偏差値・入試・学費・国家試験・就職まで徹底解説
秋田県で看護師を目指せる大学を探している高校生・保護者にとって、有力な進学先の一つとなるのが日本赤十字秋田看護大学です。
日本赤十字秋田看護大学は、秋田県秋田市にある看護系の私立大学です。
最大の特徴は、大学名にもある通り**「赤十字」**の理念を基盤として看護教育を行っていること。
単に看護師国家試験の合格を目指すだけではなく、人間の生命と尊厳を尊重し、災害医療、国際活動、地域医療など幅広い場面で活躍できる看護職の育成を目指しています。
「日本赤十字秋田看護大学の偏差値はどのくらい?」
「看護師以外に保健師も目指せる?」
「入試科目や倍率は?」
「学費は4年間でどのくらいかかる?」
「卒業後は赤十字病院に就職する人が多い?」
など、受験を考えるうえで氣になることは多いでしょう。
この記事では、日本赤十字秋田看護大学の特徴、看護学部の学び、偏差値・入試難易度、取得できる資格、国家試験、就職、学費、受験対策まで詳しく解説します。
日本赤十字秋田看護大学とは?
日本赤十字秋田看護大学は、秋田県秋田市上北手猿田字苗代沢17番地3にキャンパスを置く看護系大学です。
現在は、
看護学部 看護学科
が設置されており、入学定員は100人、収容定員は400人です。
大学の教育の根底にあるのが、赤十字が大切にしている**「人道」**の理念です。
大学では、生命を守り、人間の尊厳と権利を尊重できる豊かな人間性を養うことに加え、看護の専門的知識・技術、科学的根拠に基づく判断力、多職種と連携する能力、国際的な視野などを育成することを教育目標としています。
そのため、日本赤十字秋田看護大学は、
「看護師の資格を取りたい」
というだけでなく、
「人を支える看護職としてどのように成長したいのか」
まで考えて大学を選びたい高校生に注目してほしい大学です。
日本赤十字秋田看護大学の特徴
①「赤十字」の理念を基盤とした看護教育
日本赤十字秋田看護大学を理解するうえで、まず押さえておきたいのが赤十字の理念です。
赤十字は、災害救護、医療、国際活動、血液事業など幅広い人道活動を行っています。
その赤十字の精神を背景にした看護教育を受けられることが、日本赤十字秋田看護大学ならではの特色です。
看護師には医学的知識や看護技術だけでなく、
「患者さんにとって何が必要なのか」
「その人らしく生きるためには何が必要なのか」
を考える姿勢が求められます。
大学の教育目標にも、生命を守ること、人の尊厳と権利を尊重すること、国内外の保健・医療・福祉分野で社会に貢献することなどが明確に掲げられています。
② 看護に特化した大学で学べる
日本赤十字秋田看護大学には、看護学部看護学科が設置されています。
総合大学の中に看護学科があるのではなく、看護教育を中心とした大学であることも特徴です。
大学4年間では、基礎的な教養から人体の構造や機能、疾病、看護理論、看護技術、地域看護、成人・老年・小児・母性・精神看護などへと学習を発展させていきます。
そして大学で学んだ知識を、演習や臨地実習を通して実際の看護へと結びつけていきます。
看護師は、
「知っている」
だけでは務まりません。
患者さんの状態を観察し、必要な情報を集め、その情報をもとに判断し、適切な看護を実践する必要があります。
そのため看護系大学では、知識・思考力・判断力・コミュニケーション能力・実践力を総合的に育てることが重要になります。
③ 災害看護を学びたい人にも注目
日本赤十字秋田看護大学を志望する理由として、災害看護への関心を挙げる高校生もいるでしょう。
地震、豪雨、洪水など大規模な災害が発生した際には、医療・看護職の役割が非常に重要になります。
赤十字は長年にわたり国内外で災害救護活動を行ってきた組織です。
そのため、
「将来は災害時に人を助けられる看護師になりたい」
「救護活動に興味がある」
「災害医療について大学で学びたい」
という高校生にとって、日本赤十字秋田看護大学の教育環境は大きな魅力の一つとなります。
日本赤十字秋田看護大学で取得を目指せる資格
日本赤十字秋田看護大学の看護学部看護学科では、卒業要件を満たすことによって、基本となる
看護師国家試験受験資格
を取得できます。
さらに、大学には保健師教育課程と養護教諭一種免許状取得のための課程も設けられています。
大学の学則では、保健師教育課程履修料および養護教諭1種課程履修料が定められていることからも、それぞれ専門課程が設置されていることが確認できます。
ただし、看護師以外の資格については全員が自動的に取得できるわけではありません。
履修条件や人数制限、選考などが設定される場合があるため、
「看護師+保健師を目指したい」
「将来は学校の保健室で働く養護教諭になりたい」
という人は、入学前に最新の履修条件を確認しておきましょう。
日本赤十字秋田看護大学の偏差値は?
