偏差値・難易度・国家試験・就職・学費・入試を徹底解説|
岐阜県立看護大学を目指す受験生へ
「公立大学で看護を専門的に学びたい」
「看護師だけでなく、保健師も目指したい」
「将来は助産師や養護教諭も選択肢に入れたい」
「地域医療や地域保健に貢献できる看護職になりたい」
このような受験生に注目してほしい大学が、岐阜県立看護大学です。
岐阜県立看護大学は、岐阜県羽島市にある公立の看護系単科大学です。看護学部で学ぶ学生は、卒業時に看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格を全員が取得できます。さらに学内選考を経ることで、助産師国家試験受験資格または養護教諭一種免許状を目指すこともできます。
2025年度卒業生の国家試験結果を見ると、看護師は79人受験・76人合格で96.2%、保健師は79人受験・71人合格で89.9%、助産師は6人全員が合格し100%となっています。助産師については直近5年間、大学公式データ上で100%の合格率が続いています。
また、2027年度入試からは助産師養成人数が従来の1学年6人から3人程度へ変更され、選抜条件として「岐阜県内での勤務を希望する者」が加わります。助産師志望者にとっては非常に重要な変更です。
この記事では、**「岐阜県立看護大学」「岐阜県立看護大学 偏差値」「岐阜県立看護大学 難易度」「岐阜県立看護大学 国家試験」「岐阜県立看護大学 就職」「岐阜県立看護大学 学費」「岐阜県立看護大学 入試」**などの検索キーワードを意識しながら、2026年時点の最新情報をもとに詳しく解説します。
岐阜県立看護大学とは?
岐阜県立看護大学は、岐阜県羽島市江吉良町3047番1にキャンパスを置く公立の看護系大学です。看護学部看護学科を中心に、大学院看護学研究科には博士前期課程・博士後期課程が設置されています。
看護学部では、
- 専門科目
- 専門関連科目
- 教養科目
- 臨地実習
- 助産師・養護教諭の選択科目
などを組み合わせながら4年間かけて専門性を高めていきます。
大きな特徴は、単に「病院で働く看護師」を育てるだけではなく、
看護師
保健師
助産師
養護教諭
という複数の専門職への道を持っていることです。
さらに大学院では、地域基礎看護学、機能看護学、育成期看護学、成熟期看護学などの領域で看護研究を深めることができます。
岐阜県立看護大学が選ばれる10の理由
① 看護に特化した公立大学
岐阜県立看護大学は看護系の単科大学です。
総合大学と違い、大学全体が、
看護教育
国家試験
臨地実習
看護研究
地域医療
キャリア支援
を中心に設計されています。
将来、看護職になることを明確に決めている高校生にとっては、同じ目標を持つ学生と学べることも大きなメリットです。
② 看護師・保健師を全員が目指せる
岐阜県立看護大学の大きな特色が、
看護師と保健師の国家試験受験資格を全員が取得できること
です。
多くの看護系大学では、保健師課程が選抜制になっているケースがあります。
しかし岐阜県立看護大学では、学生全員が保健師教育を受けます。
看護師は主に患者一人ひとりを支援します。
一方、保健師は、
「この地域ではなぜ生活習慣病が多いのか」
「子育て家庭をどう支援するか」
「高齢者が地域で健康に暮らすには何が必要か」
というように、地域全体の健康を考えます。
両方を学ぶことで、より広い視点を持つ看護職を目指せます。
③ 助産師を学部4年間で目指せる
助産師を目指せることも大きな魅力です。
現在は学内選考を経て、助産師に必要な選択科目を履修することで助産師国家試験受験資格を取得できます。2025年度は6人が受験し、6人全員が合格しました。過去5年間の大学公式実績でも助産師国家試験合格率は100%です。
