足利大学とは?【2026年最新版】

偏差値・工学部・看護学部・入試・学費・就職まで徹底解説

栃木県で工学・AI・情報・建築・機械・電気電子・再生可能エネルギー・看護などを学びたい高校生にとって、進学先の候補となるのが「足利大学」です。

足利大学は栃木県足利市にある私立大学で、

工学部 創生工学科

看護学部 看護学科

の2学部を設置しています。さらに工学部では、2027年4月から分野・コースの名称を再編する予定です。

「足利大学の偏差値は?」

「工学部ではAIや建築を学べる?」

「看護師や保健師を目指せる?」

「工学部の就職率は?」

「学費は4年間でいくら?」

など、受験生・保護者が知りたいポイントは多いでしょう。

この記事では、足利大学の特徴、工学部・看護学部、偏差値、2027年度入試、共通テスト、資格、国家試験、学費、就職、キャンパス、受験対策まで詳しく解説します。


足利大学とは?

足利大学は、栃木県足利市にある私立大学です。

大学の前身である足利工業大学は1967年に開学し、2018年4月に現在の**「足利大学」**へ名称変更しました。現在は工学部だけではなく、看護学部も持つ大学として教育を行っています。

キャンパスは大きく2つあります。

大前キャンパス

栃木県足利市大前町268-1

主に工学部の学生が学びます。

本城キャンパス

栃木県足利市本城3-2100-1

看護学部の学生が学びます。

つまり足利大学は、

ものづくり・情報技術を学ぶ工学系

人の健康・生命を支える看護系

という異なる専門分野を持つ大学です。


足利大学工学部とは?

足利大学工学部には創生工学科があります。

一つの学科の中に複数の分野・コースが用意され、自分の興味や将来の職業に合わせて工学を専門的に学べることが特徴です。

さらに2027年4月から、工学部の分野・コース名称が再編される予定です。新しい構成では、

ライフデザイン分野

システム情報・電気分野

機械・エネルギー分野

建築・都市デザイン分野

などを中心に学びます。


ライフデザイン分野

ライフデザイン分野では、工学だけを狭く学ぶのではなく、人の生活や社会と技術との関係を考えながら学びます。

工学系大学というと、

「数学や機械ばかり勉強する」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし現在の技術開発では、

誰が使うのか

どのような生活を実現したいのか

という人間側の視点も重要です。

工学を幅広く学びながら、自分に合った専門分野を探したい学生にも選択肢となります。2027年度から「ライフデザイン分野 ライフデザインコース」という名称になる予定です。


