることを重視しています。


国際コミュニケーションコース

国際コミュニケーションコースでは、外国語能力と異文化理解を重視します。

ネイティブスピーカーを中心とした少人数授業などを通して、

英語の読む・聞く・書く・話す4技能

を身につけるほか、北東アジアの言語、言語学、コミュニケーション学などを学びます。

また、異文化理解研修や海外大学との共同プロジェクトなどを通して、プレゼンテーション能力や他者理解力を育てる教育も行われています。

将来、

航空
観光
商社
メーカー
国際協力
公務員
海外と関わる企業

などに興味がある高校生にも適した学部でしょう。


地域政策学部とは?

同じ浜田キャンパスにあるのが、

地域政策学部 地域政策学科

です。

地域政策学部では島根県を実際の学習フィールドとして、人口減少や地域経済、行政、地域づくりなどの課題について学びます。

現在は、

経済経営・デジタルマネジメントコース
地域公共コース
地域づくりコース

という3コースがあります。

特に2026年度以降の入学生を対象として、従来の地域経済経営コースから経済経営・デジタルマネジメントコースへと教育内容が発展している点に注目です。


経済経営・デジタルマネジメントコース

このコースでは、

経済学
経営学
データ分析
デジタル技術

などを組み合わせながら、地域経済や企業について学びます。

地域経済論では、データを使って地域経済の状態を把握し、成長の仕組みを考えます。

またデータ分析科目では、デジタルデータを活用して現状分析や将来予測を行うための知識を学び、回帰分析などにも取り組みます。

つまり、

地域×経済・経営×データサイエンス

という組み合わせです。

現在では地方企業や自治体でもDXやデータ活用が重要になっています。

「経営学に興味があるが、ITやデータ分析も学びたい」

という高校生にとって、注目したいコースです。


地域公共コース

地域公共コースでは、行政や公共政策などの視点から地域課題を考えます。

日本では、

人口減少
少子高齢化
公共交通
医療・福祉
空き家
地域産業

など、多くの課題があります。

これらに対して自治体がどのような政策を行うべきなのかを考えていきます。

地方公務員や地域行政に興味がある高校生には相性のよい分野でしょう。


地域づくりコース

地域づくりコースでは、地域の現場へ出ながら課題を発見し、

地域をどう活性化するか

を実践的に考えます。

例えば、

観光
地域イベント
地域産業
コミュニティ
移住・定住

などが研究テーマとして考えられます。

単に講義を聞くだけではなく、地域の人々と関わりながら学びたい人に向いています。


看護栄養学部

出雲キャンパスには、

看護栄養学部

があります。

学科は、

看護学科
健康栄養学科

の2学科です。

看護と栄養という、人間の健康に密接に関係する2つの専門分野を学べることが特徴です。


看護学科

看護学科では、看護師を中心とした医療専門職になるための知識と技術を学びます。

人体、病氣、看護技術、成人・老年・小児・母性・精神・在宅看護などを学びながら、臨地実習へ進みます。

実習は島根県立中央病院を主な場とし、島根大学医学部附属病院、松江赤十字病院、県内の保健所・市町村、訪問看護ステーションなど幅広い医療・地域施設で行われています。

特に島根県のように高齢化や医療アクセスが重要な地域では、

病院だけでなく地域全体を支える看護

という視点が必要です。

公衆衛生看護学では、家庭訪問、健康相談、健康教育などを地域住民との協働を通して学びます。


健康栄養学科

健康栄養学科では、管理栄養士を目指して食と健康について専門的に学びます。

基礎栄養学をはじめ、

人体の構造
疾病
食品
栄養
臨床栄養
公衆栄養
栄養教育

などについて学習します。

卒業後の活躍分野は病院だけではありません。

学校給食
保健所・自治体
福祉施設
保育所
食品メーカー
スポーツ施設
研究・教育機関

など、非常に幅広い進路があります。

「食を通じて人の健康を支えたい」という高校生に適した学科です。


人間文化学部

松江キャンパスにあるのが、

人間文化学部

です。

学科は、

保育教育学科
地域文化学科

の2学科です。

松江市という歴史・文化資源の豊富な地域を舞台に、人間・教育・文化について学びます。


保育教育学科

保育教育学科では、

幼稚園教諭
保育士
小学校教諭
特別支援学校教諭
司書教諭

などを目指す学習が可能です。

単に資格を取ることだけが目的ではありません。

