塾長の独り言①「その子の努力を無駄にしてはいけない」

最近、他の個別指導塾から転塾を検討されているお子さんたちと接する中で、強く感じることがあります。

それは、学習塾は、子どもの学力と将来に対して、もっと責任を持つべきではないかということです。

もちろん、すべての個別指導塾がそうだというわけではありません。

しかし、最近お話を伺う中で、気になるケースが続いています。

①大学生の担当講師が頻繁に変わる。

②講師が変わるたびに指導方法も変わる。

③前回まで何を学習し、どこまで理解できているのかが十分に引き継がれていない。

④そして、保護者の方には毎回の授業内容や学習状況が報告されていない。

大学生の講師が卒業や就職などで辞めてしまうことは、仕方のない部分もあるでしょう。

しかし、講師が変わることと、指導の継続性が失われることは、まったく別の問題だと私は考えています。

特に、受験を控えたお子さんにとって、時間は取り戻すことのできない大切なものです。

今日、体験授業に来てくれたお子さんも、非常に真面目で、一生懸命に問題に取り組んでいました。

ところが、実際に学習状況を確認すると、必要な学習内容がかなり遅れており、理解できていない部分もそのままになっていました。

私は、その状況を見て、強い憤りを感じました。

なぜ、ここまで遅れてしまったのか。

なぜ、理解できていないことに気づきながら、十分な対応がされてこなかったのか。

何よりも悔しいのは、本人は一生懸命に頑張っているということです。

子どもが真面目に努力しているのに、その努力が結果につながらない。

その原因が、本人の努力不足ではなく、指導する側の管理や対応にあるとしたら、これは非常に重い問題だと思います。

私は、学習塾の仕事は、ただ問題を教えることではないと考えています。

その子が今どこまで理解できているのか。

何ができて、何ができていないのか。

目標までに、あと何を、どの順番で、いつまでに学習する必要があるのか。

それを把握し、指導し、確認し、必要であれば修正する。

そして、その状況を保護者の方にもきちんと伝える。

ここまで行って初めて、個別指導と呼べるのではないでしょうか。

だからこそ、進学個別アースリングでは、毎回の授業内容と学習状況を保護者の方にご報告することを大切にしています。

もちろん、私たちの指導も完璧ではありません。

それでも、子どもが理解できていないことを放置しない。

できなかったことを、そのままにしない。

そして、目標に向かって何をすべきかを明確にする。

この姿勢だけは、絶対に失ってはいけないと思っています。

今日出会ったお子さんについても、今の学習状況をしっかりと整理し、受験までの限られた時間の中で、できる限り合格に近づけるよう全力を尽くしたいと考えています。

子どもの努力を、指導する側の都合で無駄にしてはいけない。

同じ教育に携わる者として、そして一人の社会人として、改めて強く感じた一日でした。

以上、塾長の独り言でした。