実践力を武器に世界で活躍する技術者へ!
「ものづくりが好き」
「将来はエンジニアとして社会に貢献したい」
「大学では実践的な技術を学びたい」
そんな高校生にぜひ知ってほしい国立大学があります。それが新潟県長岡市にある長岡技術科学大学です。
長岡技術科学大学は、日本に2校しかない「技術科学大学」の一つであり、愛知県の豊橋技術科学大学とともに1976年に設立されました。
一般的な工学部とは異なり、「研究だけではなく、実際の現場で活躍できる技術者を育成する」ことを目的とした、日本でも非常に特色のある大学です。
今回は長岡技術科学大学の魅力について詳しく紹介します。
長岡技術科学大学とは?
長岡技術科学大学(通称:長岡技大、長技大、NUT)は、新潟県長岡市にある国立大学です。
1976年、「実践的技術者の育成」という新しい教育理念のもと設立されました。
現在では全国でもトップクラスの工学系大学として知られ、
・機械工学
・電気電子工学
・情報工学
・物質材料工学
・環境工学
・建築工学
など幅広い工学分野を学ぶことができます。
高専からの編入生が8割を占める珍しい大学
長岡技術科学大学最大の特徴は、
高等専門学校(高専)からの3年次編入生が全体の8割以上を占めることです。
全国の高専で学んだ学生が集まり、さらに高度な専門知識や研究を学びます。
一方で、高校卒業後に一般入試や推薦入試で入学する学生もいます。
高校から入学した学生は、1年生前期は全員共通カリキュラムを学び、その後、自分の適性や希望に応じて専門課程へ進みます。
そのため、「まだ専門分野を決めきれていない」という高校生でも安心して学ぶことができます。
専門高校からの進学にも強い
工業高校や農業高校など専門高校出身者も多く在籍しています。
実際に、高校からの入学者の約半数は推薦入試による入学です。
専門高校で身につけた知識や技術をさらに発展させたい人にとって、非常に相性の良い大学といえるでしょう。
もちろん普通科高校出身者も多く活躍しています。
最大の特徴は5か月間の実務訓練
長岡技術科学大学を語るうえで欠かせないのが
実務訓練
です。
これは一般的な大学の短期間のインターンシップとは大きく異なります。
学部4年生になると、
約5か月間
企業や研究機関で実際に働きながら学びます。
受け入れ先は
・国内企業
・官公庁
・研究機関
・海外企業
・海外大学
など非常に幅広く、日本全国だけでなく海外でも実務訓練を行う学生がいます。
実際の開発現場で仕事を経験できるため、
・仕事の進め方
・チームで働く力
・課題解決能力
・コミュニケーション能力
など、社会で必要となる実践力を身につけることができます。
企業からの評価が高い理由も、この実務訓練にあります。
実験だけでは終わらない「ものづくり教育」
多くの大学では実験は大学内で完結します。
しかし長岡技術科学大学では、
「現場で学ぶ」
ことを非常に重視しています。
研究室で得た知識を企業で試し、企業で見つけた課題を大学へ持ち帰って研究する。
このサイクルによって、実践的な技術者を育成しています。
そのため卒業後すぐに企業で活躍できる人材が数多く育っています。
三学期制という珍しい制度
長岡技術科学大学では、多くの大学が採用している前期・後期の二学期制ではなく、
三学期制
を採用しています。
長岡市は日本有数の豪雪地帯です。
そのため冬季は研究や補講を中心に行われ、学部生は比較的長い冬休みを過ごせる特徴があります。
雪国ならではの教育システムともいえます。
大学のモットー「VOS」
長岡技術科学大学には
VOS
という教育理念があります。
Vitality(活力)
挑戦し続けるエネルギー
Originality(独創力)
新しいアイデアを生み出す力
Services(世のための奉仕)
技術を社会のために役立てる心
この3つを大切にしながら教育が行われています。
単に技術者を育てるだけではなく、
「社会に貢献する技術者」
を育成している点が特徴です。
世界から評価される研究力
長岡技術科学大学は研究面でも高く評価されています。
代表的な取り組みとして、
・21世紀COEプログラム
・グリーンエネルギー研究
・ハイブリッド材料研究
などがあります。
さらに、
スーパーグローバル大学にも指定され、
国際的な研究・教育にも力を入れています。
SDGsにも積極的に取り組む大学
長岡技術科学大学は国連アカデミック・インパクトにも参加しています。
特に
SDGs目標9
「産業と技術革新の基盤をつくろう」
のハブ大学として活動しています。
環境問題やエネルギー問題、持続可能な社会づくりなど、世界規模の課題解決に挑戦しています。
ユネスコチェアプログラムや「技学SDGインスティテュート」など、社会貢献につながる研究も活発です。
海外との交流も盛ん
グローバル教育にも力を入れています。
実務訓練では海外企業への派遣もあり、
海外大学との共同研究も数多く行われています。
学生のうちから世界で活躍できる環境が整っていることも大きな魅力です。
就職に強い理由
長岡技術科学大学は毎年非常に高い就職実績を誇ります。
その理由は、
・企業との共同研究
・5か月間の実務訓練
・実践型教育
・大学院進学率の高さ
にあります。
企業側から見ると、
「すでに現場経験を積んでいる学生」
として高く評価されるため、大手メーカーや研究開発企業への就職実績も豊富です。
こんな人におすすめ
長岡技術科学大学は次のような高校生におすすめです。
✓ エンジニアになりたい
✓ ものづくりが好き
✓ 実験だけでなく現場でも学びたい
✓ 将来は研究開発に携わりたい
✓ 世界で活躍できる技術者になりたい
✓ 工業高校・高専で学んだ技術をさらに伸ばしたい
まとめ
長岡技術科学大学は、日本でも数少ない「実践型工学教育」を専門とする国立大学です。
約5か月間に及ぶ実務訓練は他大学にはない大きな特色であり、企業や研究機関での経験を通じて、実践力・課題解決力・コミュニケーション能力を身につけることができます。
また、高専との連携や専門高校からの進学支援、スーパーグローバル大学としての国際教育、SDGsや最先端研究への取り組みなど、多彩な学びの環境が整っています。
AIやロボット、再生可能エネルギー、半導体、環境技術など、これからの社会では高度な技術者の需要がますます高まるでしょう。長岡技術科学大学は、その最前線で活躍できる人材を育成する大学です。
「知識だけではなく、社会で役立つ技術を身につけたい。」
そんな高校生にとって、長岡技術科学大学は大きな可能性を広げてくれる魅力あふれる国立大学と言えるでしょう。