ただし、2027年度入学生から制度が変更されます。
助産師養成人数は、
6人 → 3人程度
へ縮小され、さらに選抜条件として、
「岐阜県内での勤務を希望する者」
が加わります。
助産師志望の受験生は、この変更を必ず確認しておきましょう。
④ 養護教諭も目指せる
岐阜県立看護大学では、学内選考を経て養護教諭一種免許状を取得することも可能です。
定員は6人で、所定の科目を履修します。
ただし、助産師国家試験受験資格と養護教諭一種免許状は同時履修できません。
つまり、
「助産師を目指すのか」
「養護教諭を目指すのか」
を大学在学中に考える必要があります。
なお、保健師免許を取得した場合、所定の条件を満たせば養護教諭二種免許状を申請する方法もあります。
⑤ 看護師国家試験で安定した合格実績
国家試験の結果は大学選びの重要なポイントです。
岐阜県立看護大学の看護師国家試験合格率は、
- 2025年度:96.2%
- 2024年度:98.6%
- 2023年度:98.8%
- 2022年度:100%
- 2021年度:100%
となっています。
単年度だけではなく、複数年度で高い合格実績を維持していることが分かります。
⑥ 保健師国家試験にも全員が挑戦
保健師国家試験についても、
- 2025年度:89.9%
- 2024年度:95.8%
- 2023年度:98.8%
- 2022年度:98.7%
- 2021年度:93.8%
という実績です。
全員が看護師と保健師の両方を目指すため、国家試験対策は決して楽ではありません。
一方で、
看護+地域保健
という二つの視点を身につけられることは、卒業後のキャリアを広げます。
⑦ 岐阜県内の医療・行政への就職に強い
卒業後の主な県内就職先には、
- 岐阜県総合医療センター
- 岐阜大学医学部附属病院
- 大垣市民病院
- 岐阜市民病院
- 岐阜赤十字病院
- 東海中央病院
などがあります。
保健師としては、
- 岐阜県
- 岐阜市
- 関市
- 可児市
- 御嵩町
- 東白川村
など自治体への就職実績があります。
助産師や養護教諭として県内で働く卒業生もいます。
⑧ 就職支援がきめ細かい
大学では、学年別の就職ガイダンスや卒業生との交流会など、段階的なキャリア支援を行っています。
さらに2026年7月には、岐阜県内の医療施設・行政機関を招いた就職ガイダンスを開催し、25施設が個別相談ブースを設置、延べ130人の学生が参加しました。
看護系学生の場合、臨地実習、国家試験対策、就職活動を並行して進めなければなりません。
そのため大学のキャリア支援体制は非常に重要です。
⑨ 大学院まで看護研究を続けられる
大学院看護学研究科には、
博士前期課程
博士後期課程
があります。
博士前期課程では、
- 地域基礎看護学
- 機能看護学
- 育成期看護学
- 成熟期看護学
などを専門的に研究できます。
将来、
- 看護教育
- 看護管理
- 高度実践
- 看護研究
- 大学教員
などを目指す場合には、大学院進学も選択肢になります。
⑩ 公立大学ならではの学費
岐阜県立看護大学の学部授業料は年額535,800円です。
入学金は、
- 岐阜県内者:226,000円
- 県外者:338,000円
となっています。
県内者とは、本人、配偶者または1親等の親族のいずれかが、入学前1年間岐阜県内に住民登録している場合など、大学の定める条件を満たす人です。
看護系の私立大学と比較した場合、公立大学の学費は大きな魅力になります。
岐阜県立看護大学のカリキュラム
看護学部では、
専門科目
専門関連科目
教養科目
を組み合わせながら学びます。
さらに、4年間を通して演習・実習を段階的に経験します。
看護教育では、
知識を覚える → 技術を練習する → 実習で使う → 振り返る
という循環が非常に重要です。
基礎看護|すべての看護の土台
基礎看護では、
- コミュニケーション
- バイタルサイン
- 清潔援助
- 安楽援助
- 観察
- 安全管理
などを学びます。
看護師の仕事は、単に医師の指示を実行することではありません。
患者さんの小さな変化を観察し、
「今、何が起きているのか」
を自ら考える力が求められます。
成人・老年看護|高齢社会を支える
成人看護では、急性期・慢性期・回復期などさまざまな状態にある患者を支援します。
老年看護では、高齢者の身体的・心理的・社会的変化を理解し、
「病気を治療すること」だけでなく「その人らしい生活をどう支えるか」
を考えます。
高齢化が進む日本では、今後ますます重要になる領域です。
小児・母性看護|子どもと家族を支える
小児看護では、子どもの成長・発達に応じた看護を学びます。
母性看護では、
- 妊娠
- 出産
- 産後
- 女性の健康
などについて学びます。
助産師課程を希望する学生にとっても重要な基礎になります。
精神看護|「聴く力」を養う