子どもの発達や人間形成について深く理解し、

教育と福祉
インクルーシブ教育
特別支援教育

などにも対応できる保育・教育の専門家を育成することが目標とされています。

将来、保育士や教員になりたい高校生にとって、有力な公立大学の選択肢です。


地域文化学科

地域文化学科では、

言語
文学
歴史
社会
観光
文化

などを学びます。

「日本文化コース」と「国際文化コース」という2つの視点から、日本や海外の文化について研究する教育が行われています。

松江は歴史・文化・観光との関係が深い地域です。

そのため、

文化×観光
歴史×地域づくり
国際文化×地域社会

といったテーマを実際の地域と結びつけながら考えることができます。


島根県立大学の偏差値・難易度

島根県立大学について検索すると、

「島根県立大学 偏差値」
「島根県立大学 共通テスト」
「島根県立大学 難易度」

などの検索が多く見られます。

ただし、公立大学では偏差値だけで合格可能性を判断するのはおすすめできません。

一般選抜では、

大学入学共通テスト+個別試験

などの総合点で合否が決まるためです。

さらに島根県立大学は4学部あり、国際関係学部と看護栄養学部では必要な科目や受験戦略も異なります。

「島根県立大学の偏差値はいくつか」ではなく、

志望学部・学科ごとの共通テスト科目、配点、個別試験

を確認しましょう。


2027年度入試で注意したいこと

2027年度入試については、キャンパス・学部ごとに募集要項の公開時期が異なります。

例えば人間文化学部については、2027年度版の募集要項が2026年9月上旬頃に掲載予定と大学が案内しています。

そのため2026年度入試の資料だけを見て、

「来年も同じ科目だろう」

と判断しないことが重要です。

特に島根県立大学では2026年度入試から、人間文化学部保育教育学科で地域教員希望枠が創設されるなど、入試制度の変更も行われています。

受験時には必ず最新の学生募集要項を確認してください。


島根県立大学の共通テスト対策

公立大学を目指す以上、共通テスト対策は重要です。

高校1・2年生では、

英語
数学
国語

を中心に基礎力を固めます。

高校3年生になったら志望学部の必要科目を確認し、

何の科目で何点取るか

を具体的に決めましょう。

特に共通テストでは、

文章を速く読む力
資料を読み取る力
グラフを比較する力
時間内に判断する力

が必要です。

単に参考書を覚えるだけではなく、共通テスト形式の問題演習を通して処理速度を上げていくことが重要です。


学部別の受験対策

国際関係学部

英語を得点源にしましょう。

外国語を大学4年間の大きな武器にする学部なので、高校時代から語彙・文法・長文読解を徹底することが重要です。

また国際ニュースにも日常的に触れておきましょう。

地域政策学部

英語・国語・数学をバランスよく学習しましょう。

特に経済経営・デジタルマネジメントコースを考える場合は、高校数学を苦手科目にしないことが重要です。大学入学後にはデータ分析も学びます。

看護栄養学部

生物・化学など人体や栄養につながる科目を大切にしましょう。

看護・栄養ともに大学入学後に医学・生化学系の内容を学びます。

人間文化学部

国語力を鍛えることが重要です。

文章を読み、考え、自分の意見をまとめる力は、文化研究だけでなく教育・保育にも必要になります。


島根県立大学の就職率

大学選びで重要なのが卒業後の進路です。

島根県立大学と島根県立大学短期大学部を合わせた**2025年度(2026年3月)卒業生の就職率は98.2%**でした。

就職先は島根県内だけではなく、県内外の民間企業、団体、行政機関などに広がっています。

また大学では、キャリア教育を重要な基幹教育の一つとして位置づけ、入学時から段階的にキャリア形成を支援しています。

学部によって進路は大きく異なります。

国際関係学部なら民間企業・国際関連分野。

地域政策学部なら企業・金融・公務員・地域関連。

看護栄養学部なら医療機関・自治体・福祉・食品関連。

人間文化学部なら教員・保育・公務員・一般企業などが考えられます。


島根県立大学の学費

島根県立大学の授業料は、

年間535,800円

です。

春学期267,900円、秋学期267,900円となっています。

入学料は、

島根県内者:188,000円
県外者:282,000円

です。

県内者とは、本人が入学日の1年以上前から引き続いて島根県内に住所を有している場合、または一定の条件を満たす配偶者・2親等内の親族が県内に住所を有している場合などを指します。

