最初に教室のドアを開けたとき、正直、少し不安でした。
「また分からなかったらどうしよう」――そんな気持ちを抱えたまま席に座ったのを覚えています。
授業が始まると、先生は隣でゆっくりと話し始めました。
難しいはずの内容なのに、不思議とスッと頭に入ってきます。
「ここ、分かる?」
そう聞かれても、最初はうまく答えられませんでした。
でも先生は、すぐに答えを教えるのではなく、こう言いました。
「じゃあ、ここまで一緒に考えてみようか」
少しずつヒントを出してくれて、自分の力で答えにたどり着けたとき、
「できた!」という感覚が、初めて本当の意味で分かりました。
間違えても、責められることはありません。
むしろ先生は笑いながら、
「いいね、その考え方も大事だよ」と言ってくれます。
その一言で、また次の問題に挑戦しようと思えるようになりました。
気づけば、分からなかった勉強が少しずつ楽しくなり、
「もっとやってみたい」と思うようになっていました。
この塾は、ただ教える場所ではなく、
自分で考える力を育ててくれる場所でした。
そして何より、
先生が優しく、分かりやすく教えてくれるからこそ、
安心して学ぶことができました。
今では、あの日の不安はもうありません。
代わりにあるのは、「できるようになった」という自信です。