精神看護では、精神的な健康問題や精神疾患を持つ人への支援を学びます。
特に重要なのが、
相手の話を聴き、理解する力
です。
看護師には、身体の状態だけでなく、患者の心理や生活背景まで含めて理解する力が必要です。
地域看護・公衆衛生|保健師教育の強み
岐阜県立看護大学では全員が保健師国家試験受験資格を取得するため、地域看護や公衆衛生の教育も重要です。
保健師は、
- 母子保健
- 高齢者保健
- 健康診断
- 生活習慣病予防
- 感染症対策
- 地域の健康づくり
などを担います。
看護師として患者一人を見る視点に加えて、
「地域全体を見る視点」
を身につけられることが、この大学の強みです。
岐阜県立看護大学の偏差値・難易度
「岐阜県立看護大学 偏差値」「岐阜県立看護大学 難易度」は非常によく検索されるキーワードです。
ただし偏差値は予備校や模試、年度によって異なります。
さらに公立大学の場合、
偏差値+大学入学共通テスト+個別試験+倍率
で考える必要があります。
2026年度入試では、
- 学校推薦型A:20人募集、44人受験、2.2倍
- 学校推薦型B:12人募集、54人受験、4.5倍
- 一般前期:48人募集、122人受験、2.5倍
でした。
推薦Bの倍率が比較的高い一方、一般前期も安定した競争があります。
「偏差値が届いているから安心」と考えず、志望方式ごとの倍率・配点まで確認しましょう。
2027年度入試は募集人数が変更
2027年度入試では募集構成に変更があります。
募集人員は、
- 学校推薦型選抜A:20人
- 学校推薦型選抜B:18人
- 一般選抜前期:42人
です。
2026年度と比べると、
推薦Bが12人→18人へ増加
一般前期が48人→42人へ減少
しています。
また、学校推薦型選抜Bは岐阜県内だけではなく、全国の高校から募集され、18人のうち県外は4人以内です。
2027年度受験生は、この変更を踏まえて受験戦略を考える必要があります。
岐阜県立看護大学合格に向けた勉強法
① 共通テスト対策を早めに始める
公立大学志望では、共通テストを安定させることが重要です。
看護系だからといって、
「生物だけ得意なら大丈夫」
ではありません。
必要科目を最新募集要項で確認し、高校1・2年生の段階から苦手科目を減らしましょう。
② 英語を得点源にする
医療・看護分野では、大学入学後も医学用語や海外論文などで英語を使います。
高校時代から、
英単語 → 英文法 → 英文解釈 → 長文読解
という順番で基礎を完成させることをおすすめします。
③ 生物・化学を人体と結びつける
看護学では、
- 血液循環
- 呼吸
- 神経
- ホルモン
- 免疫
- 栄養
- 薬理
などを学びます。
高校の生物・化学を単なる暗記で終わらせず、
「この知識は人体の中でどう使われているのか」
と考えながら学習すると、大学入学後にも役立ちます。
推薦入試では「なぜ看護職なのか」を深掘り
面接や志望理由では、
「人の役に立ちたいから看護師になりたい」
だけでは十分ではありません。
例えば、
「病気だけでなく患者さんの生活まで支えたい」
「保健師として病気になる前から地域住民を支えたい」
「将来は助産師として岐阜県の母子医療に貢献したい」
というように具体化すると、志望理由に説得力が生まれます。
「なぜ岐阜県立看護大学なのか」を説明する
岐阜県立看護大学には明確な特色があります。
特に、
看護師+保健師を全員が目指す
という点は、志望理由を考えるうえで重要です。
例えば、
「患者一人ひとりを支える看護師の視点と、地域全体の健康を考える保健師の視点の両方を身につけたい」
と説明できます。
助産師志望なら、2027年度から「岐阜県内勤務希望」が選考条件になるため、岐阜県の母子保健・周産期医療への貢献まで考えておくことも重要です。
岐阜県立看護大学の就職・進路
岐阜県立看護大学の卒業生は、
- 看護師
- 保健師
- 助産師
- 養護教諭
- 大学院進学
など多様な進路を選択しています。
2024年度卒業生71人では、就職者のうち県内就職が59.4%、県外が40.6%でした。
つまり、
「岐阜県立だから岐阜県内にしか就職できない」
ということはありません。
県内医療への貢献を重視しながら、県外の病院などへ進むことも可能です。
岐阜県立看護大学の学費
学部授業料は、
年額535,800円
です。
入学金は、
県内者:226,000円
県外者:338,000円
です。
また、看護系では授業料以外にも、
- 教科書
- 実習衣
- 聴診器などの教材
- 臨地実習交通費
- 予防接種
- 保険
などの費用が必要です。
大学公式では、小児感染症の予防接種について1回4,000~10,000円程度を案内しています。B型肝炎ワクチンについては2年次に大学負担で実施されます。
岐阜県立看護大学に向いている人