大学受験で多くの高校生が検索するのが、
「日本赤十字秋田看護大学 偏差値」
です。
ここで注意したいのは、「日本赤十字看護大学」と「日本赤十字秋田看護大学」は別の大学であるという点です。
東京都・埼玉県にキャンパスを置く「日本赤十字看護大学」の偏差値情報が検索結果に表示されることがあるため、大学名をよく確認する必要があります。
また、偏差値は予備校によって算出方法が異なり、年度や選抜方式によっても変化します。
そのため、日本赤十字秋田看護大学を目指す場合は、特定の偏差値だけを見て、
「受かりそう」
「難しそう」
と判断するのではなく、最新の模試判定と過去の入試問題、募集人数、倍率などを組み合わせて判断することが重要です。
特に看護系大学では、大学合格が最終目的ではありません。
入学後には専門的な看護学を学び、最終的には看護師国家試験が待っています。
したがって高校時代から、
英語
国語
数学
生物
化学
などの基礎学力を身につけておくことが、大学入学後にも大きく影響します。
日本赤十字秋田看護大学の入試
日本赤十字秋田看護大学では、一般選抜だけでなく、推薦系の選抜や大学入学共通テストを活用した選抜など、複数の受験機会が設けられてきました。
受験生にとって重要なのは、
「自分はどの入試方式で合格を目指すのか」
を早い段階で決めることです。
一般選抜中心であれば学力試験への対策が中心になります。
一方、学校推薦型選抜などを考えるのであれば、高校での成績、志望理由、小論文、面接なども重要になります。
入試方式・募集人数・試験科目は年度によって変更される可能性があるため、受験年度の学生募集要項を必ず確認してください。
推薦入試を考えるなら高校1年生から準備
日本赤十字秋田看護大学を学校推薦型選抜などで目指したい高校生は、高校1年生から定期テストを大切にすることをおすすめします。
推薦型選抜では、高校での学習成績が重要な判断材料になります。
そのため、高校3年生になってから、
「推薦で受験したい」
と思っても、それまでの評定を短期間で大きく変えることはできません。
英語・数学・国語だけでなく、理科、社会、実技科目まで含めて学校の授業を大切にしましょう。
また、看護系大学の推薦入試では、
「なぜ看護師になりたいのか」
「なぜ日本赤十字秋田看護大学なのか」
という志望理由も非常に重要です。
単に、
「人の役に立ちたいから」
だけでは、多くの受験生と同じ内容になってしまいます。
自分自身の経験と赤十字の理念、大学で学びたい内容、将来目指す看護師像までつなげて説明できるようにしましょう。
面接対策では「なぜ赤十字なのか」を考える
日本赤十字秋田看護大学の志望理由を考える際には、
「看護師になりたい理由」
と
「日本赤十字秋田看護大学を選んだ理由」
を分けて考えることが重要です。
例えば、
「看護師になりたいので看護大学を選びました」
だけでは、日本赤十字秋田看護大学でなければならない理由になりません。
そこで、
赤十字の人道理念
災害看護
地域医療
国際的な看護活動
多職種連携
生命と人間の尊厳
など、大学の教育理念や特色について調べてみましょう。
そのうえで、自分が将来どのような看護師になりたいのかと結びつけることが大切です。
小論文対策も早めに始めよう
看護系大学の入試では、小論文が重要になることがあります。
小論文で扱われやすいテーマとしては、
医療と高齢化
地域医療
少子高齢社会
医療従事者不足
災害医療
生命倫理
感染症
チーム医療
AIと医療
患者の自己決定
在宅医療
などが考えられます。
重要なのは、医療ニュースを暗記することではありません。
ある問題について、
「何が問題なのか→なぜ起きているのか→どのような解決策が考えられるのか→自分はどう考えるのか」
という順序で論理的に文章を書けるようにしておきましょう。
看護師国家試験を見据えた4年間
看護系大学を選ぶ際には、偏差値と同じくらい看護師国家試験への教育体制を確認することが大切です。
看護師になるためには、大学を卒業するだけではなく、看護師国家試験に合格しなければなりません。
そのため4年間を通して、
基礎医学
基礎看護学
成人看護学
老年看護学
小児看護学
母性看護学
精神看護学
地域・在宅看護
などを段階的に学んでいきます。
高校生から見ると、
「大学に合格できるか」
が最も大きな問題に感じられるかもしれません。
しかし看護系大学では、
大学合格→専門科目→臨地実習→国家試験→就職
までが一つの流れです。
志望校選びでは、4年間を最後まで学び続けられる大学なのかという視点も持っておきましょう。
