日本最高峰の芸術大学の魅力と特徴を徹底解説
「芸術の世界で本気で生きていきたい」
「音楽や美術を専門的に学びたい」
「将来は芸術家、デザイナー、音楽家、映像クリエイターになりたい」
そんな夢を持つ学生たちが憧れる大学が、東京芸術大学です。
東京芸術大学(東京藝術大学)は、東京都台東区上野公園内に本部を置く日本唯一の国立芸術大学です。略称は「芸大」または「藝大」。日本国内ではもちろん、海外からも高く評価される芸術教育の最高峰として知られています。
美術と音楽の両分野を持つ総合芸術大学として、多くの著名な芸術家、音楽家、デザイナー、映画監督、研究者を輩出してきました。
今回は、東京芸術大学の歴史や特徴、学部構成、キャンパス、卒業後の進路まで詳しく紹介します。
日本最高峰の芸術大学
東京芸術大学は、日本の芸術系大学の中でも特別な存在です。
一般的な大学が知識や専門技術を学ぶ場であるのに対し、芸大では「芸術そのもの」を追究します。
絵画、彫刻、工芸、デザイン、建築、音楽、映像、アートプロデュースなど、多彩な芸術分野を学ぶことができます。
特に特徴的なのは、少人数教育です。
学生一人ひとりに対して教員が丁寧に指導し、それぞれの個性や表現力を最大限に伸ばしていきます。
東京芸術大学が目指しているのは、単に技術の優れた人材を育てることではありません。
世界で活躍できる芸術家や研究者を育成するとともに、芸術を通じて社会に貢献できる人材を育てることを使命としています。
東京美術学校と東京音楽学校がルーツ
東京芸術大学の歴史は非常に古く、日本の近代芸術教育そのものの歴史と言っても過言ではありません。
現在の東京芸術大学は、1949年に設立されました。
しかし、その前身はさらに古く、
・東京美術学校
・東京音楽学校
という2つの名門教育機関です。
東京音楽学校の歴史
東京音楽学校の起源は1879年に設置された「音楽取調掛」です。
当時の日本は明治維新直後であり、西洋音楽教育を本格的に導入しようとしていました。
音楽教育の父とも呼ばれる伊沢修二を中心に、日本の学校音楽教育の基礎が築かれていきます。
1887年には東京音楽学校となり、日本初の本格的な音楽教育機関として発展しました。
多くの音楽家や教育者を育て、日本のクラシック音楽界の中心的存在となりました。
東京美術学校の歴史
一方、東京美術学校は1887年に設立されました。
設立に尽力したのは、日本美術界の巨人である岡倉天心やアーネスト・フェノロサです。
明治時代、日本では西洋文化が急速に流入していました。
その中で、日本画や工芸などの伝統文化を守りながら新しい芸術を創造することを目的として東京美術学校が誕生しました。
当初は日本画、木彫、工芸の三学科からスタートしましたが、その後、西洋画や建築なども加わり、日本美術教育の中心として発展していきます。
東京芸術大学の誕生
1949年、東京音楽学校と東京美術学校が統合され、東京芸術大学が誕生しました。
以来70年以上にわたり、日本の芸術教育の最高峰として発展を続けています。
2004年には国立大学法人化され、現在も国立大学として運営されています。
東京芸術大学の教育理念
東京芸術大学では、次の3つを教育の柱としています。
① 世界最高水準の芸術教育
芸術家、教育者、研究者として世界で活躍できる人材を育成すること。
② 伝統文化の継承と新しい芸術の創造
日本の伝統芸術を守りながら、新しい芸術表現を生み出していくこと。
③ 芸術による社会貢献
芸術を通して人々の心を豊かにし、社会に貢献すること。
芸大は単なる専門学校ではありません。
芸術を通して社会をより良くすることを目指す大学なのです。
美術学部の特徴
東京芸術大学の美術学部は、日本最高峰の美術教育機関です。
主な専攻には、
・日本画
・油画
・彫刻
・工芸
・デザイン
・建築
・先端芸術表現
などがあります。