岐阜県立看護大学は、特に次のような受験生に向いています。
- 看護師を目指している
- 保健師にもなりたい
- 助産師を目指している
- 養護教諭に興味がある
- 公立大学で看護を学びたい
- 岐阜県の地域医療に貢献したい
- 行政保健師に興味がある
- 地域看護を学びたい
- 少人数の看護大学を希望している
- 大学院進学も考えている
特に、
「病院だけではなく、地域全体の健康まで考えられる看護職になりたい人」
との相性がよい大学です。
オープンキャンパスで確認したいポイント
2026年度のオープンキャンパスは8月2日・3日に開催されました。
参加する際には、
- 看護実習設備
- 保健師教育
- 助産師課程
- 養護教諭課程
- 国家試験対策
- 実習施設
- 就職先
- 学生と教員の距離
- 通学環境
- 2027年度入試
を確認しましょう。
特に助産師志望者は、2027年度以降の定員縮小と県内勤務希望条件について必ず質問しておくことをおすすめします。
よくある質問|岐阜県立看護大学
Q. 岐阜県立看護大学は国立大学ですか?
いいえ。
岐阜県の公立大学です。看護学部を中心に、大学院看護学研究科も設置されています。
Q. 看護師と保健師の両方を目指せますか?
はい。
看護師・保健師国家試験受験資格は卒業生全員が取得できます。
Q. 助産師を目指せますか?
はい。
ただし学内選考があります。2027年度入学生から定員は3人程度となり、岐阜県内勤務を希望することが選考条件になります。
Q. 養護教諭を目指せますか?
はい。
学内選考による定員6人の養護教諭一種免許課程があります。ただし助産師課程との同時履修はできません。
Q. 学費はいくらですか?
授業料は年額535,800円です。入学金は県内者226,000円、県外者338,000円です。
Q. 2027年度入試情報は出ていますか?
はい。
2027年度は推薦A20人、推薦B18人、一般前期42人という募集予定が公表されています。一般前期試験は2027年2月25日の予定です。
岐阜県立看護大学最大の魅力は「個人と地域の両方を見る看護」
岐阜県立看護大学最大の特徴は、
看護師と保健師の両方を全員が学ぶこと
です。
これは、これからの医療を考えるうえで非常に重要です。
患者さんは病院の中だけで生活しているわけではありません。
退院すれば、
自宅に戻り、
家族と暮らし、
地域社会で生活します。
そのため本当に患者さんを支えるには、
病気だけでなく、生活や地域まで理解する力
が必要です。
看護師として一人の患者を見る。
保健師として地域全体を見る。
助産師なら母子や家族を見る。
養護教諭なら学校という生活の場から子どもを見る。
岐阜県立看護大学では、こうした複数の視点を一つの看護教育の中で考えることができます。
まとめ|岐阜県立看護大学は看護師・保健師を全員が目指せる特色ある公立看護大学
岐阜県立看護大学は、岐阜県羽島市にある公立の看護系大学です。
最大の特徴は、
看護師国家試験受験資格
保健師国家試験受験資格
を学生全員が取得できることです。
さらに学内選考によって、
助産師
養護教諭一種
への道もあります。
2025年度の国家試験では、
看護師96.2%
保健師89.9%
助産師100%
という実績でした。特に助産師は過去5年間、大学公式データ上で100%の合格率を維持しています。
また卒業後は、岐阜県総合医療センター、岐阜大学医学部附属病院、大垣市民病院などの病院に加え、岐阜県や県内市町村の保健師、養護教諭など、多様な進路があります。
2027年度入試では、
推薦A:20人
推薦B:18人
一般前期:42人
という募集構成となり、推薦Bの募集拡大と一般前期の縮小が大きな変更点です。
また2027年度入学生からは助産師養成枠が3人程度に縮小され、「岐阜県内での勤務を希望する者」という条件が追加されます。助産師志望者は特に注意が必要です。
「看護師として患者さんを支えたい」
「保健師として地域の健康づくりに携わりたい」
「助産師として母子医療を支えたい」
「養護教諭として学校から子どもの健康を支えたい」
という受験生にとって、岐阜県立看護大学はぜひ詳しく研究してほしい大学です。
大学選びでは、
「偏差値が届くか」
だけを見るのではなく、
「自分は将来、どの場所から人の健康を支えたいのか」
まで考えてみてください。
病院、地域、家庭、学校――。
岐阜県立看護大学は、看護を一つの場所だけに限定せず、人が生活するさまざまな場から健康を支える力を身につけられる公立看護大学といえるでしょう。
※この記事は2026年8月13日時点で岐阜県立看護大学が公表している公式情報を中心に構成しています。2027年度入試の募集人員や助産師養成制度には変更があります。出願時には必ず大学公式の最新募集要項・資格取得条件を確認してください。