日本赤十字秋田看護大学の就職
日本赤十字秋田看護大学の卒業後の進路として中心となるのは、やはり看護師・保健師などの医療専門職です。
大学が公表した資料では、卒業生の主な就職・進学先として、
秋田赤十字病院
秋田大学医学部附属病院
八戸赤十字病院
などの看護師職のほか、
秋田県庁の保健師
や養護教諭、大学院進学などが挙げられています。
赤十字系の大学だからといって、卒業後の就職先が赤十字病院だけに限定されるわけではありません。
赤十字病院だけでなく、大学病院、公的病院、自治体など幅広い進路を考えることができます。
赤十字病院への就職を考える人にも注目
日本赤十字秋田看護大学を検討している高校生の中には、
「将来は赤十字病院で働きたい」
という人もいるでしょう。
大学が公表した進路資料にも、秋田赤十字病院や八戸赤十字病院などへの就職実績が確認できます。
赤十字の理念を大学時代から学び、その考え方を理解したうえで医療現場へ進めることは、赤十字医療施設への就職を考える学生にとって魅力の一つでしょう。
ただし、赤十字病院への就職が自動的に保証されるわけではありません。
就職試験などを経て採用されることになるため、大学在学中の学習や実習への取り組みが重要です。
日本赤十字秋田看護大学の学費
日本赤十字秋田看護大学を志望する際には、学費についても確認しておきましょう。
大学の学則に記載されている金額では、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 300,000円 |
| 授業料 | 年額850,000円 |
| 維持運営費 | 年額300,000円 |
| 実験実習費 | 年額300,000円 |
となっています。
これらを合計すると、通常の年間納付額は145万円で、初年度は入学金を含めて175万円となります。
単純計算すると4年間では、
約610万円
が一つの目安になります。
さらに教科書、実習用品、ユニフォーム、保険、交通費などが必要になる可能性があります。
また、保健師教育課程は12万円、養護教諭1種課程は10万5,000円の履修料が学則上定められています。
実際の納付額は入学年度によって変更される可能性がありますので、必ず最新の募集要項・大学公式情報を確認してください。
日本赤十字秋田看護大学のキャンパス
日本赤十字秋田看護大学の所在地は、
秋田県秋田市上北手猿田字苗代沢17番地3
です。
大学を志望する場合には、オープンキャンパスなどを利用して実際にキャンパスを訪れてみることをおすすめします。
大学案内やWebサイトを見るだけでは、
校舎の雰囲氣
実習設備
学生と教員の距離感
通学環境
周辺環境
などまでは十分に分かりません。
4年間通う場所だからこそ、自分自身で確認することが重要です。
日本赤十字秋田看護大学のメリット
日本赤十字秋田看護大学のメリットとしてまず挙げられるのが、看護に集中して学べる環境です。
さらに、
赤十字の人道理念を基盤とした看護教育
災害看護について学べる環境
看護師を中心とした専門職養成
保健師や養護教諭などへの進路
赤十字病院を含む医療機関への就職実績
などが特徴として挙げられます。
「大学で何を勉強するかまだ決まっていない」という学生より、
「看護職になりたい」
という方向性がある程度決まっている高校生に適した大学といえるでしょう。
日本赤十字秋田看護大学を志望する際の注意点
一方で、看護大学ならではの大変さも理解しておく必要があります。
看護学部では、一般教養だけでなく専門科目を数多く履修します。
さらに学年が進むと臨地実習が増え、実習記録や課題にも取り組むことになります。
そして4年次には卒業研究や看護師国家試験対策も必要になります。
そのため、
「資格が取れて就職に強そうだから」
という理由だけで看護学部を選ぶのはおすすめできません。
患者さんの生命や健康に関わる仕事だからこそ、責任も大きな職業です。
オープンキャンパスや職業研究を通して、看護師という仕事そのものを理解したうえで志望することが重要です。
日本赤十字秋田看護大学に向いている人
日本赤十字秋田看護大学は、特に次のような高校生に向いています。
看護師になりたいという目標がある人
赤十字の活動や理念に興味がある人
災害看護・救護活動に関心がある人
秋田県や東北地方の地域医療に貢献したい人
将来、赤十字病院などで働きたい人
看護師だけでなく保健師などの進路も考えている人
人と関わり、人を支える仕事がしたい人