システム情報・電気分野|AI・情報・電気電子を学ぶ

2027年度からのシステム情報・電気分野には、

AIシステムコース

情報デザインコース

電気電子工学コース

が設置される予定です。

現代社会では、

AI
IoT
ロボット
プログラミング
データ分析
電気・電子

などの技術が、自動車、医療、製造、物流、通信などあらゆる産業で使われています。

そのため、IT業界だけでなく幅広い企業への進路を考えることができます。


AIシステムコース

AIシステムコースでは、

人工知能
機械学習
プログラミング
画像処理
情報システム
IoT

などに関係する内容を学びます。

足利大学では実際に、AIや画像処理を使った研究、機械学習による河川水位予測などにも取り組んでいます。

「将来AIエンジニアになりたい」

「プログラミングを学びたい」

「AIを社会問題の解決に使いたい」

という高校生に注目したいコースです。


情報デザインコース

情報デザインコースでは、情報技術に加えて、

CG
画像処理
Web
VR
ゲーム
デザイン

などにもつながる学習ができます。

過去の大学の教育連携活動でも、VR・ゲーム開発、CG・画像処理、ロボット制御などの研究・実習が紹介されています。

「情報系に進みたいが、プログラミングだけでなくCGやデザインにも興味がある」

という高校生にも適した分野でしょう。


電気電子工学コース

電気電子工学コースでは、

電気
電子回路
通信
半導体
制御
エネルギー

などについて学びます。

私たちの生活では、

スマートフォン
自動車
家電
ロボット
工場設備

など、ほぼあらゆる製品に電気・電子技術が使われています。

そのため卒業後は、

電機メーカー
自動車関連
設備
通信
電子部品
製造業

など幅広い企業への進路を考えることができます。


機械・エネルギー分野

2027年度からの機械・エネルギー分野には、

機械工学コース

再生可能エネルギーコース

が設置される予定です。現在の「自然エネルギーコース」は「再生可能エネルギーコース」へ名称変更予定です。


機械工学コース

機械工学では、

機械設計
材料

流体
制御
CAD

などを学びます。

自動車、航空、ロボット、生産設備など、多くの製品は機械工学を基盤として作られています。

足利大学では3DCADなどを使った学習も行われており、実際の学生紹介でも機械設計を学び進路につなげた例が紹介されています。

ものづくりが好きな人や、

「自動車や機械の構造に興味がある」

という高校生に向いています。


再生可能エネルギーコース

足利大学工学部の大きな特色の一つがエネルギー教育です。

風力
太陽光
バイオマス
水素

など、再生可能エネルギーについて実践的に学ぶことができます。

大学では以前から風力発電、太陽光、バイオマスを組み合わせた設備や、水素エネルギー関連研究などにも取り組んできました。

脱炭素社会が進む中、

エネルギー関連企業

電力・設備

環境技術

などの仕事に興味がある高校生には特徴的なコースです。


建築・都市デザイン分野

2027年度からは、従来の「建築・土木分野」が建築・都市デザイン分野へ再編される予定です。

確認されているコースには、

建築デザインコース

などがあります。

建築では、

住宅
建築設計
構造
都市
環境

などについて学びます。

さらに土木系の学びでは、

道路

河川
防災
都市インフラ

など、人々の暮らしを支える社会基盤について学びます。

「建築士になりたい」

「街づくりに携わりたい」

「災害に強い都市をつくりたい」

という人に向いている分野です。


工学部で教員免許も目指せる

足利大学工学部では、所定の教職課程を履修することで、

中学校教諭一種免許状(技術)

高等学校教諭一種免許状(工業)

などを目指すことができます。

「エンジニアだけでなく、将来は工業高校や中学校で技術を教えたい」

という高校生にも進路があります。


看護学部看護学科

足利大学には看護学部看護学科があります。

看護師として必要となる、

人体
疾病
看護技術
コミュニケーション
地域看護
臨地実習

などを4年間で段階的に学びます。

看護師は医師の補助をするだけの仕事ではありません。

患者さんの状態を観察し、療養生活を支え、不安に寄り添い、多職種と連携する専門職です。


看護師・保健師・養護教諭を目指せる

看護学部では、必要な科目を履修することで、

看護師国家試験受験資格

保健師国家試験受験資格

を目指すことができます。

さらに教職課程を履修することで、

養護教諭一種免許状

の取得も可能です。

そのため、

病院で看護師として働く

だけでなく、

自治体で保健師として働く

学校の保健室で養護教諭として働く

といった複数のキャリアを考えることができます。


看護学部の就職先

大学が公表する卒業生進路実績では、

足利赤十字病院
自治医科大学附属病院
獨協医科大学病院
さいたま赤十字病院
埼玉医科大学総合医療センター
筑波大学附属病院

など、栃木県だけでなく群馬・埼玉・東京・茨城など幅広い地域の医療機関への就職実績が確認できます。

特に足利市は群馬県・埼玉県にも比較的近いため、北関東一円から進学・就職を考えやすい立地です。


足利大学の偏差値は?

受験生が特に氣になるのが、

「足利大学 偏差値」

でしょう。

河合塾Kei-Netの2027年度入試向けデータによると、足利大学全体の一般選抜ボーダーは、

偏差値35.0(BFを除く)

共通テスト得点率39~47%

です。

学部別では、

学部一般選抜偏差値共通テスト得点率
工学部BF~35.039~45%
看護学部35.047%

が一つの目安です。

一方、ベネッセの2027年度向けデータでは、工学部が42~46など異なる数値が掲載されています。

偏差値は模試会社によって算出方法が異なるため、一つの数字だけで判断しないようにしましょう。


BFとは?