単に「島根県の高校に通っている」というだけではありませんので、必ず大学の最新条件を確認してください。


奨学金・授業料減免制度

島根県立大学では、高等教育の修学支援新制度による授業料・入学料の減免制度があります。

例えば住民税非課税世帯など、所定の条件を満たす学生は入学料・授業料の支援対象となる場合があります。

大学進学の費用を考える場合には、

授業料
入学料
教材費
実習費
一人暮らしの家賃
食費
交通費

まで含めた4年間の総費用を考えましょう。


3キャンパス制はメリットでもあり注意点でもある

島根県立大学を選ぶときに忘れてはいけないのが、キャンパスが分かれていることです。

国際関係・地域政策なら浜田

看護・栄養なら出雲

保育・文化なら松江です。

例えば「島根県立大学だから松江市に住む」と思っていると、国際関係学部の場合はキャンパスが浜田市なので大きく異なります。

志望校を決める際には、

キャンパス所在地
交通アクセス
一人暮らしの必要性
生活環境

まで確認してください。


島根県立大学に向いている人

島根県立大学は、特に次のような高校生に向いています。

地域社会の課題に興味がある人

島根を実際のフィールドとして地域政策や地域医療を学べます。

国際社会や外国語に興味がある人

英語や北東アジアの言語・文化について学ぶ国際関係学部があります。

医療・健康・栄養に関わる仕事をしたい人

看護学科・健康栄養学科で専門職を目指せます。

保育士・教員を目指したい人

保育教育学科では保育士、幼稚園・小学校・特別支援学校教諭などを目指す学びがあります。

データ分析やDXにも興味がある人

地域政策学部には2026年度以降、経済・経営とデジタルを組み合わせるコースがあります。


島根県立大学は「地域だけ」の大学ではない

大学名や所在地から、

「島根県内で働く人のための大学」

という印象を持つ人もいるかもしれません。

しかし実際には、国際関係学部では世界や北東アジアを学び、地域政策学部ではデジタルや経営について学びます。

一方で、看護・栄養・保育・教育・文化については、島根という地域を実際の学習フィールドとして活用します。

つまり、

地域から世界を見る。
世界の視点から地域を見る。

この両方を学べるのが島根県立大学の特徴といえるでしょう。


高校1・2年生から島根県立大学を目指すなら

高校1・2年生では、まず英語・数学・国語の基礎を大切にしてください。

そして同時に、

「自分は何について学びたいのか」

を考えてみましょう。

例えば、

「海外の文化について学びたい」

「人口減少の地域を元氣にしたい」

「データを使って地域企業を支援したい」

「看護師として地域医療に貢献したい」

「管理栄養士として食から人の健康を支えたい」

「保育士や教員になりたい」

といった方向性です。

島根県立大学は学部によって学ぶ内容が大きく異なるため、早い段階で興味のある学部を見つけることが受験対策にもつながります。


まとめ|島根県立大学は「地域・国際・医療・文化」を学べる公立大学

島根県立大学は、

浜田キャンパス
出雲キャンパス
松江キャンパス

という3つのキャンパスを持ち、

国際関係学部
地域政策学部
看護栄養学部
人間文化学部

という4学部を展開する公立大学です。

国際関係学部では、国際関係と外国語・コミュニケーション。

地域政策学部では、経済・経営・デジタル・行政・地域づくり。

看護栄養学部では、看護と管理栄養。

人間文化学部では、保育・教育・文化・観光などを学びます。

特に2026年度以降の地域政策学部では、経済経営・デジタルマネジメントコースが設けられ、経済・経営とデータ分析を組み合わせる教育が展開されています。

また、2025年度卒業生の就職率は大学・短期大学部全体で**98.2%**と高い水準です。

授業料は年額535,800円、入学料は県内者188,000円、県外者282,000円となっています。

島根県立大学を志望する高校生に大切なのは、

「公立大学だから」
「偏差値が合っているから」

という理由だけで大学を選ばないことです。

まず、

何を学びたいのか。
将来どのような仕事をしたいのか。
どのキャンパスで4年間を過ごすのか。

を考えてみてください。

国際社会について学びたい。

地域を元氣にしたい。

看護師や管理栄養士になりたい。

保育士・教員になりたい。

地域文化や観光について研究したい。

島根県立大学には、それぞれの目標に対応する専門的な学びがあります。

そして最大の特徴は、島根という地域を実際のフィールドとして学びながら、その学びを全国・世界へつなげられることです。

「地域について深く学び、その知識を社会で生かしたい」

という高校生にとって、島根県立大学は非常に魅力のある公立大学の一つといえるでしょう。