特に「赤十字」という特色を自分の将来像と結びつけられるかどうかは、大学選びの重要なポイントです。
日本赤十字秋田看護大学を目指す高校生の勉強法
一般選抜を考える高校生は、まず高校の基礎学力を固めましょう。
英語
英語は単語と文法を早い段階で完成させます。
看護・医療系の文章では、一般的な英文だけでなく科学・健康・社会問題を扱う文章が出てくることも考えられます。
高校2年生までに英文法と基本単語を固め、高3では長文読解へ移行できる状態が理想です。
国語
現代文では、文章を「何となく」読まないことが重要です。
筆者の主張、具体例、対比、因果関係を整理しながら読む習慣をつけましょう。
これは小論文対策にもつながります。
数学・理科
看護学部では入学後、人体や疾病について科学的に学びます。
そのため、受験科目として必要かどうかだけではなく、数学・生物・化学の基礎を高校時代に理解しておくことが大切です。
特に生物の人体分野や化学の基本事項は、大学入学後の学習にもつながります。
高1・高2から日本赤十字秋田看護大学を目指すなら
高校1・2年生の場合、最優先すべきなのは学校の成績と基礎学力です。
推薦型選抜の可能性を残すためにも、定期テストを軽視しないようにしましょう。
同時に、
「なぜ看護師になりたいのか」
を少しずつ考えてください。
病院見学、大学のオープンキャンパス、医療ニュース、看護師の仕事に関する書籍などを通して職業理解を深めておくと、高3になってから志望理由書を書く際にも役立ちます。
高3から日本赤十字秋田看護大学を目指すなら
高校3年生では、志望する入試方式を早めに決めましょう。
一般選抜なら過去問を分析して、
「現在の学力と合格ラインとの差」
を明確にします。
推薦型選抜などを利用する場合は、学科試験だけでなく、
志望理由書
面接
小論文
なども並行して準備する必要があります。
看護系大学の面接では、
「なぜ看護師なのか」
「どのような看護師になりたいのか」
「なぜこの大学なのか」
という3点を自分の言葉で説明できるようにしておくことが重要です。
日本赤十字秋田看護大学と他大学を比較しよう
秋田県内で看護を学べる大学を探す場合には、日本赤十字秋田看護大学だけで決めるのではなく、
秋田大学
秋田看護福祉大学
などとも比較するとよいでしょう。
大学によって、
国公立・私立
学費
入試難易度
取得できる資格
教育理念
実習環境
キャンパスの場所
就職先
などが異なります。
特に日本赤十字秋田看護大学の場合は、
「赤十字の理念と看護教育」
という特色があります。
偏差値だけで順位をつけるのではなく、
「自分が4年間でどのような看護職に成長したいのか」
という視点から大学を比較しましょう。
まとめ|日本赤十字秋田看護大学は「赤十字×看護」が大きな特色
日本赤十字秋田看護大学は、秋田県秋田市にある看護学部看護学科を中心とした看護系大学です。
入学定員は100人で、赤十字が掲げる人道の理念を基盤として、生命と人間の尊厳を大切にできる看護専門職の育成を目指しています。
大きな特徴となるのが、
看護師国家試験受験資格を目指せること
保健師・養護教諭などの進路も考えられること
赤十字の理念に基づいた看護を学べること
災害看護・地域医療などについて学べること
赤十字病院を含む医療機関への就職実績があること
です。
看護系大学を選ぶときに、偏差値はもちろん重要です。
しかし、偏差値だけで志望校を決めるべきではありません。
看護師は、人の生命と向き合う専門職です。
だからこそ、
「なぜ自分は看護師になりたいのか」
「どのような看護師になりたいのか」
「そのためになぜ日本赤十字秋田看護大学で学びたいのか」
という3つを考えてみてください。
特に、
「将来は災害医療に携わりたい」
「赤十字病院で働きたい」
「地域医療に貢献したい」
「患者さんの生命と尊厳を大切にできる看護師になりたい」
という高校生にとって、日本赤十字秋田看護大学は検討する価値の高い大学の一つです。
高校1・2年生であれば、まず定期テストと基礎学力を大切にすること。
高校3年生であれば、一般選抜・推薦型選抜など自分に合った受験方式を決め、学科試験と面接・小論文を計画的に準備すること。
そしてオープンキャンパスでは、Webサイトだけでは分からない大学の雰囲氣、学生の様子、実習環境、教員との距離感を自分の目で確かめてみましょう。
日本赤十字秋田看護大学への合格はゴールではありません。
その先にある、
「どのような看護職として社会に貢献するのか」
まで考えて大学を選ぶことが、後悔しない進路選択につながります。