工学部の一部方式ではBFという表示があります。

BFは「ボーダーフリー」の略で、河合塾が十分な受験データから合格可能性50%となる明確な偏差値ラインを設定できない場合に表示されます。

したがって、

BF=勉強しなくても必ず合格できる

という意味ではありません。

特に工学部では数学・物理・情報など、看護学部では人体・疾病・看護学など専門科目が待っています。

大学合格後に専門教育についていくためにも、高校時代の基礎学力は重要です。


足利大学の2027年度入試

2027年度入試では、工学部・看護学部ともに複数の選抜方式が用意されています。

大学公式の2027年度入試サイトでは、

学校推薦型選抜

一般選抜

大学入学共通テスト利用選抜

総合型選抜

などが案内されています。

工学部の共通テスト利用選抜はA・B・C日程、看護学部はA・B日程が設定され、共通テスト利用方式では大学独自試験を課さず、共通テストの成績によって判定する方式があります。

受験方式が複数あるため、自分の評定・得意科目・共通テスト受験予定などを踏まえて方式を選びましょう。


総合型・推薦型選抜の対策

総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する場合、

「なぜ足利大学なのか」

だけではなく、

「なぜその分野なのか」

まで説明できるようにしましょう。

AI志望なら、

「AIを何に使いたいのか」

建築志望なら、

「どのような建築をつくりたいのか」

看護志望なら、

「どのような看護師になりたいのか」

まで具体化することが重要です。

高校時代の経験と大学で学びたいこと、卒業後の仕事を一つにつなげると、志望理由に説得力が生まれます。


工学部を目指すなら数学・物理を大切に

工学部を志望する高校生は、

数学

を特に大切にしてください。

機械
電気電子
AI
建築
土木

のどの分野でも数学は重要です。

また機械・電気・エネルギー系では物理、情報系では数学・情報が大学の専門科目へ直接つながります。

「入試で使わないから勉強しない」

ではなく、

大学に入ったあと必要になるか

という視点で高校の科目を学ぶことが重要です。


看護学部を目指すなら生物・化学も意識

看護学部では、入学後に、

解剖生理
疾病
薬理
栄養

などを学びます。

そのため高校時代から、

英語
国語
生物
化学

の基礎を身につけておくと大学の授業に入りやすくなります。

また看護系入試では志望理由・面接も重要です。

「人の役に立ちたい」

だけではなく、

なぜ看護師なのか

まで深く考えておきましょう。


足利大学工学部の就職率

足利大学は工学系企業への就職にも力を入れています。

大学公式サイトが掲載する2022年度工学部の実績では、

就職希望者207人

就職者203人

就職率98.1%

でした。

また大学にはキャリアセンターがあり、企業との面談や求人情報、就職支援などを行っています。

工学部の場合、

製造
建設
IT
電気電子
設備
自動車関連

など、専門分野に応じて幅広い業界を目指せます。


足利大学の学費

工学部創生工学科の現在公表されている学費では、1年次は、

入学金27万円

授業料年間126万円

となっています。

後援会費・同窓会費・学生会費を含めた1年次納付額は、

159万5,000円

です。

2年次・3年次はそれぞれ128万5,000円、4年次は133万5,000円となっており、現在公表されている金額を単純合計すると4年間で約550万円となります。

看護学部は学費体系が異なるため、志望者は看護学部の最新募集要項で確認してください。

また、

教科書
パソコン
製図用品
実習用品
看護実習関連費

などが別途必要になる場合があります。


奨学金・特待生制度も確認しよう

足利大学では、

学業特待生制度

兄弟姉妹奨学金制度

同窓会員子息子女の入学金減免制度

など、学費負担を軽減するための制度も案内しています。

特に私立理工系・看護系大学では4年間の学費が大きくなるため、

「合格してから学費を考える」

のではなく、受験前に利用可能な制度を確認しておきましょう。


2つのキャンパスを確認しよう

足利大学では、

工学部=大前キャンパス

看護学部=本城キャンパス

と、学部によって学ぶ場所が異なります。