特に日本画や彫刻、工芸の分野では、日本国内でトップレベルの教育が行われています。
また近年は先端芸術表現科が注目を集めています。
現代アートやインスタレーション、メディアアートなど、新しい表現方法を研究する学科です。
芸術の枠を超えた自由な発想が求められます。
音楽学部の特徴
音楽学部も日本を代表する音楽教育機関です。
主な専攻には、
・作曲
・声楽
・器楽
・指揮
・邦楽
・楽理
・音楽環境創造
などがあります。
東京芸術大学の卒業生には、日本を代表する演奏家や作曲家が数多くいます。
国内外のオーケストラで活躍する演奏家も多く、音楽界への影響力は絶大です。
邦楽科では琴、三味線、尺八など、日本の伝統音楽も専門的に学ぶことができます。
映像研究科も人気
近年注目されているのが大学院映像研究科です。
2005年に映画専攻が設置され、その後、
・映画
・メディア映像
・アニメーション
などの専攻が加わりました。
アニメーション専攻は全国的にも非常に人気が高く、日本の映像文化を支える人材育成の拠点となっています。
映画監督や映像クリエイターを目指す学生にとっては憧れの環境です。
キャンパス紹介
上野キャンパス
東京芸術大学の中心となるキャンパスです。
上野恩賜公園内に位置し、
・東京国立博物館
・国立西洋美術館
・東京都美術館
・上野の森美術館
などが徒歩圏内にあります。
まさに日本屈指の文化・芸術エリアです。
毎日が芸術に囲まれた環境で学ぶことができます。
取手キャンパス
茨城県取手市にあります。
広大な敷地を活かした制作活動が可能で、美術系学生の創作拠点となっています。
横浜キャンパス
大学院映像研究科が設置されています。
映画やアニメーションなど映像分野の研究が行われています。
千住キャンパス
音楽環境創造科や大学院の教育研究活動の拠点です。
地域との連携プロジェクトも数多く行われています。
東京芸術大学の難易度
東京芸術大学は日本でも最難関レベルの芸術大学です。
一般的な学力試験だけでなく、
・デッサン
・実技試験
・作品提出
・演奏試験
・面接
などが課されます。
倍率が10倍を超える専攻も珍しくありません。
そのため、多くの受験生は高校時代から美術予備校や音楽教室で専門的な訓練を積みます。
「芸術の東大」と呼ばれることもあるほど高いレベルが求められます。
卒業後の進路
東京芸術大学の卒業生は多方面で活躍しています。
主な進路としては、
・画家
・彫刻家
・デザイナー
・建築家
・作曲家
・演奏家
・指揮者
・映画監督
・アニメーター
・大学教員
・学芸員
・研究者
などがあります。
また、
・広告業界
・ゲーム業界
・映像制作会社
・出版業界
・文化行政
などへ進む卒業生も少なくありません。
東京芸術大学大学美術館
芸大には大学美術館が併設されています。
ここには歴代の優秀な卒業制作や修了制作が収蔵されています。
若い芸術家たちの作品を鑑賞できるだけでなく、日本近代美術の歴史を学ぶこともできます。
芸大を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい施設の一つです。
まとめ
東京芸術大学は、日本の芸術教育を代表する国立大学です。
1887年創設の東京美術学校と東京音楽学校をルーツに持ち、日本の芸術文化の発展を支えてきました。
美術、音楽、映像、アートプロデュースなど幅広い分野で世界トップレベルの教育が行われており、多くの芸術家や文化人を輩出しています。
芸術の道は決して簡単ではありません。
しかし、自分の表現を追求し、本気で芸術に向き合いたい人にとって、東京芸術大学は最高の学びの場です。
「芸術で生きていきたい」
「自分だけの表現を追求したい」
「世界で活躍するアーティストになりたい」
そんな夢を持つ人にとって、東京芸術大学はまさに憧れの舞台と言えるでしょう。