そのためオープンキャンパスへ参加するときも、自分が志望する学部のキャンパスを確認することが重要です。

工学部なら、

研究室
実験設備
製図環境
AI・情報設備
エネルギー関連施設

など。

看護学部なら、

看護実習室
演習設備
国家試験支援
臨地実習先

などを確認しましょう。


足利大学に向いている人

足利大学は特に、次のような高校生に向いています。

AI・プログラミングを学びたい人

機械・自動車・ロボットに興味がある人

電気電子分野を学びたい人

再生可能エネルギーに興味がある人

建築・都市デザインを学びたい人

工業・技術の教員を目指したい人

看護師になりたい人

保健師・養護教諭も視野に入れたい人

栃木・群馬・埼玉など北関東で就職したい人

工学部の場合は、

「ものづくりや技術で何を実現したいか」

看護学部の場合は、

「どのように人の健康や生活を支えたいか」

を考えておくと、自分との相性を判断しやすくなります。


高1・高2から足利大学を目指すなら

高校1・2年生では、まず学校の授業と定期テストを大切にしましょう。

工学部志望なら、

数学
物理
情報
英語

を中心に基礎力を積み上げます。

看護学部志望なら、

英語
国語
生物
化学

を意識しましょう。

また2027年から工学部の分野名称が変わるため、自分が大学へ入学する年度のカリキュラムを必ず確認してください。


高3から足利大学を目指すなら

高校3年生では、まず入試方式を決めることが重要です。

一般選抜を利用するのか。

共通テスト利用選抜を使うのか。

総合型・推薦型選抜を利用するのか。

方式によって必要な対策は異なります。

一般選抜なら過去問を分析し、

「どの科目で何点必要なのか」

を明確にしましょう。

総合型・推薦型なら、

志望理由
面接
高校時代の活動
大学で研究したい内容

まで整理します。


オープンキャンパスには参加しよう

足利大学では工学部・看護学部それぞれでオープンキャンパスを実施しています。工学部では2027年3月20日にも体験型オープンキャンパスが予定されています。

特に工学部では、

同じ「工学」でもAI・機械・電気・建築では学ぶ内容が大きく異なります。

大学案内だけで決めず、研究室・実験・学生作品などを実際に見てください。

看護学部では、

実習環境
国家試験対策
病院実習
保健師課程
養護教諭課程

などを質問してみるとよいでしょう。


まとめ|足利大学は「工学+看護」の専門性を学べる大学

足利大学は、栃木県足利市にある私立大学です。

現在は、

工学部創生工学科

看護学部看護学科

の2学部を設置しています。

特に2027年4月から工学部の分野・コース名称が再編され、

ライフデザイン

システム情報・電気

機械・エネルギー

建築・都市デザイン

など、現代社会の技術課題に対応した構成になる予定です。

AIやプログラミングを学びたい。

機械やロボットを作りたい。

電気・電子技術に興味がある。

再生可能エネルギーを研究したい。

建築・街づくりに携わりたい。

こうした高校生は工学部を検討できます。

一方、看護学部では、

看護師

保健師

養護教諭

という複数の進路を考えることができます。

2027年度入試向け河合塾ボーダーでは、大学全体で**偏差値35.0(BF除く)・共通テスト得点率39~47%**が一つの目安です。

しかし足利大学を選ぶときに重要なのは、偏差値だけではありません。

工学部なら、

「どの技術を学び、それを社会でどう使いたいのか」

看護学部なら、

「どのような医療・保健の専門職として人を支えたいのか」

を考えることが大切です。

高校1・2年生なら、数学・理科・英語など大学で必要になる基礎科目を丁寧に積み上げること。

高校3年生なら、一般選抜・共通テスト利用・総合型・推薦型から自分に合った方式を選び、志望する分野・学科に合わせた対策を進めること。

そしてオープンキャンパスでは、

「合格できそうか」だけではなく、「4年間この大学で何を学び、それを卒業後の仕事へどうつなげるのか」

まで考えてみてください。

2027年の工学部再編によってAI・情報、電気電子、機械、再生可能エネルギー、建築・都市デザインなどがより分かりやすい構成になる足利大学は、北関東で工学または看護を専門的に学びたい高校生にとって、比較しておきたい大学の一つです。